千葉モノレールで空中散歩!フリーきっぷで巡るおすすめ5選

千葉モノレールで空中散歩!フリーきっぷで巡るおすすめ5選

更新日:2015/10/13 14:33

村松 佐保のプロフィール写真 村松 佐保 嬬恋村案内人
モノレールには、車両がレールにつり下がる懸垂型とレールにまたがる跨座型の二種類があります。千葉みなと駅から県庁前駅を結ぶ1号線と千葉駅から千城台駅を結ぶ2号線合わせて15.2キロメートルにもおよぶ千葉モノレールは、2001年に「懸垂型モノレールとして営業距離世界最長」のギネス認定を受けました。眼下に広がる景色を存分に楽しみながら訪れる選りすぐりのスポットをご案内いたします。

千葉を代表する千葉公園で季節を満喫!

千葉を代表する千葉公園で季節を満喫!

写真:村松 佐保

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千葉公園駅で下車すると目の前に千葉公園の入口があります。春は桜に癒され、夏になれば見事に咲いた大賀ハスに圧倒され、色づく木の葉に秋の憂いを味わえる、そんな四季折々の自然と触れ合える公園として親しまれています。園内は、ボートを楽しめる綿打池(わたうちいけ)や、大賀ハス展示資料館の蓮華亭、お花見広場や遊具広場、また野球場やプール、体育館等の運動施設も充実しています。

この辺りはかつて鉄道連隊が設けられていた地で、兵士たちの演習作業場となっていました。コンクリート造りのトンネルや橋脚などに当時の面影が残っています。また公園に隣接して鎮座する千葉縣護國神社にも足を延ばしてみてください。戦争に尊い命を捧げられた方々の御霊を、護國の神として祀られているとても立派なお社です。

千葉モノレールで観光巡りをするときにはフリーきっぷがおすすめです。ホリデーフリーきっぷ/2-DAYフリーきっぷ/お昼のお出かけフリーきっぷなどがありますので、詳細は下記[MEMO]「千葉モノレール フリーきっぷ」でご確認ください。

かわいい動物たちと出会える!緑豊かな千葉市動物公園

かわいい動物たちと出会える!緑豊かな千葉市動物公園

写真:村松 佐保

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動物公園駅で下車すれば徒歩1分! かつて、立つレッサーパンダ「風太くん」で一躍有名になった動物公園です。広大な敷地内の中央にある噴水広場から放射線状にモンキーゾーンや草原ゾーンなどと動物たちはゾーン別に展示され、とても見やすい配置になっています。子ども動物園では、ハツカネズミを抱っこしたりヤギやヒツジに触ったりと触れ合いを楽しむことができます。

学びの場ともなっている動物科学館には、1階に夜行性動物、2階に南米の小型サルなどが展示され、かわいい動作に釘付けになります。また熱帯性鳥類が放し飼いになっている熱帯植物の温室では、目の前を飛び交う鮮やかな鳥たちや、木の陰から手すりにぶら下がりながらのっそりと顔を見せるナマケモノの姿に時が経つのも忘れてしまいます。

公園内には緑に囲まれた憩いのスペース「大池」があり、コガモやカワセミなどの野鳥観察もできます。楽しみ盛りだくさんの千葉市動物公園詳細は、下記[MEMO]「千葉市動物公園」をご覧ください。

加曽利(かそり)貝塚で縄文体験!

加曽利(かそり)貝塚で縄文体験!

写真:村松 佐保

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加曽利貝塚は、桜木駅で下車して徒歩15分ほどのところに位置する世界でも最大級の縄文時代の貝塚です。5,000年前から2,000年ほど続いた国内有数のムラで、世界に誇る歴史遺産です。加曽利貝塚は、1887年に学会に初めて紹介されてから1907年に東京人類学会の調査によって本邦第一の貝塚と認められました。そして、1966年に千葉市立加曽利貝塚博物館が開館し、国の史跡に指定されました。

博物館では縄文土器や石器、また動物や魚、人骨などが展示されていますので、縄文時代の人々の生活の様子を垣間見ることができます。草や木々が広がる野外施設には、貝層断面を観察できる施設や復元集落などが建てられています。縄文後期の無農薬をベースに整備された自然環境は、植物の宝庫となっています。写真の復元住居は、ご覧のとおりいたってシンプルな家屋ですが、古代の人々の知恵やすごさが詰まっています。桜木駅からの道順は、改札口正面に専用地図がありますので大丈夫! 加曽利貝塚詳細は、下記[MEMO]「千葉市 博物館など」をご覧ください。

千葉市郷土博物館(千葉城)

千葉市郷土博物館(千葉城)

写真:村松 佐保

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県庁前駅の円形の歩道橋から見えるお城が千葉市郷土博物館です。徒歩12,3分ほどです。博物館が建つ亥鼻(いのはな)公園のあたりは、鎌倉幕府を開いた源頼朝の重鎮の千葉常胤の父・常重が1126年に居館を構えた千葉市発祥の地で、古くから名所旧跡として親しまれてきた由緒ある場所です。桜の名所としても知られ、毎年開催される桜まつりには、大勢の花見客で賑わっています。

5階建ての千葉市郷土博物館は建物自体が城(模擬城郭)となっていて、1階から4階までが千葉市の歴史年表や収蔵資料などが展示されています。3階展示室では、毎週土日にボランティアによる展示解説も行われています。5階の展望室からは千葉の市街地が一望! 亥鼻公園の一角に「いのはな亭」という茶店があります。四季折々の草花が植えられた庭園を名眺めながらいただく和スイーツは最高! 千葉市郷土博物館詳細は、下記[MEMO]「千葉市 博物館など」をご覧ください。

360度のパノラマ絶景!千葉ポートタワー

360度のパノラマ絶景!千葉ポートタワー

写真:村松 佐保

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千葉ポートタワーは千葉みなと駅から12,3分のところにありますが、タワーに向かって歩く路は海からの風と香りが溢れています。タワーの外観はとても魅力的で、建物の表面はハーフミラーガラスという透明ガラスで覆われ、その使用枚数はなんと5,571枚! 鏡のように仕上げられたガラスには周囲の景色が映り込み、雲の動きや空の色によって表情が変わります。見る角度によっては写真のように平面に見えるところが不思議! 眺めているだけで飽きません。

1階のポートショップには千葉県特産のお菓子や、房総の海産物やキャラクターグッズまで目移りするほど並んでいます。新鮮な千葉県産100パーセントの牛乳からつくったソフトクリームがおすすめ。なめらかでコクがあって美味しい! 4階(113メートル)の展望台までは、エレベーターでガラス越しの景色を楽しみながら1分間に90メートルの速さで上ります。360度のパノラマ絶景が素晴らしい! 東京タワーや東京スカイツリー、幕張新都心エリアやコンテナ運搬船の往来まで楽しむことができます。4階から2階(105メートル)までは階段で行き来ができます。3階(109メートル)にはカフェレストランがあり、2階の愛のプロムナードには、カップルに大人気の「恋人の聖地」認定を記念したモニュメントがあります。展望台の入館料等詳細は、下記[MEMO]「千葉ポートタワー」をご覧ください。

おわりに

千葉モノレールで巡るおすすめスポットはいかがでしたでしょうか。移り行く景色を見下ろしながら走る車両は快適です。自然や動物に癒されるスポットから、歴史体験やパノラマ絶景までと盛りだくさんの楽しみが詰まった路線です。ご年配の方からお子様まで、ご家族連れからカップルまで、ぜひお得なフリーパスですてきな旅時間をお過ごしください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/22 訪問

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