写真:bow
地図を見る子供が一目見ただけでも「あ!これトトロの家!」とわかるほどに作りこまれた「サツキとメイの家」はファンならずとも感心する程の完成度。「アニメが流行ったので、とりあえずちょっと作ってみました!」と言うレベルではないのです。「となりのトトロ」は物語が昭和30年代とされており、建物は築25年という設定をも忠実に守り、この「サツキとメイの家」は昭和初期の伝統的な木造建築の技法により建てられているというこだわりようです。もちろんアニメのディテールをかなりハイレベルに再現していることも特筆ものです。画像の洋間のパーゴラの柱はちゃんと「腐ってる〜!」んですよ(ただし、グラグラ動かないように固定はされています)。
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地図を見るこの「サツキとメイの家」の凄いところは実際に住むことができ、使える設備を整えているという点にあります。五右衛門風呂は実際に入れる、台所のかまども実際に使える、トイレだってちゃんと実際に使うことが出来る、と言う徹底的なこだわり。前述の通り、昭和初期の技法を用いて大工さんが現代に甦らせた、ちゃんとした家なのです。実は現代では作れないパーツも多数あって、取り壊す古い家から調達されたものもあるそうです。まさにそこまでやるか!の世界です。
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地図を見るさて、観覧は約30分間で外観15分・家の内部15分の入れ替え制になっています。外観からは写真の撮影ができますが、家の中へ入ったら撮影は禁止になります(撮影に没頭せずにじっくり見てほしいということだそうです)。外観の時間帯はとにかく色々見て回って写真を撮っておきましょう。外観から家の内部を撮る事は問題ありませんよ。また、スタッフの方が記念撮影に快く応じてくれますし、家をバックに撮っておきたいですね。
写真撮影もさることながら、外観部分ではチェックしたいポイントが沢山。お父さんが3人乗りを見せた自転車や、ちゃんと水の出る井戸のポンプ、底に穴があいたバケツ、床下のトトロの通り道、バス停など原作に忠実な再現がされていて感心の出来!また、原作と直接関係はないですが、雨どいの上に作り物のトンボが止まっていたり、屋根の上の鬼瓦には平仮名でトトロの「と」の字が入っていたりと作り手の遊び心を垣間見ることができます。ちなみに鬼瓦の「と」の字は宮崎吾郎さんのアイデアだとか。
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地図を見る室内には玄関からお邪魔します。下駄箱には家族のモノの靴がちゃんと入っていたり、部屋の押し入れや引き出しには生活に必要なものがきちんと入っています。ああ、昔はこんなのあったよね、などと思うものや中には「これは誰の持ち物かな?」と推理してみたくなるようなモノも。居間にはメイちゃんの勉強机も置いてありますよ。ちなみにこの「サツキとメイの家」の設定上は、「となりのトトロ」の物語終了後、お母さんが退院して家族4人で住んでいる状態を想定して作られています。つまりお母さんの持ち物も家の中に色々とあるのです。退院後の4人の生活を想像しながら見てみましょう。
また、2階へ上がることはできないのですが、隠し階段もちゃんとあります。しかも2階は見ることのできないのですが、メイちゃんが指を入れた時に、「まっくろくろすけ」がブワーーーッと出てきた壁の隙間まで再現されているそうです。細かいッ!ていうか、見たいッ!
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地図を見る見えない部分、見落としてしまうような部分にまでこだわりを持っている「サツキとメイの家」。季節に応じて演出は常に変わっているそうで、冬になったら押し入れの中の布団が冬物になったりなど、何度行っても楽しめるようにと工夫もなされているそうです。本当に自分が映画の中に入ってしまったような感覚を味わえ、大人も子供も両方楽しめる「サツキとメイの家」へ出かけてみませんか?
「サツキとメイの家」を観覧するには当日券もありますが、事前予約した方が便利です。ローソンのLoppi端末で予約できます。(以前にあったハガキでの予約は終了したようです。)また、観覧は開始時間が決まっているのでご注意を。駐車場からは結構距離がありますので余裕を持って到着するようにしましょう。
★サツキとメイの家
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内
住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533−1
TEL:(0561)64−1130
観覧料:大人500円
4歳以上中学生以下250円
開館時間:9:30〜16:00
(観覧は時間制となっています。詳しくはHPにて確認を)
休館日:月曜日
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(2024/3/19更新)
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