南仏サンポールで自然と一体!ユニークな「マーグ財団美術館」で現代アートに触れる

南仏サンポールで自然と一体!ユニークな「マーグ財団美術館」で現代アートに触れる

更新日:2015/09/13 17:01

南仏ニースからバスで1時間、標高400m程の所に位置するサンポールは、中世の雰囲気を色濃く残す、全体がアートのような村です。

その村の外れに、芸術家たちと親交が深かった美術商のマーグご夫妻による私設財団によって設立された「マーグ財団美術館」があります。
シャガールやミロなど巨匠たちの作品や、緑多き庭園に点在する彫刻と共に自然と一体化した様々なアートに触れることが出来る、異色な美術館なのです。

野ざらしのミロも迎えてくれる庭園アート

野ざらしのミロも迎えてくれる庭園アート
地図を見る

サンポール村のバス停から、ちょっとしたハイキングにもなりそうな山合を20分ほど歩けば「マーグ財団美術館」到着。館内までのエントランスは美しく手入れされた庭となっていて、いきなり野ざらしのミロが出迎えてくれます。

美術館に来たと言うよりは、林の中にいるような清々しさですが、楽しい彫刻たちに入り口から既にワクワクさせられちゃいます♪
太陽が顔を見せると、木漏れ日を浴びた作品たちはさらに生き生きとして見えますね!

自然とアートの融合!緑溢れる中、随所に現れる芸術のカケラたち...

自然とアートの融合!緑溢れる中、随所に現れる芸術のカケラたち...
地図を見る

この美術館は最初にご紹介した通り、作品が屋外にたくさん展示されています。
「自然と現代美術を融合させ、それぞれの作品に適した環境で展示をしたい」というマーグご夫妻の理念のもとに作られたことを実感します。

こちらの中庭では、遊び心いっぱいのピカソの作品が楽しめます♪
こんな間近に手の届くような位置で、巨匠の作品を堪能出来るなんてすごい!

変化に富んだ作品の展示と建築が素晴らしい♪

変化に富んだ作品の展示と建築が素晴らしい♪
地図を見る

「マーグ財団美術館」は、絵画や彫刻・グラフィックアート約9000点を所蔵する、欧州でも有数の20世紀私立美術館の一つで、こちらにはそのうち約500点が展示されています。

館内からもところどころに外の風景が見え隠れして、光を捉えた素晴らしい構造になっています。
さり気なく置かれたシャガールのモザイクが飛び込んできたりして、とても変化に富んでいます。

巨匠たちの作品がずら〜り!中でもミロのステンドグラスは必見!!

巨匠たちの作品がずら〜り!中でもミロのステンドグラスは必見!!
地図を見る

室内展示はミロ、シャガール、ボナール、マティス、ブラックなどの巨匠たちの作品が多々ありますが、通常の絵画作品やグラフィックの他、ミロのステンドグラスがイチオシです!
ミロのまばゆい光が室内を照らしてとっても幻想的ですよ。

コルビジェの弟子作の美術館建築も作品の一つ?!

コルビジェの弟子作の美術館建築も作品の一つ?!
地図を見る

こちらは、タイルのテラスに並ぶスイスの芸術家ジャコメッティの作品。針金のように極端に細長く引き伸ばされた人物彫刻は、彼の代表作品群です。
その他、池に並ぶミロのユーモラスな彫刻や、芝生の上のカルダーの作品などが庭園を散策しながら楽しめるのですから驚きです。

また美術館そのものの建物は、建築家コルビジェの弟子だったスペイン人のホセ・ルイ・セルトの作品!とにかくあちこち芸術に浸れます♪

ニースに来たら是非足を延ばしてみて!!

芸術ファンにはたまらなく魅力的なサンポール村。実はこのサンポール村にはシャガールのお墓もあるんですよ。
ニースからバスが頻繁に出ているので、是非とも足を延ばしてみて下さい。

美術館チケットは大人15euro、写真撮影はプラス5euroと、やや高い値段設定ではありますが、料金を支払えば撮影は自由なので、気兼ねなく巨匠の作品をカメラに収められると言うのはファンには嬉しい限りですね。
撮影許可として小さな缶バッチをくれるので、どこかに付けておけばOKです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/14 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -