蓼科横谷渓谷は、北八ヶ岳を横断するメルヘン街道(茅野から八千穂まで抜ける国道299号)沿いに広がる蓼科中央高原にあります。遊歩道の入り口(出口)は、メルヘン街道バス停で、横谷峡入口と横谷観音の2つあります。メルヘン街道は、日本の国道で、2番目に高い地点(標高2127m の麦草峠)を通ることで知られています。
中央高速諏訪ICから近いので車で行くのが便利です。電車で行くなら、JR中央線茅野駅が最寄り駅で、横谷観音行のメルヘン街道バスに乗り換え、途中の横谷峡入口または終点の横谷観音バス停からがスタートです。
横谷温泉から横谷観音までの約4Kmの横谷峡遊歩道は、清らかな渓流が続き、滝(乙女滝、霧降の滝、王滝)を順番に歩くハイキングは清い水の流れと渓谷美を堪能出来ます。
横谷峡入り口から7分ほど山道を下ると乙女滝に着きます。名前から受けるイメージとは異なり、ごうごうと水しぶきをあげる滝です。晴天の日の午前中(10時くらいまで)だと、太陽が乙女滝にあたり水しぶきに虹がかかってるように見えます。
乙女滝から少し戻り、道案内に従って遊歩道を約10分ほど進むと「霧降の滝(マイナスイオン20000個/立方cm)」に着きます。
マイナスイオンの数値は、遊歩道途中の立て看板に書かれています。(「横谷峡遊歩道のご案内【蓼科中央高原観光協会】」HPにも掲載されています)
霧降の滝から「鷲岩」を経て、10分ほど進むと屏風岩・氷瀑に着きます。このあたり冬になると氷瀑がみられることからつけられた名前です。渓流の名前は「渋川」で、その名の通り鉄分が多く、屏風岩から少し先の一枚岩あたりの川底は赤茶色です。清流の透明さと、岩に砕けて散る水しぶきの白さが心を落ち着かせてくれます。
屏風岩・氷瀑から20分ほどで東屋になっている王滝展望台に着きます。遠く木々の間から展望できる高さ40m幅18mの王滝は横谷渓谷で最大の滝です。樹木の間から滝を眺めるので全景は見えませんが、迫力は十分です。木々のせせらぎ、渓流の水の流れ、滝の音を聞きながらの休憩は至福のひと時です。
ただし、2015年07月27日に、次のお知らせが出ていて、「王滝展望台」への立ち入りはできないですが、最終目的地の「横谷展望台」からも王滝は展望できます。
『横谷峡遊歩道の王滝展望台手前で落石のため現在通行止めとなっています。 横谷観音展望台−おしどり隠しの滝間、横谷観音展望台−乙女滝間は通常通り通行できます。』横谷峡遊歩道を歩くときには、観光案内所などに問い合わせるとよいです。
王滝展望台から15分ほど登り道を登ると、横谷峡の最高点標高1530mの横谷観音展望台に着きます、そこには横谷観音堂と境内があります。横谷観音展望台からは、信州の雄大なパノラマ風景が見渡せます。 近くには駐車場とバス停があり、もう少し歩きたい方はここ横谷観音展望台から約45分ほどで「おしどり隠しの滝」へも行けます。
今回は横谷峡入口からの横谷峡遊歩道巡りを紹介しましたが、逆方向でも散策できます。
蓼科高原は見どころいっぱいです。
(1)メルヘン街道は茅野市蓼科高原から佐久穂町を結び北八ヶ岳を横断する全長38Kmの山岳ドライブコースです。途中日本で2番目に高い標高2127mの麦草峠を越えて走る国道のドライブコースで、途中2000mを越える高地としては日本最大の湖「白駒池」もあり、全コースで新緑、避暑、紅葉を楽しめます。
(2)ビーナスラインは茅野市内から、蓼科高原、白樺湖、車山高原、霧ヶ峰高原、八島高原を経て美ヶ原高原まで、全長76Kmにも及び、森林地帯や高原地帯を楽しむことのできる山岳ルートで、新緑、避暑、紅葉を楽しめます。
横谷渓谷でマイナスイオンをたっぷり浴びた後で、信州の高原巡りもして、日ごろの疲れを癒してみてください。
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(2024/4/20更新)
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