この写真を見てピピっと来て、思わず「手を繋ぎたくなるぅ〜」と昭和に生まれた皆さんなら口ずさみたくなるのでは?!
そう!食器洗剤のコマーシャルで一躍有名になったこの坂は、名前を「八幡坂(はちまんざか)」と言います。幕末、この坂を登り切った所に函館八幡宮があった事が名前の由来となっているそうです。
夜景で有名な函館山の麓にあるこの坂は、街に名所となる坂が数多くある函館の中で最も有名な坂といっても過言ではないでしょう。2013年に某経済新聞が取ったアンケート「観光で訪れたい坂の名所ベスト10」の1位にも輝きました。
CMの影響で一時は「◯◯グリーンの坂」と呼ばれていた事もあるそうですよ。手を繋いで歩く仲睦まじいご夫婦をお見掛けしたら、「あの頃」を思い出して本当に懐かしい気分になってしまいそうですよね。
目の前に見える函館山を目指しながらてくてくと坂を登り、登り切った後で後ろを振り返れば眼下に広がる函館湾とそこに浮かぶ青函連絡船・摩周丸。海の向こうに見える蝦夷松山と空の青さのコントラスト。石畳の道路、茂る街路樹の緑。海と空まではまっすぐ一直線…。
函館湾へ伸びた270メートルの一本道からの眺めが想像以上に圧巻で一瞬言葉を失い、その後で爽やかな空気を体中に廻り込ませたくて、思いっきり何度も深呼吸したくなります。
30メートル以上ある道幅の歩道脇には、坂の上まで手すり付き階段が整備されています。
意外に交通量があるので、写真撮影の際は気をつけて下さいね。
爽快な気分になれる日中に訪れる事はもちろん、函館山で夜景を観賞した後に寄れば坂からの夜景も楽しんで頂けます。道がまっすぐだから夜景も非常に綺麗に見えるんですよ〜。
春夏秋冬、時間によって異なる景色を思う存分お楽しみ下さいね!!
せっかく函館に来たのですから、ミシュランガイドブックに三つ星として掲載された函館山からの夜景を楽しみましょう!
函館山は標高334メートルで函館市の南西の端にあり、山頂までの交通手段にはロープウェイや登山バスなど公共交通機関を使ったもの、タクシーや観光バス、はたまたトレッキング好きな人にはたまらない、自然が多く残る山の景色を楽しみながら登るなど様々な方法があります。自分の旅スタイルにあった手段を選べて良いですね。
いま沢山の観光客で賑わう函館山が幕末の頃に築かれた要塞地帯で、第二次世界大戦の終結までは一般人の入山はもちろん、函館山の写真を撮影をする事、スケッチする事、函館山に関する話題等も厳しく規制されていた事を皆さんはご存知だったでしょうか。
戦争が終わり要塞は米軍が解体、政府から函館市へ無償で貸し付けられました。市は1946年に函館山管理事務所を設置、函館山は約半世紀振りに一般市民へ再び開放されました。
また、函館山は要塞化される際に350メートルほどあった高さを削られ、削った事で周囲の視界が確保され、平らに造り変えられた山になった事で夜景が一望できる様になったそうです。
一番美しい夜景を見るなら日没時刻の20〜30分がベストタイム。夕暮れに染まる函館の街が宵闇に包まれ、人工のライトや派手なネオンサインではない。街に生きる人々の暮らしの明かりや街路灯の持つその柔らかい光が灯り始める瞬間を、ぜひ瞳に映してきて下さい。
日本三大夜景の一つでもあり、ナポリや香港と並んで世界三大夜景の一つにも数えられる函館の夜景は世界中から注目され、海外からの観光客も急増しています。実際展望台には多くの外国からの観光客の方もいらっしゃいました。
山頂は麓の函館市内より気温が低く、風も強いので体感温度は更に低くなります。夜景鑑賞する際には、暖かい羽織り物を余計に1枚用意しておくと安心ですよ。
街の散策でお腹が空いたら、さて美味しいごはんを!となりますよね。函館といったらやはり海鮮?とお思いの皆様。海鮮ももちろんグッドチョイスに違いは無いのですが、旅の一食に昔懐かしいカツカレーはいかがでしょうか。
紆余曲折を経てなお、函館市民はもちろん。地方から足を延ばすカレー好きもいるという昔ながらのカレー専門店「元祖 小いけ」。この店の名物といえば揚げたてのトンカツが載った「カツカレー(980円)」。このカレーは、海鮮の街・函館に於いても一目置かれています。
最寄駅は函館市電の宝来町。大通り沿いから細い路地を入った場所にあるこのお店は、八幡坂からであれば徒歩約10分の距離にあります。15時半で閉店なので夜景を見た後に食べる事はできないのが残念ですが、気になった方はお昼ごはんに是非召し上がってみて下さいね。
なお、こちらのお店から函館山までは徒歩とロープウェイで約25分の道のりです。
昭和の懐かしい匂いの残る店内は「食堂」という言葉がぴったり。函館という場所とあいまって独特のイイ雰囲気を出しています。10分程で揚げたてのカツが載ったカツカレーが登場しました。お腹を更にグースカさせてくれるスパイスのとっても良い香り。
一口目を戴く前の、最高にワクワクする瞬間ですよね!
カレーにぴったりのやや硬めに炊かれた真っ白いごはんと、ちょうど良い粘度で旨味の強い熱々のカレールーがよく口の中で合わさり、見た目からはマイルドな辛さを想像するのですが、その想像に反して、なかなかしっかりした辛さがあります。
期待の揚げたてカツは、カレーと合うように比較的細めに切られています。
辛いだけでなく非常に旨味の強いインドカレーに大満足。旅先で名物ごはんはもちろん良いのですが、普段食べている、慣れ親しんだ美味しい味に出会えると非常に嬉しくなりますし、何よりまた、この味に会いに街に来る楽しみができますよね。
なお、ボリュームは割と控えめで女性でも簡単にペロリと平らげる事ができます。(写真は普通盛りです)。食べるの大好き!という方はぜひ、大カツカレー(1,080円)を注文してみて下さいね!!
年間400万人もの観光客が訪れる、日本でも指折りの観光都市・函館。
この街を訪れる度、歴史とグルメと観光をうまく調和させている素晴らしい街だと感じます。
あれもこれもと同時に楽しめるのが、函館観光の良い所ですね。
忙しい毎日の中での気分転換やストレス解消の一番の方法として、私は一番に旅行を挙げたいと思います。なぜなら旅行は日々過ごしている日常以上に「美しい景色を見た!」「美味しい物を食べた!」「地元の人がとても親切だった!」等、ココロへの無数の栄養補給効果や潤いを与えてくれると思うからです。
毎日を一生懸命頑張ってる皆様。
どうぞどうぞ休みの日には、自分のココロと体にたくさんの栄養と潤いを。
その為にもちょっと思い切って、旅に出てみて下さい!!
きっときっと新しい気持ちで、休み明けを迎えられると思いますよ。
函館の街では美しい景色と、美味しいカツカレーがそんな皆さんを待っていてくれています。
わざわざ足を運ぶ価値、大いにアリです!
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