太平洋と港を一望!室蘭「宮越屋珈琲MUTEKIROU」が絶景すぎる

太平洋と港を一望!室蘭「宮越屋珈琲MUTEKIROU」が絶景すぎる

更新日:2024/02/15 08:39

ろぼたんのプロフィール写真 ろぼたん 週末の旅人、北国グルメ推進委員会
鉄鋼業を中心に造船、石油精製など北海道工業地域として発展した工業都市、室蘭市。ここに2015年7月カフェが誕生しました。その名は「宮越屋珈琲MUTEKIROU」。正面に大黒島、東に白鳥大橋と工場を見渡せる港、西には太平洋の大海原と三方が絶景の岬の先端にあるカフェです。

テラス席や店内から、夕日が海に沈む様子や、日本五大工場夜景の一つでもある室蘭夜景が楽しめる絶景カフェで室蘭観光はいかがでしょう?

店内から覗く太平洋の大海原

店内から覗く太平洋の大海原

写真:ろぼたん

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カウンター越しに見える海。こちらのカウンターは西向き。「宮越屋MUTEKIROU」は室蘭市絵鞆町の岬の先端に立っており、店内は大きな窓やガラス張りの壁になっているため、カウンター席、テーブル席、テラス席、用意されてあるどの席からも海が見渡せます。シックで重厚な宮越屋のスタイルを感じながらもスタイリッシュなオシャレな店内。そこにあるのは絶景と珈琲のいい香り、音楽と人のささやき声。

天気がよければ遠くに羊蹄山や昭和新山といった山々も見え、室蘭港を取り巻く工場群…、室蘭の地形が見渡せるような抜群の立地にあるため、ここを訪れただけで室蘭の素晴らしい景色をダイジェストで味わってしまうことができるかもしれません。

開放感抜群!清々しいテラス席

開放感抜群!清々しいテラス席

写真:ろぼたん

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天気がよければテラス席もオススメです。西側にあるテラス席からは太平洋の大海原が望めます。カモメの鳴き声と潮風が心地よく、清々しい青空とキラメク海からは「鉄のまち」と呼ばれる室蘭を想像ができないほど。そんな開放感のある眺めです。

もちろん珈琲も本格的。コクと香りにこだわった宮越屋らしい風味豊な珈琲です。日常的に珈琲を楽しんで欲しいという宮越屋の珈琲は、重量感がある「酸味」と「苦味」が特徴的で、ミルクをいれても美味しくいただけます。

珈琲通の人もそうじゃない人も、フレンチやマイルドといったお店こだわりの焙煎のブレンドとともに、抜群の開放感を味わってみてはいかがでしょうか。

お店正面に見える室蘭港と大黒島

お店正面に見える室蘭港と大黒島

写真:ろぼたん

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絵鞆岬から海上約1km、室蘭港の入口に浮かぶ周囲約700m、高さ35m、面積2.4haの小さな島、大黒島。安全祈願のため島内に大黒天を祭ったことから「大黒島」と呼ばれました。室蘭八景の1つとして挙げられており、英国船プロビデンス号の水兵ハンス・オルソンが葬られたころから、島には黒百合が咲き始めたという伝説があるそうです。

今では公共渡船はありませんが、明治27年(1887年)に点灯し、昭和49年(1974年)に役割を終えるまで有人だったそうです。海事関係者の間では「オルソン島」の名で、世界的に知られており、このテラス席からは大黒島を背景に、ゆっくりと大型タンカーや船が入港していく様子などが望めます。

店内から望む白鳥大橋と工場群

店内から望む白鳥大橋と工場群

写真:ろぼたん

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室蘭といえば、「鉄のまち」として有名ですが、測量山は渡り鳥の中継地として200種類もの野鳥が観測され、ハヤブサの繁殖地として1年中見ることができる野鳥の聖地でもあります。また、室蘭近海はイルカ・クジラなどの海洋哺乳動物に出会える「ネイチャーウオッチング」も室蘭の見どころの1つです。

そして室蘭市民の自慢はコレ!室蘭港(白鳥湾)と、その港を跨ぐ東日本最大の吊り橋である白鳥大橋です!歩いて渡ることができないのは唯一の残念な点ですが、通行料無料の自動車専用道路を使って室蘭市内を一周することもできます。
「宮越屋珈琲MUTEKIROU」からは白鳥大橋と港、工場が見渡せるので、夜景もバッチリ。いつ訪れても感動の舞台が待っています。

室蘭八景の絵鞆岬に立つ!「MUTEKIROU」

室蘭八景の絵鞆岬に立つ!「MUTEKIROU」

写真:ろぼたん

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「MUTEKIROU」は夜になると、宮越屋の象徴である赤いラインのランプが灯ります。写真はマリーナから出港した船から撮ったもの。白鳥大橋の袂にある道の駅「みたら」を通り過ぎ、絵鞆岬の先端を目指していくと途中で左手に看板が出ており、小高い丘の上にカフェは建てられています。暗くなってからは、この赤い横線ランプを目印に訪れるとよいでしょう。

石炭の積出港として天然の良湾を生かした室蘭は、近代製鉄業が約100年ほど前に興りました。新日本製鐵、日本製鋼所の鉄鋼業をはじめ、造船業(函館どつく)、製油所(JX日鉱日石エネルギー)、さらに関連する中小の会社、工場が林立する工場のまちです。そこにライトが灯る工場夜景も必見!週末に運行している夜景バスは見所スポットをガイド付きで効率よく案内してくれますし、近くにあるマリーナでは夜景クルーズを開催。一気に観光を楽しみたい人はこうしたツアーを利用するのが便利です。

青い空と海、紅に染まる夕刻、工場夜景。劇場のようなカフェへ

自然と一体となるかのような絶景が待っている「宮越屋MUTEKIROU」。海を望めるカフェはあっても、三方を海で囲まれ、海に港に島に橋、そして工場…様々な表情を楽しめるのはここならでは。いい景色を見たい時、1人になりたい時、ゆっくりと時間を過ごしたいときにオススメのカフェです。

「鉄のまち」、「工業のまち」という一面だけでなく、B級グルメの「カレーラーメン」、「室蘭焼き鳥」(豚串)、「クロソイ料理」といったグルメにも近年力をいれており、生うずら卵の道内シェアー100%という隠れた名産も!登別温泉や洞爺湖温泉に宿泊はするけれど、室蘭は通り抜け…そんな寂しいことは言わずに、じっくり室蘭を観光すると新しい発見が待っているかもしれませんよ。絶景カフェから室蘭観光をはじめてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/08/15 訪問

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