写真:藤田 聡
地図を見る小布施堂(おぶせどう)の朱雀(すざく)は、新栗収穫時期の2021年9月10日(金)から10月17日(日)まで、一ヶ月間の期間限定販売です。近年オンラインによる事前予約制になりました。予約方法の詳細は、記事最後の「関連MEMO」内に公式サイトのリンクがありますので、ご確認下さい。
完全予約制になったので、例年のような大行列に並ぶ必要がありません。それが、どれだけ素晴らしい事かをご理解頂く為に、以下に例年の様子を説明します。
例年なら平日は8時30分、土日祝は8時から配布(販売)する整理券「朱雀券」を求めて、小布施堂本店には早朝から大行列が発生します。開店前の正面玄関は写真のように雨戸が閉まり一見閑散としていますが、待ち行列は向かって左側の無料駐車場「幟の広場駐車場」側にあります。
写真:藤田 聡
地図を見る小布施堂本店横には、平日の朝7時でも既に写真のように並んでいます。驚くべきことに雨の日でも同様に並んでいるので、特別な攻略法はありません。強いて言えば車の場合は、小布施駅の始発5時40分の前に行けば、電車の人には勝てるという程度です。本店の定員は20名で本宅も同様と考えれば、30番前後で並ばないと初回の9時は無理です。
平日でも整理券配布(販売)開始の2時間以上前に到着して、行列が短ければ車中で待機して、20人程度になってから実際に並ぶのがおすすめ。つまり、2時間程度の待ち時間は覚悟が必要で、週末ならさらに前に到着しましょう!
併設の無料駐車場が満車の場合は、少し離れた町営の有料駐車場になります。以前は時間制でしたが、今では一日制の料金。食後に小布施町内を散策したり観光して、いつまで駐車しても同一料金なので安心です!
写真:藤田 聡
地図を見る整理券は朱雀を食べる場所と時間が指定された指定席券で、購入後は2度と並ぶ必要が無く極めてスムーズ。近年は整理券の配布時に会計も同時に済ませるようになり、一層効率的になりました。「朝から並んでよかった」と食べる前から実感出来ます!
朱雀が午後になっても構わないなら、平日なら整理券配布直前でも間に合う場合もありますが、一日400個限定なので売切れの場合もあります。行列対策としては、敷物を敷いて座って待つのも一法。2人以上なら「信州の小江戸」と呼ばれる小布施の町並みを、交代で散策しつつ待つ事も出来ます。散策は食後にも楽しめるので、記事の最後で詳細に紹介します。
写真:藤田 聡
地図を見る小布施堂の朱雀は、モンブランに見えますが全く別物。ホームページにも「栗そのままのをいただく栗の点心」と明記されています。朱雀の原料は小布施栗100%で、全く甘くありません。そのままでは食べ難いので、中心に甘い栗餡が入っています。番茶も付いており、食べ易いように箸の他にスプーンもセットされます。
写真:藤田 聡
地図を見る小布施栗の新栗にこだわるだけあり、非常に香り高い朱雀ですが、見た目がモンブランなので甘く無いと知っていても、やはり違和感があるのも事実。中心部の栗餡と同時に、上手に食べる工夫が必要です。洋菓子のモンブランと比較すると、何倍も大きいので食べごたえ十分。長時間並んでやっと食べられる貴重な逸品なので、ゆっくりと丁寧に味わいたいものです。
写真:藤田 聡
地図を見る小布施堂の朱雀はモンブランではありませんが、形から無意識にモンブランの味を期待してしまうのも事実。そういう場合には、姉妹品の「モンブラン朱雀」がおすすめ。馴染み深いモンブラン味なので、「朱雀よりも美味しい」と口コミやブログでも大評判です!
加工商品なので通年販売で、朱雀の販売期間中でも商品の内容に変更はありません。中にはイタリアのアイスクリームが入っており、残暑厳しい季節にもピッタリ。テイクアウトは出来ずホットコーヒー、アイスコーヒー、紅茶、小布施産アップルジュースから選択したドリンクとセットで頂きます。結構甘いので、ドリンクは先に全部飲んでしまうのがおすすめ。食後に飲むとモンブランの甘さに麻痺して、折角のドリンクが全く甘く感じません。お皿の角に添えられた、ビターチョコとベリーのソースを活用して、お口直しをしながら最後まで美味しく頂きましょう!
写真:藤田 聡
地図を見るモンブラン朱雀の販売方法は、通常は開店30分前に店舗前に紙が出されて、そこに名前と人数を記入する方式。しかし、朱雀の販売期間中は朱雀と同様に、モンブラン朱雀もオンライン事前予約制になりました。なおゴールデンウィークには、整理券を配布します。
なおモンブラン朱雀と紛らわしいのですが、近年は「朱雀モンブラン」というテイクアウト商品も出来ました。小布施堂Shinjuku(伊勢丹新宿店)、阪急うめだ本店での店頭販売、小布施堂のオンラインショップにて秋から冬の期間限定で販売されます!
写真:藤田 聡
地図を見る小布施町では他にも小布施栗の銘菓が多数あり、新栗の季節には限定商品が各種登場します。特に朱雀が午後になってしまった場合には、待ち時間を有効に活用する意味でも、季節限定スイーツめぐりがおすすめです!
山家定食で有名な竹風堂小布施本店の栗小餅は、9月末から10月下旬の期間限定で朝のみ販売。朱雀同様にテイクアウトも予約も出来ず、2階の食事処で頂きます。栗の木テラス小布施店では、看板商品のモンブランが「新栗モンブラン」になります。いずれも例年9月下旬の販売開始ですが、新栗の収穫状況次第で変動します。
栗に飽きた場合には、パティスリー・ロントの信州りんごの洋菓子もおすすめ。特に季節限定のタルトタタンは、人気商品で売り切れ必至!こちらも、お菓子用の信州りんご品種の収穫状況次第で、提供期間が変動します。期間限定なので入手困難ですが、それでこそ本当の旬の味を堪能出来るのです!
写真:藤田 聡
地図を見る小布施堂の朱雀は甘くない上に量も多く、栗三昧の朝食を頂いたような満足感が残ります。食後は小布施のもう一つの名物、オープンガーデンを楽しみましょう。写真は、おぶせオープンガーデン59番「桜井甘精堂・泉石亭」の美しい庭園です。
オープンガーデンとは個人や店舗の庭を一般に公開する活動で、小布施町では2000年から実施。オープンガーデンの開催時間は特に決まっておらず、入口に「welcome to my garden」の札が掲示されていれば、誰でも自由に庭を見学出来ます。「おそれいります。本日はご遠慮ください」や「これより先はご遠慮ください」の案内板の場合は、その指示に従って下さい。
写真:藤田 聡
地図を見る実は小布施栗の時期は、山田温泉で知られる信州高山温泉郷や志賀高原では紅葉シーズン真っ盛りで、まさに見頃。小布施堂の朱雀を満喫したら、ドライブを兼ねて紅葉狩りに行きましょう。
特に小布施町から非常に近い七味温泉では、白濁の本格硫黄温泉の露天風呂から絶景の紅葉を一望出来ます!詳細については、別記事で紹介しましたので、是非ご覧下さい。(記事最後の「この記事の関連MEMO」の中に、別記事へのリンク集があります)
住所:長野県上高井郡小布施町小布施808
電話番号:026-247-2027
朱雀提供期間:2021年9月10日(金)〜10月17日(日)
オンラインによる事前予約制(電話受付、当日受付は一切なし)
アクセス:長野電鉄小布施駅から徒歩約10分
2021年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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