写真:たぐち ひろみ
地図を見るこの民俗博物館では、異なる時代や社会的地位を代表する家屋が地方ごとに1つのエリアに展示されています。都市部の建物を集めたエリアでは、薬局、銀行、キャンディー屋さんなどが並び、街の活気が再現されている一方、住宅地域の民家では、実際にその家庭で使われていた古い家具や家庭用品、小物が並べられていて、当時の日常風景を垣間見たような気がしてきます。置かれているベッドがどれも小さめなのは、昔のノルウェー人の身長が今より低かったためです。
ここではまた、季節ごとにその時期に併せたさまざまなイベントも開催されています。これから冬にかけては、「編み物デー」、「クリスマス準備」、「クリスマス市」など、楽しそうな催しが目白押しです。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るこの博物館で最も有名なのが1200年ごろ建てられたというスターヴ教会(Stave Church)。樽の板状の木材をつないで造られた壁が珍しい、ノルウェーだけに見られる伝統的建築様式で、博物館の中でも最古の建物です。
実は「アナと雪の女王」でアナたちが住んでいたお城のモデルとなったのもこの教会。実際に見ると、意外とこじんまりしていることに、きっとびっくりするでしょう。
もう1つぜひ見てみたいのが、近代〜現代にかけてのノルウェーの一般家庭の住宅が再現されたアパートメントハウス「Wessels gate 15」。19世紀後半のゴージャスなリビング、60年代のレトロな談話室、わずか10平米(!)の超狭な学生用アパートなど、生活感溢れる展示が楽しめます。屋外には2階建て共同トイレという珍しい建物もあるのでお見逃しなく!
写真:たぐち ひろみ
地図を見る公園内でよく目にするのが、芝と雑草がはえ放題になっている草葺き屋根の家。これは、屋根の湿気が壁のゆがみを防ぐとともに、断熱効果で室内を温かく保つための知恵。費用もかからないため、ノルウェーの古い農家の多くがこんな一見野放図な屋根になっています。
地方ではこの屋根の上でヤギが伸びた草を食べている、なんとものんびりした光景を見かけることも!
なかなか見ごたえのある、この博物館、じっくり見学するなら2時間は欲しいですね。見学のあと小腹が空いたら、館内と館外(入場前)にあるカフェのどちらかで軽食やスイーツを。
博物館へのアクセスはバス。3月中旬〜10月上旬の期間ならフェリーも運航しています。バスはBygdoy行きバス30番で市庁舎前(Radhuset)から民俗博物館(Folkemuseet)まで9分。フェリーなら、これも市庁舎前の乗り場ピア3(Radhusbrygge 3)からDronningenまで約20分、さらに博物館へ徒歩で10分。バスの方が便利ですが、クルーズ気分が味わえるフェリーも外せません!
なお、民俗博物館以外に国立博物館、アーケシュフース城など、他の観光スポットを2〜3箇所巡る予定なら、バスやフェリーも無料になるオスロパス(24時間用445クローネ)の方がお得。購入はホテルでも可能です。
<基本情報>
住所:Museumsveien 10, Bygdoy, 0287 Oslo
電話番号:+47-22-12-3700
開館時間:(1/1〜4/30)11:00〜16:00、(5/1〜9/30)10:00〜17:00、(12/26〜31)11:00〜16:00
休館日:12/24、12/25
入場料:大人160クローネ
※2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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