コバルトブルーに輝く「桶沼」も!福島・浄土平で見逃せないスポット

コバルトブルーに輝く「桶沼」も!福島・浄土平で見逃せないスポット

更新日:2015/10/04 17:12

大宮 つるのプロフィール写真 大宮 つる 開運ライター、台湾愛好ライター
福島の人気の観光スポットの一つである浄土平。
浄土平といえば「吾妻小富士」が有名すぎるほど有名ですが、すぐそばに「浄土平湿原」や「桶沼」といった名所もあることをご存じでしょうか?
そこで今回は、コバルトブルーに輝く桶沼と、桶沼に向かう途中にある浄土平湿原の散策ポイントをご紹介します。
吾妻小富士だけ登頂して帰ってしまうのは、もったいないですよ……!

吉永小百合さんになりきり、「浄土平湿原」で記念撮影!

吉永小百合さんになりきり、「浄土平湿原」で記念撮影!

写真:大宮 つる

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浄土平ビジターセンターの駐車場の南側に広がる「浄土平湿原」。こちらの湿原は、地表近くに積もった火山灰層が風化し、水を通さない層となり、地表に水が溜まってできたもの。

モウセンゴケやワタスゲ、ツルゴケモモ、イソツツジ、エゾリンドウ、ミズゴケなどの珍しい湿原植物を見ることができるオススメの散策スポットです。1周しても約20分ほどで気軽に楽しめます。
浄土平湿原は「桶沼」までの道すがらにありますので、ぜひとも散策してみましょう。

ちなみに、この木道がJR『大人の休日倶楽部』のポスターのロケ地となり、吉永小百合さんがモデルとなって撮影されています。
この地に来たら、吉永さんになりきって記念撮影をしてみては?

「一切経山」の噴煙を眺める!

「一切経山」の噴煙を眺める!

写真:大宮 つる

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浄土平湿原の散策中に眺めていただきたいのが、「一切経山」の噴煙です。
現在も噴火警戒レベル2の活火山で、白い火山ガスがモクモクと立ち上っている様子を見ることができます。

一切経山は約30万年前から活動を開始しており、この山の噴火活動によって、吾妻小富士や浄土平湿原、桶沼などの名所が生み出されています。そう考えると、なんだか感慨深いものがありますね。

いざ「桶沼」へ!

いざ「桶沼」へ!

写真:大宮 つる

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浄土平湿原をいったん離れ、「桶沼」の目印があるところで、山の中に入っていきましょう。桶沼に向かう登り口は3か所あります。どちらから入っても、到着する場所は同じです。

基本的に迷うことはありませんが、ビジターセンターやレストハウスで、ハイキングコースマップが記載されたパンフレットをいただけますので、必ずもらった上で散策してくださいね。

「桶沼」までの山道は?

「桶沼」までの山道は?

写真:大宮 つる

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桶沼までの山道は、吾妻小富士ほどハードではなく、気軽に登ることができます。子どもと一緒でも問題なく登れるかと思います。
とはいえ、木が生い茂った細い小道なので、長袖・長ズボン、スニーカー、帽子を着用の上、登ると安心です。

木の枝が低い位置で伸びている場所もあるため、頭をぶつけないように気をつけましょう。登り口から数分で、斉藤茂吉の歌碑が立てられている沼畔に到着します。

コバルトブルーに輝く「桶沼」

コバルトブルーに輝く「桶沼」

写真:大宮 つる

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標高約1600mの位置にある「桶沼」は、今から約5〜6千年前の火山活動の結果つくられた火口湖。吾妻山系を代表する湖沼である「五色沼」や「鎌沼」も、この火山活動でつくられたものです。
これらの沼の中で最も深いのが桶沼で、水深約13mもあるとか(五色沼は約9m、鎌沼は約5m)。

“魔女の瞳”と形容される五色沼は、一切経山の頂上からでないと見ることができませんが、桶沼は駐車場から片道20分ほどで、コバルトブルーに輝く絶景を堪能できるので、「見なきゃソン!」です。
(※2015年現在、一切経山は入山規制が入っており、登山道の一部を除き通行できません。)

新緑や紅葉の時期に、コバルトブルーが特に映えます。沼に樹木が反射して映り込んでいる様も最高ですよ。

おわりに

浄土平湿原と桶沼の散策のポイントをご紹介しましたが、いかがでしたか?
浄土平に遊びに行ったら、吾妻小富士だけでなく、浄土平湿原や桶沼まで足を運んでみてくださいね。

なお、浄土平までのアクセスは 「吾妻スカイライン観光路線バス」が1日2便ありますが、自家用車やレンタカーで行かれたほうが融通もきき、便利です。

浄土平で無数の絶景と出逢えることでしょう……!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/24 訪問

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