街が黄色に染まる!愛知「そぶえイチョウ黄葉まつり」で銀杏を愛でよう

街が黄色に染まる!愛知「そぶえイチョウ黄葉まつり」で銀杏を愛でよう

更新日:2015/09/08 14:49

Saito Junsoのプロフィール写真 Saito Junso 旅ブロガー、トレッカー
愛知県稲沢市にある祖父江町にはイチョウの木が何と1万本以上もあり、毎年秋には街中が黄色に染まります。秋の澄んだ青空にイチョウの鮮やかな黄色が美しく、たくさんの人が訪れます。
「見る」だけではなくもちろん名産の銀杏の販売も行われており、お店も立ち並ぶお祭りは歩いているだけでも楽しくなります。今回は街を黄色に染めるイチョウと、この時期に開かれる「そぶえイチョウ黄葉まつり」をご紹介します。

1万本のイチョウが街を染める

1万本のイチョウが街を染める

写真:Saito Junso

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愛知県稲沢市にある祖父江町は銀杏の生産地として有名で、何と日本の生産量の3割を占めます。そして街の至る所にあるイチョウの木は、合わせると何と1万本以上にもなります。
晩秋になるとそのたくさんの緑色だったイチョウの葉がどんどん色づき、街中に植えられた木々が街を黄色に染めます。天気の良い日には、太陽の光に透き通ったイチョウの葉が黄金色に輝いて見えるほど。地面に落ちたイチョウと木々に輝くイチョウと、まさに一面が金色に染まります。
この時期、その美しいイチョウの木々を見るために祖父江町はたくさんの人で溢れます。

見ごろは11月中旬から12月上旬

見ごろは11月中旬から12月上旬

写真:Saito Junso

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イチョウの木々が美しい黄色に染まるのが、毎年11月中旬から12月上旬ごろです。見ごろの時期は毎年変わるので、ホームページなどで確認することをお勧めします。
イチョウで有名となった祖父江町ですが、もともとは街を守るために植えられたのが始まりです。燃えにくい性質のため、防災用や伊吹降ろしの風から家々を守る役割を担ってきたと言われています。江戸時代に街の各所に植えられたイチョウの木々は、虫にも強く長寿命のため今日でもその美しい姿を見せてくれます。

そぶえイチョウ黄葉まつり

そぶえイチョウ黄葉まつり

写真:Saito Junso

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稲沢市はこのイチョウが黄色に染まる時期を「そぶえイチョウ黄葉まつり」と言うお祭りを開いて盛り上げています。真っ赤な紅葉が美しい香嵐渓と合わせて、「東の紅(香嵐渓)、西の黄色(祖父江)」というキャッチフレーズを作って地域活性化に取り組んでいます。
このお祭りではぎんなんの販売はもちろん、フリーマーケットや俳句、写生大会など様々なイベントを開いて色々楽しめるようになっています。体育館やお寺など会場が分かれていますが、フリーシャトルバスも運行されていますので積極的に利用してお祭りを楽しみましょう。

祐専寺でひと休み

祐専寺でひと休み

写真:Saito Junso

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お祭りの時期、祖父江町の街を散策していると、イチョウの木々に染められたお寺に着きます。祐専寺と言うお寺で、その境内には市指定天然記念物に指定された「祐専寺イチョウ」と呼ばれる樹齢250年を超える古木が植えられています。お寺にイチョウの黄色がとてもよく映える美しい場所です。
このお寺の境内では抹茶などを頂くこともできますので、散策に疲れたら是非ひと休みしてみましょう。美しいイチョウと古寺を愛でながらの抹茶は、とても風流がありますよ。

お土産はギンナンのお菓子を!

お土産はギンナンのお菓子を!

写真:Saito Junso

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旅の楽しみのお土産ですが、もちろんここ祖父江町ではギンナンに因んだ特産品が買えます。
大粒でもちっとした特産の「銀杏」から、「ギンナン入り刺身こんにゃく」に「ギンナンきしめん」などギンナンを使ったお土産が売られています。
その中でもお薦めはギンナンのお菓子です。「銀杏ういろ」に「銀杏バームクーヘン」、「イチョウ最中」や「イチョウ饅頭」などどれもぎんなんの苦みを抑えた食べやすい味となっています。
散策中にお腹がすいたら「ぎんなんラーメン」や「銀杏懐石」などもありますので、食べてみるのもいいですね。

街中が黄色に染まるイチョウを見に行こう!

今回は愛知県にある祖父江町のイチョウをご紹介しました。
名古屋からもアクセスが良く、お散歩感覚で楽しめる祖父江町のイチョウは秋の人気スポットとなっています。澄んだ青空にイチョウの黄色はとても美しく映えますし、夜間にはライトアップもされるので一日いても楽しいですよ。
お祭りも開かれ「ぎんなんグルメ」も楽しめる祖父江町に一度行ってみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/11/23 訪問

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