長崎市内の、歴史ある定番観光スポットをぐるりと巡る

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長崎市内の、歴史ある定番観光スポットをぐるりと巡る

長崎市内の、歴史ある定番観光スポットをぐるりと巡る

更新日:2014/01/07 18:57

長崎と言えば、鎖国時代の南蛮貿易の地でもあり、
貿易が盛んな西洋文化をとりいれてきた華やかな町です。
一方で、原爆の被爆地でもあるという歴史もあり、
そのような歴史を歩いてみたいと思います。

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修学旅行生に混じって、平和公園へ

修学旅行生に混じって、平和公園へ

まずレンタカーを返却するため、長崎駅前に向かいました。ただ、市内は通行量が多い上に、市電も併走しているため、運転はかなり難易度が高いです。くれぐれも安全運転で。慣れない方は、公共交通機関の方が安心かもしれません。
その後、日本人として平和公園は見ておかないと、ということで、長崎駅前でレンタカーを返却したあとに、チェックイン予定のホテルに荷物を預け、市電でまず平和公園まで向かいました。
にぎやかではあるのですが、近づくにつれ、厳かな空気が漂っているような気がします。そして、修学旅行生の方も沢山いらっしゃいます。歌を歌っている学校もありました。

長崎市平和公園は原爆落下の中心地とその北側に世界平和を願い、昭和26年に造られた広い公園です。毎年、8/9には平和祈念式典が行われますが、その中継の際にテレビでよく映し出される、平和祈念像の他に、長崎原爆資料館があり、世界各国から寄付された、平和に関する彫刻作品が展示されています。修学旅行の定番スポットでもあり、外国人観光客にも人気のスポットです。千羽鶴なども多数ありました。

公園中央には、島原の西望記念館でもスケッチを見た、平和祈念像は高さ9.7mもあり、重さは30tと巨大です。 天を指す右手は原爆の脅威(過去)を水平に伸ばした左手は平和(未来)を示し、閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈る姿だそうです。
この像は長崎県の島原半島の出身であり日本を代表する彫刻家の1人であった北村西望氏により1955年(昭和30年)に造られました。かなり大きくて、圧倒されます。

公園を見終わって駅に向かおうとすると、タクシー運転手さんが声をかけてきまして、市内観光タクシーを利用しないかということで案内がありました。2時間で1万円ということで、新婚旅行だしということで利用することにしました。大人数の場合は、人数割りすれば、結構お得ですし、効率的に回れますし、長崎は坂も多いので、結構おすすめです。自分の足で好きな場所を歩いて回りたいとか、目的地がはっきりしている場合は大丈夫かもしれませんが…。

問い合わせ
■長崎市観光課  0958-25-5151
■長崎市観光協会 0958-23-7423
■長崎県観光連盟 0958-26-9407
アクセス
■バス:松山町バス停から徒歩約5分
■路面電車:長崎駅前電停から赤迫行きに乗車し、松山電停下車徒歩、約5分

原爆の爪痕が残る、ステンドグラスの美しい浦上天主堂

原爆の爪痕が残る、ステンドグラスの美しい浦上天主堂

まずタクシー運転手さんが案内してくれたのが、浦上天主堂でした。
途中に、山王神社のそばを通り、一本柱鳥居についてガイドをしながら案内がありました。車窓観光だった為、写真は撮影できませんでした。この鳥居は、長崎市への原子爆弾投下の際に、爆心地から約800メートルの地点に位置した為に被爆し、その跡を残したものです。真っ二つになった鳥居は、見た目がかなりインパクトがあり、強烈です。どれほどの爆風だったのか、想像もつきません。

浦上天主堂については、大正15年に、信者の奉仕によって完成した教会です。しかし、昭和20年に、原爆投下の爆心地に近かった為、建物はすっかり廃墟となってしまいました。現在の天主堂は昭和34年に、大正15年の時ものと同じロマネスク式で再建され、昭和55年に改築され、現在に至っています。
建物は、赤レンガに見えますが、実はコンクリートです。
天主堂に上る道の両側には原爆で焼かれた天使像が並んでおり、その被害の程がうかがえます。
原爆によって吹き飛ばされた天主堂の鐘楼(アンジェラスの鐘)は天主堂の北方約30mの地点に落下したものが現在でも、そのまま保管されています。

原爆で破壊されたマリア像の頭部が天主堂の中で展示されています。こちらは、被爆マリア像と呼ばれ、旧浦上天主堂の焼け跡で、首から上だけが焼け残っているのが見つかったものです。
世界遺産にしようという活動もあるこのマリア像は、焼け焦げ、目はうつろになり、怖い程ですが、それが余計、強烈に印象に残っています。
教会内のステンドグラスもとても美しく、必見です。教会内部は撮影禁止の為、しっかり目に焼き付けておきましょう。

〒852-8112 長崎県長崎市本尾町1-79

アクセス
JR浦上駅から車・タクシーで約5分
長崎電気軌道松山町電停から徒歩8分
長崎県営バス・長崎バス「浦上天主堂前」バス停から徒歩1分

鎖国時代の華やかな西洋文化を伝える出島

鎖国時代の華やかな西洋文化を伝える出島

その後は、出島までタクシーを走らせました。

鎖国時代、西洋に開かれた唯一の窓口として、日本の近代化に大きな役割を果たした「出島」です。明治以降は、この出島周辺の埋め立てが進み、1904年、出島はその姿を消してしまいましたので、これは復元途中のスポットです。

