鹿沼・マクロビフレンチベジタリアン「アンリロ」!ネコヤドの名店で野菜の美味しさを味わい尽くそう!

鹿沼・マクロビフレンチベジタリアン「アンリロ」!ネコヤドの名店で野菜の美味しさを味わい尽くそう!

更新日:2015/09/14 14:48

フルリーナ YOCのプロフィール写真 フルリーナ YOC 絶景・感動探究家、旅する音楽講師
栃木県鹿沼市の人気スポット「ネコヤド」は、笑顔が溢れる小さな路地。その一番奥に、まるでフランスの片田舎にあるような瀟洒なフレンチのお店「アンリロ」があります。この店のマクロビを基本にしたフレンチベジタリアンは、訪れる人々の心を鷲掴み!オーガニックの新鮮な野菜を、独創的な美味しさと美しさに仕上げる上村シェフの腕前とセンスは抜群です!マクロビや野菜料理の概念を覆す美味しさを、ぜひ体験してみてください!

蔦の絡まる「AN-RIZ-L’EAU(アンリロ)」!自然の優しさに包まれて!

蔦の絡まる「AN-RIZ-L’EAU(アンリロ)」!自然の優しさに包まれて!

写真:フルリーナ YOC

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鹿沼の人気スポット「ネコヤド」と呼ばれる、懐かしい風情の「根古屋路地」の一番奥に建つ、蔦の絡まるトタン屋根の「アンリロ」。「アンリロ」は、もとは廃屋同然だった築60年の建物を、シェフご夫妻と「ネコヤド」に関わる仲間たちでリノベーションしたもの。「ネコヤド」の仲間たちは次々と、廃屋同然の古い建物に魔法をかけるように、センスあふれるお店へと変えていきます。

古い建物は、新しい息吹を吹き込まれると、重ねてきた歴史の深みと輝きを生まれ変わった姿の中で輝かせます。古いものと新しいもの・自然と人間が作ったもの・和と洋、その見事な調和が「アンリロ」の中に満ちています。

「AN-RIZ-L’EAU(アンリロ)」とは、フランス語の「一粒の米、一滴の水」という言葉をもとにして作られた名前。「アンリロ」は、その名の通り、自然の恵みの喜びをお店全体から、お料理から感じさせてくれます。

上村シェフが引き出す野菜の可能性!その美味しさと美しさ!

上村シェフが引き出す野菜の可能性!その美味しさと美しさ!

写真:フルリーナ YOC

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「アンリロ」のランチは、フランス語で1,2,3・・・を意味する“アン・ドゥ・トロワ・キャトル・サンク”の5種類。「ドゥ」のランチのサラダは、白いお皿を畝のようにして生えているレタス畑のよう。しかし一見レタスだけのサラダかと思いきや、その下には色とりどりの野菜が隠れています。食べるごとに緑一色からカラフルなサラダへチェンジ!そのチャーミングな遊び心と卓越したセンスに脱帽です!この日、葉っぱの下に“かくれんぼ”していた野菜は、トウモロコシ・パプリカ・生カボチャ・トマト・ハナニラなど。鹿沼名産のハナニラがとても甘くて美味しく驚きです。

写真手前は、トロワのランチの前菜3種とかぼちゃのスープ。前菜は「コーンゴレン」「枝豆とオクラの寒天・紫蘇ソース」「イチジクのクルミ味噌」の3種。寒天ゼリーは、オクラの花のような断面と、4つの食材の緑の色合いがまるで絵画のように美しい!イチジクのクルミ味噌は、味噌の塩気&イチジクのミルキーな甘み、クルミの食感&イチジクの食感、渋い茶色&赤ちゃんのほっぺみたいなピンク&セルフィーユの若々しい緑・・・一つ一つの違う個性の食材が奏でる美しさと味に感嘆です。

海老フライじゃないよ!全国に広がる「アンリロ」名物・絶品“人参フライ”

海老フライじゃないよ!全国に広がる「アンリロ」名物・絶品“人参フライ”

写真:フルリーナ YOC

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そして「アンリロ」名物と言えば、海老フライそっくりの「人参フライ」!このメニューはかつて、雑誌「自給自足」にアンリロが紹介された時に日本中に広まった人気メニュー。この人参フライを食べるために遥々遠方から訪れるファンもいます。

