伊・ブレンタ川を優雅にクルーズ!眺める景色は高貴な世界へ!

伊・ブレンタ川を優雅にクルーズ!眺める景色は高貴な世界へ!

更新日:2015/08/13 15:18

水と緑で織りなされたその川は、パドヴァ北部地区からヴェネツィア湾へと流れ込むブレンタ川。その両岸にはヴェネツィア最盛期に建てられ、当時の貴族たちが初夏の余暇をここで過ごしたとされる豪華な邸宅が建ち並んでいます。
そんな風景を眺めながら、緑豊かな沿岸をゆっくり蛇行し進んで行く遊覧船『イル・ブルキエッロ』のクルージング!へと出発してみませんか。

贅沢な田園風景に囲まれて

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「イル・ブルキエッロ」は、毎年3月中旬から11月初めの期間運航となっており、クルーズは一日一便。
パドヴァ−ヴェネツィア間を、一日おきにパドヴァ発あるいはヴェネツィア発と交互に出航していますので、旅のご都合に合わせて出発地点を選んでみて下さい。

クルージングは一日コースとなっていますが、お時間を少々短縮したいと言う方には、パドヴァ−ヴェネツィア間のちょうど中間に位置するオリアゴ(Oriago)を起点に、途中下船または途中乗船をされての半日コースもありますので、時間を有効に使いたい方にはたった半日だけでも、こうした優雅なクルージングを味わえるこちらのコースは大変おすすめです!

高貴な風は時代を超えて!

高貴な風は時代を超えて!
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当時のヴェネツィア共和国の貴族たちにとって、ヴェネツィア本土に近いこの沿岸に邸を建てる事は、彼らにとって高いステータスでもありました。
運河を移動する際には陸から馬に小舟を曵かせ、なんとも穏やかに移動をしていたそうです。その様子からも川の流れは大変緩やかで、水に反映される木々の緑と共に、船はゆっくりと進んで行きます。

「イル・ブルキエッロ」の船内は、大変広くゆったりと過ごす事が出来ますので、マリンブルーのソファーに座り眺めるそれらの景色は、更にゴージャスな気持ちへと導いてくれるはずです!
また、船上デッキへ上がり、太陽を浴びながら捉える風の心地良さも、それはそれは格別な時を味わえる事でしょう。

さあ!船を降りればそこには世界遺産

さあ!船を降りればそこには世界遺産
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コースの途中3カ所では船を降り、邸宅を見学する時間が設けられています。
中でも、マルコンテンタ地区のヴィッラ フォスカリ邸宅は、当時の天才建築家アンドレア・パッラーディオによって設計され、「パッラーディオの邸宅」として世界遺産の一部として登録されており、建物の内部には見事なフレスコ画、そして裏庭では馬車道なども残る見事な庭園など、当時の優雅な暮らしぶりをのんびり歩いて味わう事が出来ます。

まるでそこは水のエレベーター!!

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そして、もっともこの旅を盛り上げてくれるのは!9つの可動式橋と5つの水門の存在です。

可動式の橋では船の到着を待ち、今まで架けられていた橋が動きだして航路が開かれていきます。大きな橋が回転したりスライドする動きはまるで、遊園地のアトラクションに乗っている様な楽しさでいっぱい!

そして、パドヴァからヴェネツィア湾へと流れ込むこの川の水位にはナント10mもの高低差があります。水門を造る事により強い川の流れを一旦静める作業と、更に船をスムーズに通す為に水門によってこの高低差を回避しています。
船を上流と下流の水門で一度すっぽりと挟み込んでから、その場に徐々に水を流し込む事で水位を上げ、上流との水位が同じになったところで門は開かれ、船は再び発進すると言う仕組みがなされています。
水に押し上げられ、船ごと上へと上がって行く感覚は、まるで水のエレベーター!
ぐんぐん迫り上って行く体感には、きっと興奮間違い無し!

選ぶ景色はふた通り

選ぶ景色はふた通り
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パドヴァ発、ヴェネツィア発、どちらのコースからも見える景色の移り変わりにはそれぞれ大きく違った印象があります。パドヴァを目指し、朝の穏やかなアドリア海を見渡しながら田園広がるブレンタ川へと入ってゆく景色も贅沢ですし。パドヴァを出発し夕日が傾き始めるころ、広大なヴェネチィア湾へと流れ込んでゆく開放感を味わうフィナーレも、また素晴らしい景色です。
どちらも船上から広がるその光景には、目を奪われる事でしょう!

それはきっと特別な旅に!

たまには早足で歩き廻る旅とはひと味違った、贅沢にも景色だけを眺めて楽しめる、そんなクルージングの旅を満喫してみてはいかがでしょうか。

コースの中間地点となるオリアゴに停泊するのは、ちょうどお昼時になります。
停泊所はそのままレストラン『イル・ブルキエッロ』へと直結していますので、ブレンダ川の穏やかな流れを眺めながら、素敵なレストランで本場のイタリアンも楽しめますよ!
そんな感動が全て揃ったこの旅ならば、間違い無くとっておきの一日になる事でしょう!

*オプションにて、レストラン「イル・ブルキエッロ」での昼食も受け付けていますので、サイトをご覧になってみてください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/05 訪問

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