ホッキョクグマの子グマが人気を独占している「札幌円山動物園」

ホッキョクグマの子グマが人気を独占している「札幌円山動物園」

更新日:2013/05/21 14:33

ミセス 和子のプロフィール写真 ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター
北海道札幌にあります円山動物園では、寒さに強い動物たちが雪の中で力強く生活し、最近やっと春を迎えています。
自然繁殖は難しいとされているホッキョクグマですが、札幌円山動物園では、ホッキョクグマのオスの「デナリ」とメスの「ララ」との間に2012年12月8日、双子の赤ちゃんが誕生しました。二頭の子グマはすくすくと育ち園内の人気者になっています。

お母さんグマ「ララ」は子育て上手

お母さんグマ「ララ」は子育て上手

写真:ミセス 和子

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お母さんグマ「ララ」は、5回の出産経験があるパワフルなお母さんです。優しい眼差し、優しいしぐさ、子供達にここでの生活を体で教え込んでいます。「ララ」の紹介文には、誰よりも賢く警戒心が強いと書いてありました。趣味はウオーキングと背泳ぎだそうです。子育て中は、一時も離れず子グマを見守っています。

カラスの鳴き声に反応する双子の子グマ

カラスの鳴き声に反応する双子の子グマ

写真:ミセス 和子

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双子の子グマは元気一杯に動き回ります。車のタイヤや漁師が使う浮き玉が遊び道具になっています。カラスの鳴き声にも反応し、立ち上がっている子グマですが、返事をしている様にも見えます。大好きなお母さんと一緒で、安心しきっている穏やかな表情に癒されます。

ホッキョクグマの繁殖に成功している動物園です

ホッキョクグマの繁殖に成功している動物園です

写真:ミセス 和子

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ホッキョクグマは、地球温暖化の影響で生息環境が著しく悪化し、2006年絶滅危惧種と判定されました。ホッキョクグマは自然繁殖が難しいとされていますが、2000年以降唯一成功しているのが札幌円山動物園です。オスの「デナリ」(父)とメスの「ララ」(母)が、2003年12月にメスの「ツヨシ」、2005年12月にメスの「ピリカ」、2008年12月に双子のオスの「イコロ」と「キロル」、2010年12月にメスの「アイラ」、2012年12月に双子を誕生させているのです。
まだまだ期待が持てる「デナリ」と「ララ」です。

自然環境が良い「札幌円山動物園」

自然環境が良い「札幌円山動物園」

写真:ミセス 和子

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円山動物園は17のゾーンに分かれて動物達が飼育されています。雪の降る冬期間でも営業しており、冬は雪の中でも元気に遊ぶホッキョクグマやエゾシカ、エゾオオカミ、タンチョウ鶴、アザラシ、ペンギンなどが屋外で元気に遊んでいる姿を見る事ができます。

又一年を通して盛りだくさんのイベントがあります。

澄みきった空気、本州より一ヶ月遅い桜が満開です。四季折々の自然を散策しながら動物とのふれあいを楽しめる、円山動物園です。

住所:〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地
電話番号:011-621-1426
営業期間:1月1日〜12月28日まで無休
料金:大人(高校生以上) 600円・年間パスポートは1000円
   団体(大人30名以上) 540円

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/18 訪問

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