噂には聞いていましたが、人参が調理ひとつでこんなにも美味しくなるとは驚きです!ひとくち口の中に入れると、サクサクッとした食感の衣の中から、ほくほく&トロ〜ンとやさしい人参の甘さが広がります。しかもそれは人参が本来持っている味を引き出した美味しさ。野菜の可能性ってこんなに広いんだ・・・と、まさに目からうろこのお味です。

ベジタリアンもOK!マクロビを基本としたフレンチバリエーション。

ベジタリアンもOK!マクロビを基本としたフレンチバリエーション。

写真:フルリーナ YOC

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「アンリロ」の料理はマクロビオティックの考えを基本としています。マクロビオティックとは、玄米を主食、野菜や豆、乾物などを副食とし、なるべく旬の地産のオーガニック野菜を使う・・・という考えに基づいた食材や調理法を考える食事です。「アンリロ」も、地元産の旬のオーガニック食材を使い、お米は玄米などを使っています。

こちらはトロワのメインディッシュ。揚げ茄子のポン酢ジュレ和えと玄米ご飯です。柔らかい揚げ茄子にポン酢ジュレが加わると、口の中でフンワリトロンととろけるような優しい食感。そしてポン酢の酸味とスダチの香りがまるで高原の風を思わせるような爽やかさを感じさせてくれます。

そして玄米のぱさっとっとした食感は、ジュレの柔らかな優しさに包まれると、逆にその食感がとっても美味しく引き立つのです。違うものが出逢って一つになるって素敵なことなんだ!そんなことも感じさせてくれる上村シェフの料理です。そしてそこに添えられる生姜の優しくて華やかなピンクとセルフィーユの清々しい緑!どうしたら私が喜ぶか知ってるでしょう!そんな歓声をあげたくなってしまう料理です。

デザート&珈琲は、ウキウキしちゃう砂糖セットと共に!

デザート&珈琲は、ウキウキしちゃう砂糖セットと共に!

写真:フルリーナ YOC

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こちらはちょっと豪華なデザート盛り合わせセット。こちらも天然の甘さのものを使っているのでとっても優しいお味。フンワリとした食感と甘さに、日常の疲れも頑なになってしまった心も、トロ〜ンと優しく溶かしてくれそう。こちらのデザートもまた、味も盛り付けもセンス抜群!白いお皿が、真っ白なキャンバスに見えてくるようです。なんてアート!

そして香り高い珈琲は、お隣の「cafe 饗茶庵」の自家焙煎“日光珈琲”。他にもオーガニック紅茶や、珍しいオーガニックビール、オーガニックシャルドネ・他、多数揃っています。そして更にウキウキしてしまうのがテーブルに添えられた可愛い6つのシュガーセット!これは左からラム酒・シナモン・黒糖・メープルシュガー・きび砂糖。いつもはブラックで飲むコーヒーだけど、シュガーセットを前にすると、子どもみたいにどれを入れようか迷ってしまいます!

最後に

訪れる人々を魅了し幸せな気持ちにさせてくれる「アンリロ」。そして上村シェフの料理。上村シェフの料理には「枠」を超えた魅力を感じます。マクロビオティックの「枠」におさまらない魅力、「フレンチ」という「枠」におさまらない魅力。「枠」を超える自由さは、野菜一つ一つを知り愛する中で生まれてくる自由さ、そしてそれを食べるお客さまのことを思う中で生まれてくる自由さなのではないでしょうか。

アンリロがお客様を思う気持ちには「キッズルーム」や「キッズメニュー」にも表れています。ベビーカーも入れるお座敷で、他のお客さんに気を使うことなく、子どもたちと一緒にランチを楽しめる個室スペースと「キッズメニュー」、これもフレンチの枠を超えた嬉しい心配りです。

「アンリロ」というお店の魅力。「どうしたら私が喜ぶか知っているでしょう!」思わず笑顔で、そう叫びたくなってしまう「アンリロ」の料理。それは、食材を知りつくし、お客様の事を思う上村シェフとスタッフの心が生み出す、魔法の空間と魔法の料理なのかもしれません。ぜひ、みなさんも「アンリロ」の魔法にかかりに蔦の絡まる「アンリロ」へ出かけて行ってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/24 訪問

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