シュトゥットガルト近郊、ネッカー河畔のエスリンゲンは中世の面影が残る街。木組みの家々が並ぶ絵本のような可愛い街で、ここで中世の世界をテーマにしたクリスマスマーケットが開催されます。
シュトゥットガルト中央駅から郊外電車(S-Bahn)で約20分、エスリンゲン駅へ、そこから徒歩で約10分ほどでご覧のエスリンゲンの市庁舎前に到着。
この市庁舎前の広場を中心に中世市は開かれ、趣向を凝らした屋台が並び、たくさんの人で賑わっています。ここの屋台は他のクリスマスマーケットとちがって、素朴で何か温かみを感じます。
ちなみに中世風の市とは違って、一般的なクリスマスマーケットもお隣の広場で開かれていますので、両方楽しめます。
まるでタイムスリップして中世の世界に入り込んだような出し物の屋台もあります。奇術師や吟遊詩人、曲芸師など大道芸人達が松明の灯の元で、色々な芸を見せてくれます。言葉はわからなくても見ているだけで楽しい。この中世市はヨーロッパの観光客には人気が高く、フランスやスイスなどからもたくさんの人が押し寄せます。勿論地元ドイツの人たちも大勢やってきて、私が訪ねた12月の初めの週末は大変な賑わいでした。
ホットワインや焼きソーセージなど、クリスマスマーケットのおなじみのメニューは勿論ですが、他ではあまり見られない木の棒に巻きつけて直火で焼くパン屋さんもでていました。素朴な味わいと出来たてで暖かく、寒いこのシーズンにはもってこいのパンです。店は昔風のテントで作られ、店の人達の衣装も中世風?で雰囲気があります。
これも中世のルーレット? この小さな舞台の上にネズミを放し、ネズミが入った箱の文字を皆が当てるようで、結構盛り上がっています。この他にも射的や、木造りで手動式のミニ観覧車など、どれも素朴ですが単純で結構楽しめます。
中世風の衣装をまとった職人さん達がクリスマスの雑貨や日用品など、その場で作ってくれる屋台もあります。又、鍛冶屋さんやガラス細工の仕事ぶりを見ているだけでも楽しいものです。
お土産にはご覧のような手工芸品や染物、フェルトの小物などいろいろありますが、ほのかな灯りが温もりを感じる手作りライトなどもおすすめです。他のクリスマスマーケットとは違った手作りの雑貨が手に入ります。
日本からの観光客にも人気のシュトゥットガルトのクリスマスマーケット、世界最大の規模を誇ります。このマーケットを楽しんだらほんの少し郊外電車に乗って、是非エスリンゲンへお出かけください。
シュトゥットガルトに2泊して、1泊目の夜は世界最大の煌びやかなクリスマスマーケットを楽しみ、2日目の夜は中世をテーマにした素朴なクリスマスマーケットを楽しむ。それぞれ違った雰囲気のクリスマスマーケットを楽しめますよ。
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