いろんな角度から体感!「黒部ダム」を楽しむ5つの方法

いろんな角度から体感!「黒部ダム」を楽しむ5つの方法

更新日:2023/04/17 14:04

北アルプスを通り抜ける人気の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」。
富山から長野へ、また長野から富山へと縦断するといろんな種類の乗り物が楽しめますが、通り抜けるには乗り継ぎも多く、慌ただしくなりがち。

魅力いっぱいの「黒部ダム」は、通り抜けるだけじゃもったいない!
1日かけて、ゆっくりと楽しんでみませんか?
パンフレットにも載っていない、とっておきの絶景スポットもあわせてご紹介します。

まずは王道コース。ダムのえん堤を歩いてみよう!

まずは王道コース。ダムのえん堤を歩いてみよう!
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昭和38年(1963年)に完成した黒部ダムは、高さ186m、長さ492mもある日本最大級のアーチ式コンクリートダムです。
毎年初夏から秋にかけて実施される観光放水が目玉で、10月中旬頃には紅葉とダムを楽しみに多くの観光客が訪れます。

トロリーバスを降りて連絡階段を登ると、えん堤はもう目の前。
放水期間中なら、ダムから噴き出す放水の様子を真上から見学できます。
毎秒10トン以上の水は黒部川の川底を削らないように配慮し、霧状で放水しています。
えん堤や各展望台を黒部ダムのゆるキャラ「くろにょん」がお散歩していることもありますので、見かけたらぜひ一緒に記念撮影を!

心臓破りの階段!?展望台から全景を眺めてみよう!

心臓破りの階段!?展望台から全景を眺めてみよう!
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ダムを眺めるスポットはいくつかあり、上から眺める展望台、中程にあるバリアフリー対応の放水観覧ステージ、放水を間近で見られる新展望広場があります。
黒部ダム駅の屋内から続く連絡階段であれば220段、野外階段経由で約280段の階段が続きます。休憩がてらダムをいろんな角度で眺めつつ、のんびりと登りましょう。

写真は、もっとも上にある展望台(標高1508m)からの風景。
ダム全体はもとより、黒部峡谷や黒部湖、後立山連峰、晴れていれば白馬連峰までぐるっと大パノラマが広がります。
放水期間なら、黒部渓谷にかかる美しい虹が見られるかもしれませんよ。

展望台は広く売店もありますが、展望広場には破砕帯の水が無料で汲めるスポットがありますので、ぜひ冷たい水で喉を潤してくださいね。

遊覧船「ガルベ」でエメラルドグリーンの湖面に酔いしれよう!

遊覧船「ガルベ」でエメラルドグリーンの湖面に酔いしれよう!
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ダム観光というとえん堤を歩いたり展望台から眺めたりするのが定番ですが、ここまで来たら黒部湖遊覧船「ガルベ」にも乗っていきましょう。

約30分かけて黒部湖を一周するこの遊覧船は、日本で一番高い場所をめぐる遊覧船としても知られています。
ダムえん堤の裏側を回るので、観光放水で賑やかな下流側のイメージとは違い、静かな黒部湖を楽しめます。

航行中は風を切って進むと寒く感じますので、屋外デッキで楽しみたい人は羽織物を忘れずに。屋内デッキなら、寒さも気にせず絶景を楽しめるでしょう。
紅葉シーズンはエメラルドグリーンの湖面とのコントラストが美しく、必見です!

隠れた絶景スポット…日電歩道から見上げる大迫力の姿!

隠れた絶景スポット…日電歩道から見上げる大迫力の姿!
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黒部ダムといえば迫力の放水を見下ろす展望台が有名ですが、実はダムを見上げることもできるのをご存知ですか?
少し時間が必要なのでバスツアー等で立ち寄ることは難しいのですが、時間が許すならぜひ訪れてもらいたい、イチオシの絶景スポットがあります。

その場所とは、ダム下流側にかけられた丸太の橋。
トロリーバス黒部ダム駅のトンネル内にある「登山者出口」の標識をたよりに進むと、旧日電歩道の入り口に出ます。その先は「旧日電歩道」と書かれたプレートが随所にありますので、見落とさないように注意。

黒部ダムの観光パンフレットには載っていませんが、歩行時間の目安は下りは30分程、登りは40分程となります。
ダムのえん堤の高さの分だけ下り、帰りはずっと登りの山道となりますので、スニーカーやトレッキングブーツを準備しましょう。

写真は丸太の橋のたもとから見た黒部ダムの様子です。
観光放水中のため、足元の橋の下にはものすごい水量の水が流れていきます。
離れた距離にいても水しぶきがかかり、その迫力に圧倒されること間違いなし!

「旧日電歩道」は水力発電所の建設時に調査用途で作られた登山道で、黒部峡谷のV字谷を堪能できる「下ノ廊下(しものろうか)」に続く道として、登山愛好家には有名な登山コース。
「黒部に怪我はない」(落ちたら死ぬ)とも言われているほどの険しい道ですので、観光目的であれば迷わずこの丸太の橋で折り返しましょう。

丸一日楽しみたい人に…観光のポイントをおさらい

人気の観光スポットであるがゆえに、紅葉シーズンなどは多くの観光客で混雑します。
混んでるのはイヤ、空いている時間を狙いたい…そんな人におすすめしたいポイントをご紹介します。

・できれば朝イチで訪れよう!
マイカーでアクセスできるのであれば、扇沢の駐車場に早朝着がおすすめ。
観光バスで訪れる観光客もまだ少ない時間なので、ゆっくりと観光が楽しめます。

・レストハウスで食事をするなら、お昼12時までに!
黒部ダムレストハウスは、人気のご当地グルメ「黒部ダムカレー」が食べられる人気のレストランがありますが、お昼時になると大変混雑します。
人気メニューをゆっくり味わいたいなら、混雑する前に行くのがオススメです。
待ち時間まで取れない…という時は、1階売店で販売している木いちごソフト、破砕帯の水を使ったご当地サイダー「ハサイダー」を買ってベンチでのんびりと休憩しましょう。
どうしてもダムカレーを食べたい人は、扇沢レストハウスでも「元祖ダムカレー」が食べられますよ。

・黒部ダムだけを楽しむなら、長野側が便利!
長野県の扇沢駅からトロリーバスに乗車し、関電トンネル経由で約16分とアクセス良好。
富山県側からであればケーブルカーやロープウェイなどを乗り継がなければならず、時間とお金がかかるため、黒部ダムだけを楽しみたいのであれば長野県側からのアクセスが断然おすすめです。

ここでは紹介しきれませんでしたが、他にもカンパ谷のつり橋を渡る湖畔遊歩道のトレッキングなど、黒部ダムだけでもいろんな角度で楽しめます。
混雑状況に波がある場所なので、混み具合を見ながら臨機応変に移動しましょう。
「見て」「歩いて」「乗って」「食べて」、楽しみ方は自由自在!

雪山に囲まれる春、深い緑が美しい夏、赤や黄のコントラストがすばらしい秋…。
季節を変えて訪れれば、また新たな黒部ダムの姿に出会えるかもしれませんよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/23 訪問

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