紅葉の名所・塩原温泉!おさえておきたい絶景スポットはここだ

紅葉の名所・塩原温泉!おさえておきたい絶景スポットはここだ

更新日:2016/09/06 11:01

那須 マッキーのプロフィール写真 那須 マッキー 関東旅行ブロガー、那須高原写真家、滝巡り案内人、那須の郷土研究家
栃木県那須塩原市にある、塩原温泉郷が一番美しい時期は、なんといっても、紅葉シーズンの”秋”がお奨め!燃えるような”もみじ”の本物の赤に出会えます。ご紹介するのは、塩原温泉で絶対見逃せない名所の数々。「紅葉」と「滝」と「沼」と「温泉」を楽しむ旅に出かけてみませんか?

9月中旬から10月下旬が最盛!「大曲りのもみじ」これが本当の紅葉の”赤”

9月中旬から10月下旬が最盛!「大曲りのもみじ」これが本当の紅葉の”赤”

写真:那須 マッキー

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ヘアピンカーブが連続する、「日塩有料道路」通称『日塩もみじライン』は、日光鬼怒川⇔塩原温泉間の28.5kmの峠道で、塩原から日塩もみじラインを日光方面へ進むと、ほどなくして最初に現れる一番大きなカーブがあります。そこが塩原温泉随一の紅葉の名所『大曲りのもみじ』です。

ヘアピンカーブの全てには「もみじマークの標識に各カーブの番号」が表示してありますが、この「大曲りのもみじ」が45番目で、日光鬼怒川側からは最後のカーブとなります。毎年秋には真紅の美しい姿を見せるため、大勢の見物客が訪れます。ここの「真っ赤な色」を見て初めて、もみじを見たという満足感を得る方が多いのではないでしょうか?それほどに見事な色彩を放っています。

塩原温泉郷のもみじの中で一番最後に紅葉する「大曲りのもみじ」

塩原温泉郷のもみじの中で一番最後に紅葉する「大曲りのもみじ」

写真:那須 マッキー

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この「大曲りのもみじ」がある場所は、塩原温泉方面から日塩有料道路を日光方面に進んだ先の、最初にある大きなヘアピンカーブ沿いにあります。有料道路ですが、「大曲りのもみじ」とその先にある「大沼園地」への付近までは、なんとなんと、無料で進入可能です。

この周辺には昔から有名な温泉が点在していて、新湯温泉、奥塩原温泉など人気の高い温泉スポットになっていたり、その周辺の居住する人の生活道路でもあるため、有料道路料金所がここより先「ハンターマウンテンスキー場」付近に設置されています。

塩原温泉郷の紅葉は9月下旬から始まり10月下旬が見ごろですが、「大曲りのもみじ」はその位置関係と標高差により一番遅い、10月下旬に最盛期を迎え、11月中旬の期間が見ごろとなります。

紅葉シーズンはかなり混雑しますので、車の運転には充分な注意が必要です。

”大沼”に映る紅葉はため息が出るほどの絶景です。

”大沼”に映る紅葉はため息が出るほどの絶景です。

写真:那須 マッキー

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日塩もみじラインの「大曲りのもみじ」を過ぎて程なく、「大沼園地(大沼公園)」方面への分岐点を左へ進んだ先に「大沼園地」があります。日本で第一号の自然研究路として整備された「塩原自然研究路」の一部である大沼・ヨシ沼は、「森林浴の森百選」にも選定されていて、自然が豊かな天然広葉樹の森と沼が広がっています。

四季それぞれに様々な景観をみせてくれますが、新緑の季節や、特に秋がお奨めで、紅葉に染まる広葉樹の森が大沼の湖面に映る情景は言葉にならない程美しく、訪れる人々を優しく包んでくれます。

この大沼園地は日本最少の「とんぼ(ハッチョウトンボ)」の生息地でもあります。

何度でも振り返って観たくなる紅葉の「回顧(みかえり)の滝」

何度でも振り返って観たくなる紅葉の「回顧(みかえり)の滝」

写真:那須 マッキー

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東北自動車道西那須塩原ICから、国道400号線塩原バレーラインを塩原温泉方面へ向かい、「がま石トンネル」手前左側には、滝と紅葉が同時に見る事が出来る「回顧(みかえり)の滝」があります。「回顧の滝駐車場」から滝までは、急斜面を滝のある渓流に降りて行くショートカットコースと、時間はかかりますがゆるい斜面を周囲の紅葉を楽しみながら、のんびりと歩く”なだらかコース”の2種類があり、その日の体調に合わせてチョイスできます。

下を流れる「箒(ほうき)川」に架かる「回顧の吊り橋」を渡った先に、「回顧の滝」と絶景の紅葉絵巻が目の前に広がります。この滝は多くの文人たちが小説のなかにも取り上げた名所で、有名なものとしては尾崎紅葉の”金色夜叉”にも登場しています。

「回顧の滝」の名称の由来は、昔旅人が滝の美しさに歩を止め、何度も振り返る程、名残惜しんだ事から”みかえりの滝”と呼ばれたのだそうです。

「塩原バレーライン」道路沿いの渓流すべてが絵になる圧巻の美しさ!

「塩原バレーライン」道路沿いの渓流すべてが絵になる圧巻の美しさ!

写真:那須 マッキー

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塩原温泉郷は1200年の歴史があり、古くから塩原十一湯(じゅういちとう)の湯元と約150の湯量豊富な源泉が湧き出しています。日本には9種の温泉が存在していますが、その内の6種が塩原温泉郷にあります。

「塩原バレーライン」に添うように、塩原を東西に流れる「箒(ほうき)川」は流れ、各温泉街が存在しています。潜竜峡と呼ばれる渓流に沿った紅葉の景観は圧巻で、数えきれない程の見どころや名所がある関東有数の温泉観光地でもあります。

紅葉に染まる「滝」の数々は「回顧の滝」に始まり、「留春の滝」「布滝」「風挙の滝」「竜化の滝」があります。また、塩原渓谷ならではの「吊り橋」が多くあります。中でも本州一の長さを誇り紅葉の美しい「もみじ谷大吊り橋」など、とても一日では周りきれない名所が沢山あります。これらは全て塩原バレーライン(国道400号線)沿いに存在しています。

紅葉の名所「塩原温泉郷」のまとめとして!

いかがでしたか。塩原温泉郷は関東の奥座敷と呼ばれるくらい、首都圏からも近く、車なら1時間30分から2時間で行ける手軽さです。心に残る紅葉が観たいと思っている方には是非お奨めいたします。紅葉だけでなく、美肌の湯と呼ばれる温泉は勿論、名物のスープ焼きそば&トテ焼きなどのグルメもありますよ。ちなみにトテ焼きの”トテ”とは、昔から塩原温泉街を走る「トテ馬車」からきています。温泉街の紅葉を名物の「トテ馬車」に乗って散策するのも、面白いかもしれませんね。あなたも是非・・・秋色に染まる旅に出掛けてみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/31 訪問

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