嵐山は自転車旅がオススメ!季節を感じる絶景サイクリング!

嵐山は自転車旅がオススメ!季節を感じる絶景サイクリング!

更新日:2015/10/16 14:51

けいたろうのプロフィール写真 けいたろう 旅するグルメライター
京都の超メジャー観光地で、春は桜、秋は紅葉が美しく、桂川と渡月橋がランドマークとなっている嵐山。渡月橋より北側エリアの天龍寺、竹林の小径、トロッコ列車などが有名ですが、南側にも鈴虫寺、松尾大社、苔寺などの魅力的なスポットが点在しています。
大人の観光地のイメージの強い嵐山、ちょっとスポーティーに自転車に乗って、普通の旅行では行きづらいような、嵐山南側の名所を半日ほどで一気に巡ってみませんか?

嵐山へはバス、嵐山での移動は自転車

嵐山へはバス、嵐山での移動は自転車

写真:けいたろう

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京都各所から嵐山へ向かうには、バスの利用が便利。
JRでは京都駅、京阪電車なら三条駅から「苔寺・すず虫寺」行きのバスが出ています。京都市街地を出発し西へ西へと向かい、映画村で有名な太秦、嵐山、松尾大社を経由して、終点である苔寺・すず虫寺まで走るこちらのバスを利用して下さい。

ここで注意する点を一つ。
松尾大社、鈴虫寺への参拝も考えている方でも、『嵐山』の停留所で下車してください。今回使用する『阪急レンタサイクル嵐山』は、渡月橋から歩いて5分ほどの距離にあり、終点まで乗ってしまうと、レンタサイクルを借りられないので、気を付けて下さい。

渡月橋の撮影スポットと自転車ゲット!

渡月橋の撮影スポットと自転車ゲット!

写真:けいたろう

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バスを降りると「いざレンタサイクル」と考えるかも知れませんが、まず渡月橋の記念撮影をしましょう。自転車に乗ると、じっくりと渡月橋は撮影出来なくなります。
渡月橋はズバリ、橋の北東側から南西にカメラを向けての撮影がベスト!最前面に桜や紅葉、手前に川、奥に山、その間をクロスする橋という美しい構図で撮影できます。
このアングルは浮世絵にも描かれ、歌川広重や葛飾北斎も同様のアングルから見た渡月橋を描いたほど!

さて。いよいよ自転車を入手しに行きましょう。
渡月橋を南へ渡り、阪急嵐山駅前の『阪急レンタサイクル嵐山』で自転車をゲット。道なりに南へ向かいましょう。

自転車ゲットのあとはブルーオニオンのカツサンド

自転車ゲットのあとはブルーオニオンのカツサンド

写真:けいたろう

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自転車をゲットし爽快な気分で南へと自転車へ走っていると、ほんの5分程で松尾大社に到着。と、その前に、そろそろお腹が減るころでしょうし、ランチにしましょう。
オススメは松尾大社の入り口目の前の『ブルーオニオン』という名前の喫茶店。
こういった地元の人から愛されている、落ち着いた雰囲気のお店にまで立ち寄れるのは、自転車があってこそ。

ブルーオニオンでは、スポーティーな自転車旅にピッタリなカツサンドが名物。
分厚くカットされたジューシーなカツと、カリッカリのトーストでサンド。圧倒的なボリュームですが、ソースにはマスタードが使われているので、サッパリといただけます。

松尾大社周辺には、他にも和食のお店や、魅力的なカフェやイタリアンがありますので、自転車に乗って、気の向くまま気軽に色んなお店を見て回るのも、旅のいい思い出になるでしょう。

松尾大社と鈴虫寺

松尾大社と鈴虫寺

写真:けいたろう

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お腹一杯になると目的地の松尾大社は目の前。
松尾大社は、酒の神、酒造りの神である松尾様を祀った神社。お酒好きな方は、お酒と長く良い付き合いができるように祈願をオススメ!松尾大社には『お酒のお守り』という、お酒好きには何としても入手したい品もあります。

松尾大社を参拝し自転車で南へ5分ほどの距離にある鈴虫寺。
可愛い寺号は本堂に通年で鈴虫が飼育されていることに由来します。また鈴虫寺は落語家顔負けという住職による爆笑の内容の説法や、願いを叶えてくれるお地蔵様がいたりと、珍しい魅力に溢れるお寺で、境内まで続く階段には、長蛇の列が伸びています。

地蔵寺や珍しいスポット

地蔵寺や珍しいスポット

写真:けいたろう

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渡月橋、松尾大社、鈴虫寺と巡ってもまだ少し時間的に余裕があるという方は自転車を最大限に活用し、もう少し自転車の旅を楽しみましょう。
鈴虫寺から南へほんの2〜3分、スロープを上った先に地蔵院というお寺があります。こちらは竹の寺と呼ばれているお寺で、青々とした竹林が見事!しかも徒歩でここまで来る観光客は多くなくいので、嵐山の喧騒と対照的に包まれています。

地蔵院には、16体の羅漢像が佇む枯山水式の庭園とそれを臨む園側付きのお堂があるので、縁側に座り何もせず5分でも10分でも、ただ静かにボーッと庭を眺めると心が落ち着きます。
また、地蔵院は紅葉も美しく穴場となっています。山深く木々で日の光が遮られる地蔵院のモミジは、紅色の手前のオレンジ色までしか紅葉しない葉も多く、竹の緑と、紅、オレンジの色とりどりのグラデーションが美しいです。

地蔵院を参拝したら、自転車の旅も折り返し。帰路につくことになりますが、嵐山までの道のりで、珍しいスポットがいくつか存在します。
1つめが月読神社。古事記にも記載があり、イザナミの子であり、アマテラスの弟、スサノオの兄として知られるものの、誕生以来ほとんど姿を見せず、謎に包まれたツクヨミという夜の神を主祭神に祀った、全国でも珍しい神社で、安産のご利益があります。

2つ目がかぐや姫竹御殿。こちらはいわゆるB級珍スポ。竹職人だった長野清助さんが、竹へのこだわりが高じて、たった一人の手で27年掛けて、金閣寺を竹で再現した建物。万人受けするスポットではありませんが、建物内の竹づくしは圧巻。

3つ目がモンキーパークいわたやま。「嵐山でモンキーパーク?」と思われますが、こちらのモンキーパークは、欧米を中心とした海外からの旅行客に大人気となっています。ニホンザルは、地球上で最北に住む野生の猿で、欧米人にとっては、あまり触れ合う機会がない動物な上に、モンキーパークという施設が海外では珍しい形式なのも人気の理由。

帰りもバスで楽々

嵐山の南側には様々な魅力的なスポットが少し遠めに点在しています。歩いて回れる距離ではないので、普通ならバスを使うところですが、1時間に2本なので効率的とは言えません。その点、自転車ならスイスイです。
嵐山界隈は京都を代表する観光地だけあって、ちょっとした住宅街の景色も美しく、自転車をこぐ足取りも思わず軽やかに!自転車で嵐山をたっぷりと堪能したら、帰りもバスがオススメ!

来た時は、『嵐山』停留所で降りましたが、帰りの乗車の際には、渡月橋より手前側、自転車を返してすぐの『阪急嵐山』停留所から、バスに乗りましょう。
そうすることで、渡月橋で観光客が大量に乗り込んで来る前にバスに乗れるので、とっても楽チン。タイミングが良ければ座って帰ることも可能!嵐山を自転車で駆け巡ってクッタクタになって心地良い眠りに落ちたと思うと、あっと言う間に目的の停留所に着いるハズです!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/03−2015/10/06 訪問

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