写真:猫乃 みいこ
地図を見るロンドン市内とヒースロー空港の間に立地する「リッチモンド」は、イギリスでも一番緑が美しい郊外都市といわれています。風景画家のターナーやレイモンドに愛され、リッチモンドヒルからテムズ川を描いた作品を残しています。作品に描かれたリッチモンドは、200年以上もの間、変わらぬ景観が守られています。
リッチモンド駅から65番のバスで10分ほどの、リッチモンドヒルにあるのが「ピーターシャムホテル」。1865年創業のピーターシャムホテルは、ビクトリア様式の建造物で、重厚でありながら華やかな外観です。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るピーターシャムホテルのアフタヌーンティーは、ターナーの描いたテムズ川や牧草地が臨めるレストランでいただけます。
アフタヌーンティーのいただける午後の時間帯には、一面の窓から西日が差し込み、アフタヌーンティーの3段スタンドに置かれた、サンドイッチ・スコーン・ケーキを照らします。紅茶は数種類の中から茶葉を選び、ポットでサービスされます。また、濃くなった紅茶にお湯を注ぐために、ジャグと呼ばれるお湯のポットが置かれますので、紅茶の濃さを調節しながら楽しめますよ。ポットから、紅茶を注ぐ時には、カップに茶こしを置き、茶葉がカップに入らないようにしましょう。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るアフタヌーンティーの3段スタンドには、それぞれのお皿に、サンドイッチ・スコーン・ケーキが乗せられています。好きな順番で食べるのも良いですが、せっかくアフタヌーンティーの本場イギリスでいただくのですから、マナーに従っていただいてみましょう。
まずは、サンドイッチから。こちらのサンドイッチはかなりボリュームがあり、ハムやきゅうりなどがサンドされています。食パンに換算すると、1人約4枚分のパンを食べることになりますので、お腹を空かせて行くと良いでしょう。
続いて、写真のスコーン。温められたプレーンスコーンとレーズンスコーンは、牛乳の脂肪分から作られる「クロテッドクリーム」と、英国王室御用達のウィルキン&サンズのチップトリージャム(ストロベリー)を付けていただきます。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るアフタヌーンティーのマナーでは、最後にケーキをいただきます。ケーキの種類は4種類。チョコレートクリームの入ったシュークリーム、サクッとした食感のチョコケーキ、甘酸っぱいベリー類がサッパリと美味しいタルト、ドライフルーツたっぷりのフルーツケーキ。
紅茶をいただきながら、またおしゃべりを楽しみながら、サンドイッチ・スコーン・ケーキを楽しむアフタヌーンティー。たっぷり2時間以上はかかりますので、時間に余裕を見て計画を立てましょう。窓からは、近くには鳥やリスが見え、遠くには牧草を食む牛たちや、静かな流れを見せるテムズ川が臨めます。
写真:猫乃 みいこ
地図を見るのんびりとアフタヌーンティーを楽しんだら、トイレに行きたくなるはず。行きたくない方も、ここではトイレの見学ついでに行ってみましょう。
トイレの扉を開けた瞬間、「えっここトイレ?」と、驚くことでしょう。写真のように、品の良いワントーンの花柄の壁紙に包まれた素敵なトイレ内は、外光が入り明るい雰囲気。トイレ内の窓には、レースカーテンがかけられ、ドレッサーやソファがあり、広々としていて、まるでプリンセスのお部屋のよう。写真の奥がトイレですが、その前にもソファと絵画があり、トイレの概念が100%覆される、必見のトイレです。
ピーターシャムホテルのアフタヌーンティーは、予約することをお薦めします。予約することで、窓近くの特等席を用意していただける可能性があり、特別な雰囲気を味わえることでしょう。ご近所の方にも愛される、ピーターシャムホテルのアフタヌーンティーですから、誕生日などの記念日をお祝いする方もたくさん訪れます。イギリスの方のお誕生会に居合わせたら、さらにHAPPYになれることでしょう。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/19更新)
- 広告 -