散策するならココ!路地マニア必見の東京谷中界隈の名所5選

散策するならココ!路地マニア必見の東京谷中界隈の名所5選

更新日:2015/11/08 16:13

街中散策の楽しみ方は人それぞれ。ショッピングをしたり、食べ歩きをしたり。とりわけ、東京の下町、谷中界隈は、街歩きを目的として訪れる人も多く、街中散策の人気エリアとして有名です。今回は、そんな谷中界隈のおすすめスポット5つを「路地を楽しむ」という視点からご紹介します。

路地にいきなり現れる井戸

路地にいきなり現れる井戸
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鶯谷駅から言問通りを谷中方向にしばらく歩くと、右手にこんもりとした杜が見えてきます。そこが香華院望湖山玉林寺です。お寺の境内に入ると右側に細い路地が見えますので、そこを進んでみましょう。少しばかり歩くと、今時珍しい手動ポンプ式の井戸が路地の真ん中にいきなり現れます。

まるで昭和にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるこの井戸は、なんと未だに現役で、ポンプを押せば地下水が汲み上げられてくるそうです。ただし、この井戸は個人の所有物なので、勝手に触らないようご注意ください。

みかどパン店のヒマラヤ杉

みかどパン店のヒマラヤ杉
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井戸の脇の階段を上がり、路地を進んでみましょう。しばらく歩くとT字路にぶつかりますので、そこを左に折れ50mほど歩くと、巨大な杉の木が目に入ってきます。これがみかどパン店のヒマラヤ杉です。

数年前、ヒマラヤ杉周辺の土地の売却が持ち上がり、ランドマークにもなっている歴史あるこの杉の木が伐採されそうになるという危機がありました。保存活動により伐採を回避することができましたが、今後もこの景観が保たれるという保証はどこにもありません。この趣きある景観がずっと保存され、親しまれ続けるのを願ってやみません。

オシャレなセレクトショプや隠れ家カフェが集まるへび道

オシャレなセレクトショプや隠れ家カフェが集まるへび道
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谷中界隈では、ちょっとした街角にオシャレなセレクトショップや隠れ家的なカフェが店を構えていたりします。特に、東京メトロの千駄木駅付近から根津方向に伸びる曲がりくねった道は、「へび道」と呼ばれ親しまれており、このへび道沿いやその付近でせは小さくもハイセンスなお店を見つけることができます。意外なところに意外なお店があるので、散策しながら自分のお好みのお店を探して探検してみましょう。

観音寺の築地塀(ついじべい)

観音寺の築地塀(ついじべい)
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谷中には、江戸時代からの歴史ある景観も多く残ってい土ます。その代表が、観音寺の築地塀(ついじべい)でしょう。この塀は、瓦と土を交互に塗り固めた独特の工法で出来ており、数度の修復を経た現在でも建造当時の姿をとどめています。まるで、時代劇のような雰囲気を醸している趣きある街並みです。

というのも、この観音寺は、実はかの赤穂浪士と縁の深いお寺で、赤穂浪士の会合に実際使われていたのだとか。境内には、赤穂浪士の供養塔もあります。歴史ファンはもちろん、そうでなくともぜひ散策のルートに組み入れたいマストスポットです。

西日暮里駅が見下ろせる諏訪坂

西日暮里駅が見下ろせる諏訪坂
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最後に、谷中からは少し外れてしまいますが、おすすめのスポットをご紹介します。山手線と西日暮里駅のホームを一度に見渡せるダイナミックな眺めが特徴的な、諏訪神社の諏訪坂です。谷中銀座から歩いてもいても10分弱と近い上に、まだそれほどメディアで取り上げられたことがなく認知度も低いため、散策の終わりに静かに休憩をするのにはピッタリのスポットです。

谷中で路地散策の醍醐味を味わう

路地には、その土地の歴史や人々の住まい方・息遣いが刻み込まれています。そういったものを自分の肌で感じることこそが、路地散策の醍醐味であるといえるでしょう。東京の下町・谷中は、そういった路地散策の醍醐味を味わえる稀有なエリアです。谷中に出掛けてちょっとディープな散策を楽しんでみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/26 訪問

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