写真:スズキ イチロウ
地図を見る伊香保の温泉街を訪れてまず目に飛び込んでくるのが、伊香保のシンボル、はるか上まで続く石段です。
この石段は今から約400年前に伊香保温泉が開湯し、温泉街と同時に建設され、その後改修を繰り返し、2010年に現在の365段になりました。
なぜ365段か?というと「一年間365日、温泉街が賑わうように」との願いが込められているそうです。
ちなみに伊香保温泉は鉄分を含み、空気に触れると茶褐色になる「黄金の湯」と病後回復によいとされる無色の「白銀の湯」があり、宿泊施設によって二種類のお湯を楽しめるおトクな温泉でもあります♪
石段の真ん中を流れる黄金の湯の湯滝に手を伸ばしてじんわり暖かさを楽しんだら、さっそく石段を登ってみましょう!
写真:スズキ イチロウ
地図を見る石段街を登って行くと、両側にお店が見えてきます。
おみやげ屋、クスリ屋、酒屋などに混じって、温泉まんじゅう屋、旅館などが、ひしめき合っています。写真からは見えませんが、昔なつかしい射的屋や、立ち寄り湯や足湯など、いかにも「温泉街!」といったお店もちらほら。。ちなみに伊香保の「湯の花まんじゅう」が全国の温泉まんじゅうの元祖だそうです。
写真:スズキ イチロウ
地図を見るまたメインストリートの石段通りからちょっと小路を覗くと、雰囲気のよい喫茶店や和雑貨のおみやげ屋さんを見つけました。
訪れたのが夕方だったため、クローズしているお店が多かったのが残念ですが、思わずどのお店にも立ち寄りたくなる雰囲気です。
写真:スズキ イチロウ
地図を見る散策の途中で見つけたのが、石段に刻まれた与謝野晶子の詩。タイトルは「伊香保の街」で大正4年に詠まれたそうです。
また伊香保は、徳富蘆花の有名な小説「不如帰」の舞台でもあり、「徳富蘆花記念文学館」の隣には、彼が臨終を過ごした旅館「千明仁泉亭」の離れが移設され、展示してあります。 竹久夢二の作品が多数展示された「竹久夢二伊香保記念館」とともに、いずれも伊香保に訪れたらぜひ立寄りたい観光スポットです。
さらに石段の頂上まで登って行くと、その先には伊香保神社があります。温泉、医療、商売繁盛、子授けの神様として多くの人々が訪れています。
写真:スズキ イチロウ
地図を見る散策に夢中になっているとあたりが暗くなってくるにつれ、次第に吊るされた提灯がほんのり色づき、石段街のお店をさらにムーディーな雰囲気に彩ります。この提灯、訪れた日の一週間後に「伊香保まつり」が行われるために飾られていたようでした。
また散策の途中、多くの浴衣を着たお客さんにすれ違いました。若いカップル、友達同士グループも多く、おみやげ屋をひやかしてみたり、射的屋を覗いてみたりと、それぞれに伊香保の石段街散策を楽しんでいるようでした。
浴衣に下駄というアイテムも非日常感を演出し、なんとなく古き良き時代にタイムスリップしたような気分になります。
また伊香保温泉の近くには伊香保ロープウェイや伊香保グリーン牧場などの観光スポットもあり、特に宿泊するとグリーン牧場の入場券がサービスされる宿泊施設もあるようです(※2013年12月31日まで)。
これからますます緑が美しくなる上州・伊香保温泉へ、ぜひお出かけしてくださいね♪
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(2024/3/29更新)
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