東北を代表する名所!宮城県・鳴子峡の紅葉が織りなす絶景に圧倒される旅!

東北を代表する名所!宮城県・鳴子峡の紅葉が織りなす絶景に圧倒される旅!

更新日:2015/09/10 16:30

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
日本の秋と言えば『紅葉』。シーズンの最盛期には日本各地の山々が燃えるように赤く染まり、私たちの目を楽しませてくれます。

今回ご紹介するのは「鳴子峡」の紅葉。歴史が香る宮城県屈指の温泉郷にある深さ約100メートルの渓谷は、秋には見事な絶景を堪能することができる、東北を代表する紅葉の名所でもあるのです。

絶景が待つ鳴子峡

絶景が待つ鳴子峡

写真:渡部 洋一

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「東北と言えば温泉」というイメージを持つ人も多いほど、東北旅行に温泉は欠かせないもの。各地に点在する豊かな地球の恵みが、古から旅人の疲れを癒してきました。

宮川渡、東鳴子、鳴子、中山平、鬼首の5つの温泉地から成る「鳴子温泉郷」は、宮城県自慢の一大温泉地。その歴史は大変古く、837年に鳴子火山の大爆発をきっかけに温泉が湧き出したと伝わり、湯治場として1000年以上の歴史を誇ります。

しかし、鳴子温泉郷の魅力は、温泉だけではありません。JR鳴子温泉駅から車で約5分の「鳴子峡」では、大自然が織りなす見事な絶景を堪能することができます。

色とりどりの紅葉に飾られた圧巻の秋景色

色とりどりの紅葉に飾られた圧巻の秋景色

写真:渡部 洋一

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宮城県と山形県の県境近く、大谷川が刻んだV字渓谷「鳴子峡」。約2.6キロにわたって高さ約100メートルの断崖絶壁が続く、宮城県内でも屈指の人気を誇る観光名所です。

地球が生み出した自然の造形美が一年で最も美しく輝くのが、紅葉に染まる秋。燃えるように色づく木々の葉の赤や黄色、松の緑、そして荘厳な岩肌が見事なバランスで調和し、圧巻の風景を織りなします。カラフルな秋色躍る絶景が旅行者を魅了する、まさしく東北を代表する紅葉の名所です。

フォトジェニックな大深沢橋

フォトジェニックな大深沢橋

写真:渡部 洋一

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大谷川によって削られた深さ100メートルにもおよぶ渓谷に架かる大深沢橋。美しいアーチを描く鉄橋は、鳴子峡のシンボル的存在です。
紅葉風景の観点から見ても、一面自然物の中で唯一の人工物は絶妙なアクセントとなり、紅葉写真に一味変わったスパイスを加えてくれます。
また、大深沢橋は徒歩での通行も可能で、橋の上から鳴子峡を眺めることもできます。被写体としても、そして紅葉の観賞スポットとしても重宝される貴重なポイントです。

東北を代表する歌人「結城哀草果」の歌碑

東北を代表する歌人「結城哀草果」の歌碑

写真:渡部 洋一

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山形県生まれで東北を代表する歌人「結城哀草果(ゆうきあいそうか)」。斎藤茂吉に師事したことでも有名です。主に農村の生活と自然を歌った結城哀草果の石碑が、鳴子峡に置かれています。
「谷川の岩に閊(つか)へし流し木に こえゆく水の白くせきあふ」
鳴子峡の絶景を前にして詠み上げた名作です。

アクセスも抜群!東北の紅葉狩りなら、鳴子峡がおすすめ!

東北を代表する紅葉の名所、鳴子峡の秋景色をご紹介しました。雄大な渓谷の造形美を赤、黄、緑の様々な木々がカラフルに染め上げる秋の風景は、まさに絶景と呼ぶにふさわしいものです。
温泉郷に宿泊しのんびり観光するのも魅力的ですが、仙台から日帰りも可能とアクセスも抜群。東北で紅葉狩りを楽しむなら、鳴子峡は本当におすすめです。
鳴子峡の紅葉の見頃は例年10月中旬から11月上旬。秋色を詰め込んだ見渡す限りの芸術作品が、あなたを待っています。

鳴子峡へのアクセス等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2009/10/24 訪問

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