その歴史的価値を未来に残そうと、出島復元整備事業が進んでおり、観光スポットとして見所のある場所になっています。中にある「旧出島神学校」の建物を利用した中に入っている、ミュージアムショップの品ぞろえも豊富で、軍艦島の手拭など、面白いものもそろっています。

長期的には、19世紀初頭の扇形の島の完全復元を目指す計画であるそうで、時間をかけて姿を変えていく様は、次回行く時にはまた違う顔を見せてくれる、と思える楽しみなスポットではないでしょうか。海の近くにもあり、潮風さわやかな出島は、散策するだけでもデートスポットとしてもぴったりです。中央広場は広くなっており、休憩にもぴったりです。また車いすの方のお手洗いもあります。

国際交流の舞台としての出島では、江戸時代の西洋の骨董品なども展示されています。当時の晩餐料理の豪華さには息をのみました。
外に展示されている、「ミニ出島」は、出島の15分の1の模型で、当時の様子が再現されており、にぎわいが伝わってくるようです。

所要時間は、短時間で見たい場合は、約1時間ほどです。車いすの方もバリアフリー仕様で観光できるようになっています。その場合、所要時間は約2時間ほどです。

JR長崎駅からのアクセス
路面電車:長崎駅前から「正覚寺下行き」に乗車し、出島で下車、徒歩すぐ。または、築町で下車した場合、徒歩1分です。

入場料 大人500円・高校生200円・小中学生100円
15人以上の団体で割引有

開場時間8:00-18:00(最終入場は閉場の20分前までです)
※期間によって時間延長のある場合もあるので、お問い合わせすると確実です。
ガイドツアーもあるので、興味のある方は総合案内所に尋ねてみましょう。

問い合わせ
出島総合案内所
TEL&FAX 095-821-7200

ラッキースポットでもある、市内を一望できるグラバー園

ラッキースポットでもある、市内を一望できるグラバー園

出島の後は、グラバー園へ向かいました。

福山雅治さんが紅白歌合戦で「初恋」を 歌った場所でもある、長崎の定番観光スポットのグラバー園です。この施設は、スコットランドから渡来したトーマス・ブレーク・グラバーが、南山手の丘に住まいを建設したのは1863年の事です。
グラバーさんは、三菱傘下でビール会社経営にあたり、現在のキリンビールの基礎を築いた方です。
キリンビール表面のキリンのラベルの顔は、口髭が見えます。
これはトーマス・グラバーのひげを元にしたものだそうです。
キリンビールのラベルになったこま犬も、旧グラバー住宅にいますよ。
確かにそっくりなので、見比べてみると面白いです。

ちなみに、グラバーさんは日本人女性と結婚し、息子さんがいらっしゃいます。彼の名は「倉場 富三郎(くらばとみさぶろう)」さんという名前です。グラバー→倉場さんということで、中々ユーモアがあるというか、センスのある名前です。

建築から100年以上経過した今でも、グラバー達が暮らした長崎を愛し、暮らした貿易商たちの邸宅が、形を変えることなく残されています。
その中でも、旧グラバー住宅は日本最古の木造西洋風建築として、国指定重要文化財となっています。

見晴らしの良い絶景スポットではあるのですが、その分坂が多くて結構歩きます。歩き易い履きなれた靴で行きましょう。
その他に「日本最古のアスファルト道路」という地味な見所スポットもあります。

また、園内にはハート型の敷石が2つあり、さわると恋がかなうとか、2つ見つけると良いことがあるなど、色々な伝説があります。1つは旧グラバー住宅の庭の方位盤の下にあり、もうひとつはレストハウスのそばにあります。
みんな結構一生懸命探していました(笑)
2つ見つけたおかげか、確かに楽しい旅行になったような気がしますよ。


グラバー園
長崎市南山手町8-1
TEL095-822-8223
FAX095-823-3359

歴史ある建物で、おいしいおみやげ。福砂屋本店

歴史ある建物で、おいしいおみやげ。福砂屋本店

さて、おみやげもぜひ忘れずに。
全国各地にも支店がある、人気のカステラの「福砂屋」です。
建物も雰囲気があって良い感じですね。シャッターを切りたくなります。
このお店の近くに交番があり、交番の建物も、この福砂屋同様、なかなかいい雰囲気ですので、道案内ついでにチェックしてみましょう。

この本店でぜひ買ってほしいのは「五三焼」です。
長崎・九州の福岡県を除く福砂屋の店舗でしか販売されておらず、オンライン販売もありません。
「五三焼」は、砂糖、ざらめ、卵を多くして、小麦粉は少ないレシピで製作した特別なカステラです。
実は、福砂屋以外の五三焼きもお土産に購入し、お土産にしたところ「こんなにおいしいカステラは初めてだ」ととても評判が良かったです。
福砂屋の五三焼きも自宅用に購入してみましたが、本当においしかったです。通常のカステラに比べて、味が濃いような感じがします。
量産できない分、珍しさも増し、よろこばれること請け合いです。
お値段もかなりよくて、1本入りは2520円とかなり高めではありますが、一度賞味する価値がありますよ。

長崎県長崎市船大工町3-1
TEL:095-821-2938
FAX: 095-826-2236
アクセス
○思案橋停留所・徒歩2分
○長崎駅から車で10分

8:30-20:00

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/10/29 訪問

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