出雲と言えばやっぱり出雲大社ですね。
なんだかんだ外せない超パワースポットです!
古事記の中にその存在をすでに確認することができます。
国宝に指定されている本殿の他、そこにある数々の建造物は多くが重要文化財という出雲神話を彩る本拠地です。
オオクニヌシが国づくりされた日本を、皇室のご先祖であるアマテラスに国譲りされた際にその功績を称えて作られたのがこの出雲大社。
大国主大神は縁結びの神さまとしても信仰されています。
出雲大社をお参りしたあとは、実際にその国譲り神話の舞台となった場所を見に行ってみましょう。
出雲大社から西に1kmほどのところに稲佐の浜と呼ばれる美しい砂浜が見えてきます。
ここ稲佐の浜はオオクニヌシとアマテラスが遣わした使者であるタケミカヅチとが国譲りの交渉をした場です。
稲佐の浜を訪れるとひときわ目立つ島があります。この島は弁天島と呼ばれ島の上には鳥居が祀られています。
この島をバックに見る夕日や星空はとても美しく、たくさんの観光客がカメラ片手に訪れています。
出雲には斐伊川という川があります。
奥出雲の船通山を源流とし、宍道湖へと流れるこの川はヤマタノオロチ伝説と密接に関わっています。
ヤマタノオロチ伝説は、スサノオが八つの頭を持つヤマタノオロチを退治し、その尾から三種の神器のひとつ「草薙の剣」を手に入れるというお話。
この斐伊川、古くから度々洪水を起こしていました。この荒ぶる川をオロチにみたて、治水していく様子がスサノオがオロチを退治したという伝説となったと言われています。
また斐伊川上流では昔からたたら製鉄が行われており、良質な鉄から切れ味のいい剣が作られていました。これが草薙の剣の伝説のもととなっています。
夏になると水位が低くなり、堆積した砂がまるで龍のウロコのように浮かび上がります。
それはまさしくヤマタノオロチを連想させるような、美しい風景です。
亡くなった人にもう一度会いたい。
そんな願いは神話の神々も同じだったようです。
国づくりを果たし、さまざまな神々を生み出した男神イザナギと女神イザナミ。
ふたりは仲睦まじく暮らしていましたが、ある日女神イザナミが亡くなってしまいます。
ひどく悲しんだ男神イザナギはイザナミに会いに黄泉の国に向かいますが、そこで再会したイザナミは醜く腐った姿となってしまっていました。
驚いて逃げるイザナギ、それに激怒し追いかけるイザナミ。
あの世とこの世のちょうど境目である黄泉平坂(よもつひらさか)まで逃げてきたイザナギは千人がかりでないと動かせない大岩を持ってきて黄泉の国とこの世の境を塞いでしまったのですが。
なんと、その黄泉平坂が実際にあるんです!
島根県松江市東出雲町、「黄泉平坂 徒歩3分」とわりとライトな感じで看板が出ているので初めて訪れた方は驚かれることでしょう。
そこにはしめ縄が飾られた石柱二本。まるで鳥居のようですが、それをくぐると確かにどこか異質な場所に迷い込んでしまいそうな雰囲気が漂っています。
さらに奥には大きな石が二つ。これをどかしてしまうと、もしかして開いてしまうかもしれません。黄泉の世界が。
耳にしたことのある神話はありましたか?
そんな古くから伝わるものが、出雲の地には脈々と受け継がれてきています。
今回ご紹介したスポットだけではありません。
いたるところに、神々の息吹を感じることが、きっとできるはずです。
ぜひ出雲の地を訪れて、その悠久の時の流れを感じてみませんか?
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/4/23更新)
- 広告 -