大沢温泉「山水閣」は断然おすすめしたい高級な秘湯!〜花巻温泉郷〜

大沢温泉「山水閣」は断然おすすめしたい高級な秘湯!〜花巻温泉郷〜

更新日:2018/01/18 09:57

藤田 聡のプロフィール写真 藤田 聡 温泉研究家、紅葉ガイド
大沢温泉(岩手県花巻市)は東北を代表する秘湯の一つで、2015年に自炊部が湯治屋にリニューアルし、旅館部の菊水館もあります。中でも旅館部新館の山水閣は別格で、山水閣だけ高級温泉ホテルです。
専用の浴場もあり、日帰り入浴はもちろん湯治屋や菊水館の宿泊者でも利用出来ません。サービスも施設も客室も料理も高級なのに、宿泊料は一万円台とお手頃。大沢温泉に泊まるなら、山水閣の新館が断然おすすめです!

大沢温泉「山水閣」は高級なホテルで秘湯とは思えない!

大沢温泉「山水閣」は高級なホテルで秘湯とは思えない!

写真:藤田 聡

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大沢温泉山水閣は、湯治屋に隣接した右側にありますが、その内外装は歴然と異なります。玄関を入るとスーツ姿の係員に出迎えられ、その対応は都会の高級ホテル並。玄関の奥には、ゴージャスなロビーラウンジ(写真)が広がり、施設や設備も高級です。

湯治屋や菊水館に泊まった事がある人なら、「ここが同じ大沢温泉なのか」と信じ難く、戸惑ってしまう程の違いがあります。山水閣に限って言えば、秘湯の面影は一切ありません。

客室は「新館・川側」がおすすめ!

客室は「新館・川側」がおすすめ!

写真:藤田 聡

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大沢温泉山水閣自体も向かって左が本館、右側が新館に分かれています。本館と新館は、グレードが歴然と違うので、新館がおすすめ。新館客室にも川側と正面庭側(駐車場側)があり、川側が若干高いですが、初めて山水閣に泊まるなら川側(写真)がおすすめ。口コミやブログでも評判の宿ですが、特に客室と風呂が満点に近い高評価なのが特徴です。

新館川側客室は、窓から緑豊かな豊沢川の清流を望む上に、12.5畳+4.5畳の二間続き広縁バス・トイレ付きで、まさに高級旅館の間取りです。豊沢川を望むビューバスタイプになっており、トイレと洗面所も余裕の広さ。客室の広さを確保する為に、トイレと洗面所の広さを犠牲にする宿が多い中で、このスペースが広大な宿は、本当に上質な宿と考えて間違いありません!

新館部分には専用大浴場や貸切風呂を完備!

新館部分には専用大浴場や貸切風呂を完備!

写真:藤田 聡

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大沢温泉山水閣には本館部分に豊沢の湯があり、日帰り客や湯治屋や菊水館の宿泊者も利用出来ます。しかし、山水閣新館にある山水の湯と貸切家族風呂は、山水閣宿泊者限定の専用浴場になっており、日帰りはもちろん湯治屋や菊水館の宿泊者でも利用出来ません。

山水の湯は循環併用の大浴場で露天風呂付き。三つある貸切家族風呂(写真)は源泉かけ流しで、一つはバリアフリー仕様になっています。貸切ですから夫婦やカップル水入らずで、混浴の温泉を思う存分楽しめます!

同じ料理を菊水館でも味わえます!

同じ料理を菊水館でも味わえます!

写真:藤田 聡

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大沢温泉山水閣は料理もゴージャス。旬の食材を使った多彩な料理が食卓を彩ります。野菜なども丁寧に切り揃えられた上に、彩りに配慮して盛り付けられ、眺めているだけでも美しい程。もちろん、味も完璧です。

実は、旅館部旧館に相当する素朴な菊水館に泊まっても、料理だけ山水閣相当にグレードアップ可能。山水閣相当の料理を食べて大沢温泉に宿泊する、一番お得な方法です。大沢温泉菊水館の詳細は、別記事で紹介しましたので、是非ご覧ください。(記事の最後にリンクあり)

大沢温泉山水閣は料理・客室・接客が高級なのに一万円台!

大沢温泉山水閣のサービスと施設、客室と料理の素晴らしさを紹介してきましたが、これだけ上質な宿なのに、一番高い新館川側でも一万円台の宿泊料とは、まさに破格値。泊まってお得な、お買い得の宿だと断言出来ます。

山水閣自体には秘湯の面影は一切ありませんが、同じ大沢温泉ですから、湯治屋や菊水館の温泉を自由に利用出来ます。温泉好きには、この点もたまらない魅力。大沢温泉が好きだという方は、一度は山水閣に泊まってみて下さい。あまりの快適さに、山水閣以外は泊まれなくなってしまうに違いありません!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/13−2015/07/14 訪問

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