長崎土産に新感覚ポップコーン!?「長崎の路地裏Cafe」で和華蘭を味わう!

長崎土産に新感覚ポップコーン!?「長崎の路地裏Cafe」で和華蘭を味わう!

更新日:2015/09/29 18:31

戦国時代以降、外国文化を積極的に取り入れ独特の文化を形成してきた貿易都市、長崎。そんなおおらかな雰囲気の街の一角に、従来の枠にとらわれない自由な発想のポップコーンを作っているカフェがあります。それが今回ご紹介する「長崎の路地裏Cafe」です。オリジナリティにあふれたユニークなポップコーンを味わえるのは、世界で唯一ここだけ。一体どんなお店なのでしょうか。

本当に路地裏にある「長崎の路地裏Cafe」

本当に路地裏にある「長崎の路地裏Cafe」
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長崎はよく「坂の街」と形容されますが、実は「路地の街」でもあります。狭い土地を縫うかのように、細い小路が網の目のごとく張り巡らされており、路地めぐりを目的にした観光客も多く訪れます。ちょっと歩いただけで意外なところで意外なものに出くわし、新たな「発見」があります。

長崎の路地裏Cafeもそんな「発見」のひとつ。長崎を代表するアーケード街「ベルナード観光通り」の北側の端から、少し小路を入ったところにあります。この界隈には古くからの民家や地元の人向けのお店が建ち並んでおり、下町の風情をたたえる落ち着いたエリアです。アーケード街と比べると人通りも少なく、カフェの中は街の喧騒とは無縁なため、まるで知る人ぞ知る長崎の隠れ家のようです。街歩きに疲れたら、長崎の路地裏Cafeに立ち寄ってみましょう。

カフェスペースで一休み

カフェスペースで一休み
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長崎の路地裏Cafeは、1階がポップコーン専門のショップ、2階がカフェスペースになっています。カフェの内装は木を基調としており、温かみがありリラックスできる雰囲気です。天井の梁には、古民家で使われていたものがそのまま用いられ、長崎の歴史へのリスペクトが感じられます。街中のチェーン系のカフェにはない、独特の風情を湛えた質の高い空間に仕上がっています。

ポップコーンのスイーツはぜひ食べたい

ポップコーンのスイーツはぜひ食べたい
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カフェではポップコーンを取り入れたスイーツをいただくことができます。ポップコーンをパフェにした「オリジナルポップコーンパフェ」や、今話題のアサイーとポップコーンをコラボさせた「アサイーボウルヘルシーpopcornトッピング」も人気ですが、とりわけお勧めしたいのが「厚焼きパンケーキ」です。

このパンケーキ、5cmはあるかと思われる分厚さながら、決して重くならずにふっくら焼き上がった絶品です。パンケーキの周りに添えられたポップコーンと一緒に口に運ぶと、パンケーキのフワフワ感とポップコーンのサクサク感が絶妙なコントラストを描き、体験したことのない食感を味わえます。メープルシロップかチョコレートソースで召し上がれ。

飲み物は、「雲仙塩ココア」をチョイスしてみましょう。雲仙塩とは雲仙普賢岳の麓、小浜温泉の塩化物泉水と海水を混ぜあわせたものから取れる塩のことで、ほんのりとした甘みがあり現在注目を集めています。この塩を使ったココアは、通常の甘いココアよりもカカオの風味が引き締まり、パンケーキともよく合います。

ポップコーンのフレーバーは50種類以上

ポップコーンのフレーバーは50種類以上
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1階はポップコーンの専門店になっていて、50種類を超えるフレーバーが用意されています。「長崎ちゃんぽん味」や「カステラ味」、「角煮まんじゅう味」、「島原薬膳タンポポ、ウイキョウ味」など、私達がポップコーンに抱いているイメージをくつがえす、常識にとらわれない自由な発想のポップコーンが人気を集めています。

その中でも筆者が第一にお勧めするのが、「マカダミアン珈琲&雲仙塩のスイートsalt味」です。マンデリン珈琲にマカダミアナッツを加えた茶色いポップコーンと雲仙塩がまぶされた乳白色のポップコーンがミックスされていて、それぞれ別々に食べても美味しいのですが、2つを一緒に食べると雲仙塩が珈琲の深い味わいを引き出し、更に美味しくいただけます。

また、軍艦島の世界遺産登録を記念して発売された「軍艦島ポップコーン竹炭黒ゴマ味」もおすすめです。軍艦島から採掘された石炭を連想させる真っ黒なポップコーンのコーティングには、黒ゴマ(炒りゴマと擦りゴマのミックス)と竹炭が混ぜ込まれており、ゴマの風味と雲仙塩の程よい塩加減が相まって、つい食べ過ぎてしまいます。

パッケージが美しく、お土産や贈答品に最適

パッケージが美しく、お土産や贈答品に最適
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長崎の路地裏Cafeのポップコーンは、パッケージが大変カラフルで、お土産や贈答品としてもインパクトが有ります。緑のパッケージは「和」を、赤いパッケージは「華」を、紫のパッケージは「蘭」をそれぞれ表していて、3つそろって「和・華・蘭(わからん)」となります。

「和・華・蘭」とは、戦国時代以降、日本、中国、オランダの文化が入り混じって形成された長崎独特の文化を一言で言い表した言葉です。常識にとらわれず、様々な要素を取り入れたこのポップコーンもまた、「和・華・蘭」の一つの形だということができるでしょう。

これほど綺麗なパッケージだと、真っ黒な軍艦島ポップコーンも含めて全種類を集めてみたくなります。見栄えがいいので、長崎のお土産にぴったりです。長崎土産としてはカステラが定番となっていますが、あえてきらびやかなポップコーンをお土産にして、印象づけてみてはいかがでしょうか。

長崎に根ざした新感覚ポップコーン

長崎の路地裏Cafeは、長崎独特の感性を吹き込んだ個性あふれるポップコーンづくりをしています。今後、長崎文化の新たな拠点になるであろう可能性を十分に秘めています。長崎の代表的なお土産に、ポップコーンが加わる日もそう遠くはないかもしれません。長崎を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみたいですね。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/10 訪問

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