長野自動車道の塩尻IC(または中央自動車道の伊那IC)より中山道といわれる山道をとおり抜けると、大自然の中に木曽十一宿が次々と現れてきます。江戸時代の街並みがそのままになっている木曽十一宿は、江戸と京都を行き来する旅人の宿場町として賑わっていました。
11の宿には、それぞれに駐車場があるくらいの広い敷地があり、その中でも私のオススメスポットは日本最長の宿場町でもある「奈良井宿」。江戸の雰囲気をそのままにした街並みの中で、漆などの伝統工芸品を扱う店などをゆっくりと拝見できます。さらには地元野菜やお土産品の販売。そしてレトロなカフェでゆったりとひと休み出来たりする落ち着いた空間が広がっています。
中央アルプスと南アルプスで囲まれる伊那の街は、まるで描かれたような山々がどこからも目にすることができます。空気の澄んだ冬から春に訪れれば、雪のかぶるアルプス山脈に圧倒されることでしょう。
時期によってかき氷のように冷たく鋭い山脈に見えたり、粉砂糖をふりかけたようにやわらかくやさしい山に見えたりと、変化を楽しめることも見どころの一つです。さらに桜の時期には名所、高遠城址公園のコヒガンザクラと南アルプスのセットはその景色に魅了されること間違いありません。
伊那には長野らしいグルメを体験できるスポットがあります。それが、みはらしファームでのそば打ち体験。しかしここのそば打ち体験は、ただのそば打ちではありません。アットホームな空気はゼロ! 「プロの技を皆さんにお教えします。」と厳しい口調に度肝を抜かれますが、丁寧にそば打ちを指導する名人の技に驚愕。自分たちもテーブルごとにそばを打っていくのです。
そして出来たそばは絶品!! 香りが高く、するするとのどごしのよいそばに。1本1本がちょっと太いのもご愛嬌です。その場で食べることも持ち帰ることもできます。
JR伊那市駅より徒歩でも行ける「うしお」。一度食べたら忘れられなくなる味、伊那名物のローメンが名物のお店です。炒めたマトン(羊)の肉と野菜を蒸し、麺に合わせたローメンは焼きそばとは違うなんともいえない香りを漂わせます。このローメンにお酢、ごま油、ラー油、カレー粉、ソースなどのテーブルに置いてある調味料を好きなように使い、味を変化させながら楽しみます。
ちなみに私のお気に入りは、お酢とカレー粉の組み合わせです。マトンのほんのりとした癖に食が進みます。「並、大盛、ちょう、ちょうちょう」とかなり強気なメニューになっていますが、2人では「ちょうちょう」でも足りません。蒸し麺が飽きずに食べられるので、追加してバクバクと食べてしまいます。ローメンを食べに来ることを目的にした旅行にしてもよいというくらい、伊那へ来たら立ち寄っていただきたい逸品です。
伊那に本社、工場を構える「かんてんぱぱ」。通常では通販などでしか購入できない「かんてんぱぱ」ですが、長野県内にはいくつか店舗があります。ヘルシーなかんてんを日ごろの食生活に簡単に取り入れられる商品を数多く取りそろえており、お土産にもおすすめです。特に私のおすすめは香味野菜のドレッシング。玉ねぎ、しょうが、にんにく、みょうがなど、毎日取り入れたい野菜を癖もなく和風ベースで味わうことができます。
こちらの工場では、なんと「かんてんぱぱ」の素で作られたとろけるプリンとカップゼリーの試食がありました。正直食べ放題です。季節の花々が楽しめるガーデンもあるので家族でも楽しめる空間になっています。
伊那の街周辺には安いビジネスホテルや民宿が多くあります。少し街を離れると野生の動物を窓から見ることができるという宿も。昼神温泉など、温泉つきの旅館などでゆっくりくつろぐこともでき、旅行客の要望に合わせて様々な宿泊施設が取りそろえてあります。地域のグルメを楽しみながら自分らしい旅行になる木曽・伊那の旅、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
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(2024/4/25更新)
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