写真:月宮 うさ
地図を見る北海道札幌市南区と余市郡赤井川村の境にある標高1488mの「余市岳」は、朝里岳・白井岳と共に余市三山と呼ばれる札幌近郊最高峰の山。夏登山も緑美しい景観を楽しめますが、この記事では紅葉から白銀の世界に変わりゆく晩秋(10月中旬〜下旬)の風景をご紹介します。
登山道は、ファミリーや初心者にも優しいキロロリゾートからのコース(常盤コース)をご案内。このコースには2つのルートがあります。
まず1つ目が「キロロリゾート マウンテンホテル」横から林道経由(※車両通行不可・車はホテルの駐車場に止めることが可能)で登山口まで向かうルートで、登山開始前に標高差約190m・距離約3.9km、所要時間約75分の林道歩きが待っています。登山口から山頂までの距離は約4.7km・約2時間ですから、登りにかかる時間は約3時間〜4時間を見ておくとよいでしょう(※下りは約2時間半〜3時間)。登山届は林道入口にある"入林ポスト"に提出です。
2つ目はキロロリゾートの「朝里岳パノラマゴンドラ」を利用したルートです。ゴンドラの終着点"朝里山頂駅"は標高1180mですので、標高差300m・約4km・約1時間半で余市岳山頂に辿り着くことができる、初心者も安心のお手軽コースです。登山届は登山道入口のポストに提出してくださいね。
こちらのルートには1つだけ注意事項があります。それはゴンドラの運行日が限られていること。出発前に必ず運行日の確認をお願いします。(※詳しくは記事一番下のMEMOより「朝里岳パノラマゴンドラ」をご参照ください)
また、この2つのルートとは別に定山渓方面の白井川右股沿いから尾根伝いに登るルートもありますが、こちらは移動距離も長く経験者向けになります。
※写真は10月下旬撮影の林道の風景です。
写真:月宮 うさ
地図を見る「余市岳」は初心者にも登りやすい山ですが、岩の上を歩いたり木の根が這う急斜面を登ったりと本格的な登山道が待ち構えています。そのため登山に適した靴と装備が必須。また、麓は暑い日でも山頂は冷え込むことも多々ありますので、防寒着も必ず持参してくださいね。
写真は余市岳山頂部と登山道。ジグザグの道を登って頂上を目指します!
写真:月宮 うさ
地図を見る「余市岳」を登りながら大自然を観察してみませんか?夏には登山道を彩るように花々が咲き、秋には錦色の紅葉。そして冬には樹氷や雪景色が、訪れる人々を楽しませてくれます。野鳥や野生動物にも出会えるかも?
しかし、ここはヒグマの生息地です。念のため熊除けの鈴を用意して登りましょう(※北海道の山に登るときは一部の離島を除き必須アイテムです)。周囲をよ〜く見渡すと木に付けられたヒグマの爪跡を見つけることができます。
写真:月宮 うさ
地図を見る「余市岳」の山頂が近付くと目の前には大パノラマが広がります。札幌市近郊の山々はもちろんのこと石狩湾や積丹半島・ニセコ連峰など視界には360度の絶景が!運が良ければ雲海にも出会えるかもしれません。
写真:月宮 うさ
地図を見る「余市岳」山頂からは、女性らしい気品を引きだし恋愛成熟にも効果があると言われるパワースポット「羊蹄山」の姿を望むことができます。羊蹄山に登るには体力と登山経験が必要ですが、余市岳ならば少し頑張れば登ることが可能!恋する女性の皆様、山頂でパワーを感じてみませんか?
※余市岳は初心者にもオススメの山ですが装備・準備は必須です。
「余市岳」登山の玄関口である「キロロリゾート」は、ウインタースポーツも楽しい場所!スキー・スノーボードはもちろんのことスノーセグウェイやスノーモービルを体験したり、スノーシューで歩いてみたり、雪と遊ぶアクティビティがいっぱい待っています!
また、ゴンドラに乗って日の出や日の入を眺めたり、朝里岳の紅葉を楽しんだり、リゾートホテルでゆっくり時を過ごしたりもできますので、登山やウインタースポーツをしない人にもオススメです。
記事では晩秋の風景をご紹介しましたが、「余市岳」の紅葉の見ごろは10月初旬〜中旬。10月下旬が近付く頃から雪が舞う季節となります。この時期の北海道は平地でも冷え込むことが多くなりますので、暖かい服装でいらしてくださいね。
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(2024/4/26更新)
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