写真：Hiroko Oji
地図を見るクロアチア南部のアドリア海に面したマカルスカ（Makarska）の町は、背後にビオコヴォ自然公園が控えており、標高１７６２メートルのクロアチアで2番目に高いビオコヴォ山も姿を見せています。ヤシの木が並ぶ海沿いの遊歩道には、しゃれたカフェやバー、ホテルやブティックが建ち並びます。町の中心地は教会周辺で、隣にあるフランシスコ会修道院の中に貝殻博物館が建っており、世界中の貝殻を展示しています。また、インフォのある建物そばには、マカルスカ博物館があり、民族衣装や装飾品、武器等の展示が見られます。
港には数多くの観光用の船が停泊していて、対岸に浮かぶブラチ島や近郊のフヴァル島へもアクセスしやすく、この町で滞在するのもいいかもしれません。
写真：Hiroko Oji
地図を見る港から前方に見える半島は、崖の上に緑地帯が広がる公園となっています。海岸通りを辿って半島に入ると、山並みを背景にした町並みが海上から見ているような感覚で楽しめます。半島はぐるりと一回りできますので、海を眺めながら散策してくださいね。半島の北側にはビーチが広がっています。
ちなみに、この写真の海に出っ張っている道は、途中で途切れていて半島へは行けませんので、お間違いなく！半島へは手前を右方向へ海沿いに歩いて行きます。
写真：Hiroko Oji
地図を見る町からも見上げることができるビオコヴォ山、アドリア海沿岸では最高峰の山で、その周辺は自然の美しさと植生が豊かなことから、自然公園に指定されています。様々なハイキングコースが整備されているだけでなく、自動車道路も通じていますのでドライブも楽しめます。
写真：Hiroko Oji
地図を見るツァヴタット（Cavtat）の町はドブロヴニク空港から５キロメートルほどの距離にあり、ドブロヴニクの旧市街からも１０番のバスで４０分ほど、気軽に立ち寄れる風光明媚なリゾート地です。冬でも１時間毎の運行ですので、利用しやすいバス便です。途中の車窓風景も素晴らしく、アドリア海の絶景を眺めながらの移動です。
空港への道路から分かれて半島へ向かい、バス停で降りるのは山側の港前。そばにはインフォと公衆トイレがあります。港沿いにはレストランやホテルが建ち並び、こちら側の散策も楽しめますが、先ずは教会の鐘楼を目当てにアドリア海に面した遊歩道へ出てみましょう。遊歩道沿いには船着き場があり、小舟やボートが何艘も浮かんでいます。レストランが建ち並ぶ遊歩道の先端には丘があり、麓に別の教会も見えています。海は澄みきって底まで見通せるほどの透明度！特に見どころと言ったものはありませんが、遊歩道沿いの散策がのんびり過ごすのにちょうど良い町並みです。
写真：Hiroko Oji
地図を見る先端の丘の上へは、石段が導いてくれます。途中には石造りの民家が続き、可愛い窓辺のお飾りも見られ、生活感が溢れています。まるでここの住人にでもなったような気持ちで丘の上に辿り着くと、そこには見晴らし最高の墓地が広がっています。墓地と言えば、日本では何となく暗くて陰気なイメージですが、ここは緑とお花が取り囲む明るい墓地！アドリア海を見下ろせる絶景が広がり、端っこからは、ドブロヴニクの旧市街と、背後のスルジ山が見渡せます。碧い海に浮かびあがる山並みが素晴らしい眺め、後ろを振り返ればツァヴタットの町の家並みが見渡せるのも素敵！しばし座り込んでのんびりしてみましょう。
いかがでしたか？スプリットやトロギールなどアドリア海に面した有名な町はたくさんありますが、今回は２か所、静かなリゾート地をご紹介しました。とっても綺麗な海と背後の山並みに挟まれた風光明媚な眺めを楽しめると思います。
冬季になると、特にクリスマス時期は休暇になるため、バスの運行はかなり減便されます。マカルスカからドブロヴニクへのバス便は夕方の１便しかないという日があるのも不便な運行ですが、うまく組み合わせれば日帰りも可能です。MEMOにリンクした時刻検索を利用して、ご自分の都合の良いバスでお出かけ下さいね。もちろん、レンタカーがあれば移動は思い通りです。
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(2024/4/25更新)
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