写真:坂元 美鈴
地図を見る農業の盛んな内陸部では、重労働の農作業のスタミナをつけるために、ハイカロリー&ボリューム満点な料理が食べられてきました。家畜として飼育している豚を加工したものがメインで、そのバリエーションも豊富です。この地域一帯で採れるそば粉の練り物やパンプディングが添えられるのが定番。
それらの代表的なものを盛り合わせたクメチュカ・ポイェディナ(農夫の祝祭の意)は、その名の通り祝祭日のご馳走。ブラッドプディング(豚の血のソーセージ)やローストポーク、ベーコンなど、素朴で滋味あふれるおいしさの農家の味が楽しめます。
リュブリャーナのレストラン「Sokol」でどうぞ。
写真:坂元 美鈴
地図を見るスロヴェニア・イタリア・クロアチアにまたがるイストゥラ半島はトリュフの一大産地。そのフレッシュトリュフを使ったパスタやリゾットは多くのレストランで提供している定番メニューです。
トリュフソースと合わせるパスタはホームメイドのタリアテッレ(幅広パスタ)が一般的。表面積の多いタリアテッレと合わることで、トリュフの香り高さがより一層際立つんだ、とはリュブリャーナのレストラン「Sokol」のスタッフ。生クリームで濃厚に仕上げるのがスロヴェニア流です。たっぷりのトリュフを堪能できる贅沢を噛みしめてくださいね。
写真:坂元 美鈴
地図を見るハンガリー料理として知られていますが、オーストリアやスロヴェニアでもポピュラーなグラーシュ。ビーフシチューのような見た目ですが、トマトは入らず、パプリカ、ニンジン、にんにく、玉ねぎなど野菜のみじん切りと牛肉を長時間煮込んだ伝統料理です。地域によってもしくは店や家庭によっても味わいや見た目も異なるので食べ比べてみるのも一興です。
写真:坂元 美鈴
地図を見る隣接するオーストリアのウィーンシュニッツェル、その起源ともいわれるイタリアのミラノカツレツと、とてもよく似ている国民的料理。リュブリャーナのカツレツは豚ヒレ肉にハムとチーズをはさむのが特徴です。レストランの定番メニューでもありますが、フードマーケットやスーパーなどのお総菜コーナーでもよく見かけるので、テイクアウトして街散策しつつ食べ歩きするのも楽しいですよ。
写真:坂元 美鈴
地図を見るスロヴェニア観光のハイライトのひとつ、ブレッド湖。アルプスの瞳とたたえられる美しい湖を眺めながら食べたいのがクレームシュニテです。もっちりしたカスタードクリームと生クリームをパイ生地でサンドしたもので、ブレッド湖周辺のほとんどのレストランやカフェで提供しています。なかでも元祖パークホテルのレストランのものは、甘さ控えめで日本人の口にもよくあいます。
ほんの一部を紹介しましたが、肥沃な土地あり山あり海ありのスロヴェニアは食材豊富で美味なる郷土料理は他にもたくさん!意外にもそばの生産が盛んだったり、馬肉や鹿肉もポピュラーだったりしますし、いちぢくやベリー類などのフルーツも豊富です。奥深いスロヴェニアの食の世界を堪能してくださいね。
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(2024/4/19更新)
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