写真:安藤 美紀
地図を見る「オン・ザ・マークス」は、築22年の建物をリノベーションして造られたホテル。天井や床などは既存の建物の風合いを活かしつつ、スタイリッシュな和テイストを取り入れることで、モダンなデザインになっています。
入ってすぐの場所には、アーティストが手掛けたウォールアートが!
近付いてみると、ヘッドホンをつけた鷲が描かれていますが、このデザインには花鳥風月のモチーフ“鷲”と川崎の特徴である“音楽”が織り込まれています。
川崎は、駅前に大きなライブハウスや音楽ホールがあり、音楽のイベントが頻繁に行われている街。そんな川崎の“音楽”を共通項に、「オン・ザ・マークス」では旅心をくすぐる音楽を上手く取り入れています。
普通ホテルというと、有線放送の音楽を流していることが多いですよね。しかし「オン・ザ・マークス」のBGMは、アナログレコード!共用部にはヴィンテージスピーカーとアンプが置かれ、ジャズやボサノバなど聴きやすいレコードミュージックが流れています。
デジタルでは決して聞くことができない、レコード独自のまろやかで柔らかい音…。とっても癒されます!
写真:安藤 美紀
地図を見る「オン・ザ・マークス」は、前を通る人が気軽に入りやすい施設にするため、レストランスペースを前に出し、一番奥にフロントを設けています。
フロント前には、大きなソファーと広いテーブルが置かれていますが、なんとこのテーブル、約100年前の古木が使われているそう!
天井や床はコンクリート打ちっぱなしで、アバンギャルドな雰囲気。そこに古木のヴィンテージ感がミックスされ、とびきりお洒落なリラックススペースになっています。
写真:安藤 美紀
地図を見る「オン・ザ・マークス」には、ユニークな仕掛けがいくつか用意されています。
ホテルのレセプションカウンター右端にある“ON THE MARKS”と書かれた木のキューブは、朝食券の代わりになるもの。朝食が食べたい人はフロントでこのキューブを受け取り、レストランで朝食をいただきます。
実はこのキューブ、「オン・ザ・マークス」ならではのこだわりがあります。
ホテル1Fのレストランは、川崎の食文化の一つになっている肉料理を中心に、燻製されたスモーク料理をいただけます。そこで燻製する時に欠かせなのが、桜の木のチップだとか。朝食券代わりになるキューブも、スモーク料理と同じ桜の木を使用しています。
桜の木は縁起も良いですし、時が経てば経つほど風合いがでてきます。手のひらでコロンと転がしながら、桜の木の手触りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真:安藤 美紀
地図を見る「オン・ザ・マークス」のゲストルームは、旅行者のニーズに合わせて選べるよう3種類に分かれています。旅の予算や目的によって、お好きなタイプを選択してくださいね。
■Bunk Bed(1人3,900円〜)
2段ベッドのタイプで、水回り(シャワー・トイレ)は共用です。個室ではありませんが、鍵付きの貴重品ボックスがあります。中に貴重品を入れ、安心して眠ることができますよ。
■コンパクトルーム(1人5,800円〜)
個室ですが、水回りは共用です。部屋の広さは6平米ですが、ベッド幅は1200mmあり、ゆったり眠れるのが嬉しい点。横の部分がマットレス仕様になっていて、背もたれのソファがわりにも。コンパクトなお部屋ですが、快適性を最大限増やしています。壁には独創的なウォールアートも有!
■スタンダードルーム(1人8,000円〜)
個室で、さらに水回りも部屋についているタイプ。ベッドは小上がりになったスペースになっていて、靴をぬいで和を感じてもらえるようになっています。滞在をしっかり楽しみたい人や、外国人観光客におすすめ。
写真:安藤 美紀
地図を見る川崎市内には、クラフトビールを作っているブルワリーが非常に多いのをご存知でしょうか?「オン・ザ・マークス」は、そんなクラフトビールにも注目。
ホテル1Fのレストランでは、川崎近郊にある4社のブルワリーと連携し、丁寧に生産された特徴あるクラフトビールを提供。しかも1杯500円〜というお手頃価格で、コーヒーを飲むように気軽にクラフトビールが飲めるようになっています。
どんなビールを注文しようか迷った方は、上に掛けられたボードを参考にするといいでしょう。ボードの一部には、ビールの苦みや香りなどを示すマップが書かれています。ちなみに、一杯目に選ぶとしたら、苦味と香りが楽しめるIPAがおすすめですよ。
アナログレコードの音楽を聴きながら、クイッと一杯…。ホテルの宿泊者だけでなく、クラフトビールファンからも人気がでそうです。
都内のホテルは訪日外国人観光客の増加により、どこも大変な賑わい。妥協して都内のホテルに泊まるより、お酒も音楽も楽しめる「オン・ザ・マークス」は、東京観光する人にもおすすめです。
川崎駅は、南武線、京浜東北線、東海道本線が乗り入れ、南北東西どちらへもアクセスしやすい便利なエリア。川崎に縁がないという方も、交通の便が非常に良い「オン・ザ・マークス」を使わない手はありません。
スタッフには、アメリカ人や台湾人など国際的なメンバーもいますので、外国人観光客の宿泊先としても活躍してくれそうです。
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(2024/4/27更新)
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