熊本市内から車で30分程の場所にある「甲佐町やな場」。
その歴史は古く、今から400年前、加藤清正の時代に建てられたものです。もとは肥後藩主の細川忠利侯によって造られた水田用水調節の場でした。
現在のようなやな場が作られたのは戦後で、川の上に建つ藁葺き屋根のあずま屋で鮎を味わうことが出来るようになっています。
営業期間は鮎漁解禁日の6月1日から11月4日まで。旬の鮎を食べにぜひ出かけてみてください。
「やな」とは、川を下る鮎を獲る伝統漁法で、写真のように川の中に竹で作られたすのこ状の足場があります。
このすのこに、上流から泳いできた鮎が落ちる仕組みとなっています。
落ち鮎がよく見られるのは10月中旬頃で、産卵のために川を下る鮎が落ちます。この時期でなくても、雨で水かさが増した日には、よく鮎がかかるんだそう。鮎が落ちる瞬間を見たいという方はこの時期に行くのがベストです!
お料理を待つ間、水遊びを楽しむお子さんもちらほら。
足場はしっかり造られているので、もちろん大人の方も楽しむことが出来ますよ。
写真は鮎の塩焼きと味噌焼きです。
単品で頼む場合、お値段は時価!
(※訪れた日は1匹700円でした。)
コース料理は松(3,800円)、竹(3,300円)、 梅(2,300円)とあり、鮎の塩焼きや味噌焼きはもちろんのこと、お刺身や郷土料理のうるか、鮎めしなどさまざまな調理法で頂くことが出来ます。
とれたての鮎は身が引き締まっており、香りもよくとにかく絶品!情緒豊かなあずま屋の雰囲気が、料理の味をより一層引き立ててくれることでしょう。
甲佐町やな場は、やなを囲むようにして藁葺き屋根のあずま屋が建てられています。
窓は開け放してあり、すぐ下には川!アジアリゾートのような雰囲気が楽しめる室内で、川のせせらぎを聞きながら絶品の鮎を味わうことが出来ます。
土日は混み合うことが多いようなので、予約をして行かれるのが吉!
クーラー完備のお座敷も用意されているので、小さいお子さん連れの方でも安心できますよ。
いかがだったでしょうか?
旬の鮎を味わえるのはもちろんのこと、水遊びまで楽しめるとなれば、大人も子供も満足できること間違いなし。
やな場だけじゃ遊び足りないという方には、井戸江峡もおすすめです。
やな場からほど近い所にあり、景観が素晴らしく、熊日緑の百選にも選ばれたこの場所。キャンプ場となっており、バンガローに泊まることも出来ます。川下りなどのアクティビティも楽しめるので、思い出作りとして一泊して帰るのもおすすめですよ!
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