写真:ふるかわ かずみ
地図を見る最近は観光客も増えてきたせいか、道案内の看板や道路も比較的整備されていますが、不安な方は南小国町観光協会で資料などもらって向かいましょう。
現地までは途中砂利道の舗装されてない細い道を登ります。側溝もあったりするので、雪や霧の多い日など特に運転に注意して登りましょう。
現地に着いたら案内小屋があります。ここで入場料大人1名200円を支払うと、詳しい説明をしてもらいながらパンフレットと方位磁石を手渡されます(方位磁石はレンタル)。
さあ、いざ出発しましょう!
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る受付の場所から約10分、徒歩で登ると最初に見えてくるのが「挟み石」。2つの大きな石が立ち並び、人がようやく通れる隙間があります。実はこの隙間、夏至の太陽が昇る地点、そして冬至の太陽が沈む地点になっているそう。古代の人たちにとって、時間を知る重要な場所だったのでしょう。
また、嘘つきの人がこの間を通ると挟まれるという言い伝えもあるそうですよ!
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る受付で手渡された方位磁石。押戸石の丘ではいくつか磁場が強い場所があるそう。強い場所だとぐるぐる回りだすともいわれています。
その強い場所の1つとされるこの挟み石の隙間。隙間といっても高さや位置によって動き方も変わります。岩のまわりをぐるりと巡って探すのも楽しいかもしれません。
どの場所かは実際自分で体験してみくださいね。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る押戸石の丘の見どころは巨岩石だけでなく、360度見渡せる雄大な大自然のパノラマ。阿蘇のカルデラが誕生した遥か太古の巨大噴火。その痕跡は、くじゅう連山を中心とした山々を臨める見事な高原として自然美を奏でてくれています。
丘の石のひとつ、「祭壇石」(写真手前の石)は、太古の昔(縄文)の人たちの祈りの場、祭壇として使用されていた石と言われています。
また、この祭壇から宗像大社を結ぶ線を「水の道」、阿蘇山や高千穂神社を結んだ線を「火の道」として、先述の夏至や冬至の太陽が通る道「太陽の道」と直角に交差することから、レイライン「神の道」とも言われています。
海外ではイギリスの古代遺跡・ストーンヘンジを中心としたレイラインが有名です。国内では他にも伊勢神宮を中心としたレイライン説もあったりと、ミステリー好きには興味が尽きないでしょう。
※レイライン・・古代の石柱や遺跡などが、一定の法則で配列された直線のこと
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るさて、最後は押戸石の丘で最も強力な磁気を放つとされる「押戸石」。一番巨大なこの石の大きさは高さ5.5m、周囲15.3m。ぐるりと1周まわって、方位磁石をあてると、明らかに他の石より確かに動きが激しいのがわかります。
また、太古のピラミッドではないかと言われ、その石の頂上が指すのは北極星とされ、なんとも神秘的です。
この押戸石の丘では、シュメール文字を刻んだ石もいくつかあることから、日本人のシュメール起源説を提唱する場所としても注目を集めています。
これらの石が自然にできたのか人工的にできたのか、真実はわかりませんが、もし何千年も前の私たちの祖先が何らかの目的をもってこの場所にいたとしたら、なんともロマンを感じずにはいられません。
忙しい現代の私たちに大切な何かを教えてくれるような感覚を覚えます。ぜひ雄大な大自然のパワーを体感してみてくださいね。
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(2024/3/29更新)
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