ホワイトサドルに到着後、クラブハウスで受付・騎乗時間などを確認します。ホワイトサドルは、12頭のアメリカン・クォーターホースを飼育するウェスタン・スタイルの乗馬クラブ。競走馬経由の馬はおらず乗馬専用馬ばかりです。ブリティッシュ・スタイルの乗馬を練習した経験のある方へも、ウェスタン・スタイルとの違いを丁寧に説明してくれるので安心です。
どの馬もよく調教されたおとなしい馬ですが、「初めての乗り手の指示にしたがう?」「勝手に走りだしたりしない?」という不安を抱く方もいることでしょう。馬は草食動物で、集団行動します。群れのリーダーに従うと落ち着く習性があります。犬が、飼い主の人間を群れのリーダーとして従うように、馬が、乗り手をリーダーだと判断し、乗り手の指示によく従うのです。
通常、馬は、群れの先頭を行くインストラクターに従っているので、初めての乗馬でも安心できます。馬に指示を与える前に、自分の馬がインストラクター馬と同じ行動をとるのでわかります。(レッスンを受ける群れ)全体がインストラクターの統率下にあるのが実感できますよ。
乗馬者は初めてでも、馬たちはいつもの群れの仲間なのです。まずは馬の背中で実感してみましょう。カウボーイの雰囲気が溢れるクラブハウス正面の広い馬場を眺めながら、説明を聞くと安心できます。
広い馬場で馬にまたがり、まずは「ブルッ、ブルッ」という筋肉の振動を感じてください。手綱(たづな)の持ち方、姿勢の取り方、方向転換のやり方など基本動作の説明があります。
インストラクターの馬について一列で、歩く、止まる、左右方向転換を反復練習します。10分ほど練習すると馬の動きや揺れを体感し、乗馬の楽しさ、外乗へのワクワク感で期待が膨らんできますよ。
馬場練習の最後に、速歩(はやあし)を練習します。広い馬場を駈け回る練習は開放感一杯です。15〜20分(コースにより異なる)ほど基本動作を繰り返し、いよいよ外乗!初心者も経験者も待ちに待った林間コース、新しい体験・未知のゾーンに胸躍らせましょう。
乗馬中は両手がふさがるので撮影不可、安全第一です。カメラやポケットの貴重品は小屋(写真中央)に預けます。スタッフが出発時の写真を撮ってくれるほか、馬場に戻った時に乗馬姿を撮影してくれます。
注意事項として、馬はよく調教され、従順でおとなしいですが、「乗馬は自己責任のスポーツです」と説明があります。又、虫にさされないように長ズボン、くつした、運動靴をおススメします。
インストラクターを先頭に一列で馬場から出て行きます。インストラクターは絶えず後方に注意を配り群れを統率します。「馬が草を食べに勝手に動くので(手綱で)ダメ出しする」よう指示があります。馬にとって、馬場の外は全てが新鮮なごちそうのサラダバーです。シカも新鮮な草を食べに来るのだとか。
馬上でバランスを取るので腹筋や、足腰の筋肉にかなりの運動です。外乗コースは80%程度が林間。新鮮な空気を吸って、森林浴を満喫できます。
林間コース入口は、クラブハウス横を抜けるコース(写真)と、左に曲がるコース(次の写真)の2通り。外乗前のアドバイス通り、馬はふらふらと道の脇の新鮮な草を目指し、「道草サラダ」します。手綱を反対方向へ引きダメ出しします。乗り手がリーダーだという意識づけを続けます。
林間を抜けると、視界が一気に広がります。農業用水路沿いに常歩(なみあし)。インストラクターは絶妙のタイミングで速足(はやあし)を入れます。数秒で常歩に戻ります。乗馬クラブの方向に進み、再度林間へ。逆方向に進み馬場に戻ります。外乗は45〜60分ほど(これより長時間もあります)。
馬場に戻ると充実感で満たされます。馬の首をなでて褒めてあげましょう。
乗馬後は、カウボーイの雰囲気満載のクラブハウスで、飲み物をもらい、一息いれます。ついでに、ベテラン・スタッフから乗馬についていろいろアドバイスをもらいましょう。
ウェスタン乗馬では、概ね、カウボーイが必要とする乗馬技術を習得するとのこと。乗馬を愛するベテラン・スタッフとの会話は楽しく参考になりますよ。スタッフの馬への愛情を感じる瞬間です。
ホワイトサドルは、甲斐駒ヶ岳山麓の八ヶ岳を真正面に見る絶景地にあります。乗馬は一人でも、カップルでも、子供を含んだ家族でも安心して楽しめるスポーツです。エクササイズとしても最適な有酸素運動です。
ホワイトサドルでは冬でも降雪は少なく、凍結がなければ乗馬は可能です。ホワイトサドルで気軽に乗馬してみてはいかがでしょう? 乗馬メニューがいろいろあるので、技量に合わせ相談してみることをおススメします。
周辺の農道が次第に舗装され、馬が歩ける路が減少していますが、ホワイトサドルでは一般道を通らず林間外乗できるのです。馬との触れ合いで、楽しく、癒され、いい運動、はいかがでしょう。
住所:山梨県北杜市白州町大坊665
電話番号:0551-35-2695
アクセス:公共交通機関 JR日野春駅からタクシー15分
自動車 中央自動車道須玉ICから20分、小渕沢ICから25分
※2015年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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