写真:渡部 洋一
地図を見る2016年の大河ドラマは『真田丸』。その主人公・真田幸村はあまりにも有名な戦国武将であり、歴史ファンならずとも一度はその名を耳にしたことがあるでしょう。
そんな真田幸村の兄、ドラマでは大泉洋さんが演じる真田信之が初代藩主として治めたのがここ、松代です。以来真田家十代の城下町として栄えました。
そんな松代の町には、至る所に真田家の家紋「六文銭」が描かれており、松代城へと向かう道中でも幾度も目にします。そこはまさに、真田家十代におよぶ歴史ロマンの舞台なのです。
写真:渡部 洋一
地図を見る歴史の町・松代を代表する観光名所である「松代城」。1622年真田信之が13万石で入城して以来、明治維新まで十代に渡って真田氏が城主を務めた名城です。
平城であり規模も大きくはありませんが、三方を山に囲まれ千曲川を天然の堀とした防御態勢を誇る守りの固い城でした。歴史上数いる戦国武将の中でも屈指の人気を誇る真田家の居城とあって、多くの旅行者が訪れる人気スポットとなっています。
写真:渡部 洋一
地図を見る松代城は明治維新後廃城となり、わずかな石垣等を残して取り壊されました。現在の建物は復元されたものです。
城の顔とも言える太鼓門(写真)も、平成16年(2004年)に復元されました。重厚感ある佇まいに、往時の威光が偲ばれます。
写真:渡部 洋一
地図を見る実は、松代城を最初に築城したのは真田信之ではありません。かの有名な武田信玄が、ライバル上杉謙信との戦い(川中島の戦い)の拠点となる城を武田家の軍師山本勘助に命じて築かせたのが、その歴史の始まりと伝えられています。
武田信玄、上杉謙信、山本勘助と新たに続々と出てくるビッグネームたち。真田家の城は武田家の城でもあり、『真田丸』ゆかりの城は同じくNHKの大河ドラマ『風林火山』ゆかりの城でもあったのです。
信玄の時代、この城の名前は「海津城」。その名は今も、城内に建つ石碑に深く刻まれています。
写真:渡部 洋一
地図を見る真田氏が居城とする遥か以前、松代城(海津城)を築城した武田信玄。この城を拠点とし、生涯のライバル上杉謙信との川中島の合戦に臨みました。その舞台が、松代にあります。
八幡原史跡公園(川中島古戦場)。日本史に残る激闘が繰り広げられたこの場所には、謙信が切りかかり信玄がそれを受けた伝説の両雄一騎討ちの銅像が置かれています。躍動感のある姿は、合戦の最中にある2人が現代に蘇ったかのようで、歴史ファン必見の観光スポットとなっています。
真田家十代の城下町、松代。江戸風情の香るこの町の中でも特に人気のスポット「松代城」の歴史と見所をご紹介しました。
大河ドラマ『真田丸』でますます盛り上がるこの城へ、あなたも足を運んでみませんか?松代城は、「真田家の城」と「武田家の城」という2つの顔を持ち合わせ、旅行者の歴史的好奇心を掻き立てる名城です。
松代城へのアクセス、入場料、営業時間等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。また、同じく大河ドラマ『真田丸』で注目を集める「上田」について詳しくご紹介した記事も、記事下部「MEMO」のリンクからご覧いただけます。
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(2024/3/28更新)
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