写真:坂元 美鈴
地図を見るクロアチア・ドブロヴニクの長距離バスターミナルから1日3便コトル行きのバスがあるほか、夏のハイシーズンには旧市街にたくさんのツアー会社がお目見えし、各社が日帰りツアーを出しており、前日に申し込むことができます。
ドブロヴニクの中心地からバスターミナルまでは少し距離があり、早朝出発になるので、ホテル近くまで迎えに来てくれるツアー参加が便利で楽ちん。さらに別のおすすめスポットに立ち寄ってくれたり、ガイドによる英語の説明もあったりすることを考えるとツアーのほうが断然おすすめです!
写真:坂元 美鈴
地図を見るモンテネグロとは黒い森の意。その名の通り深い森に囲まれたクロアチアから続く内陸部の道を車で走ること30分、国境に到着です。
パスポートチェックを終え、さらに進むとアドリア海を臨む湾が見えてきますが、モンテネグロのいくつもの街にまたがる広大な湾の一番奥に位置するのがコトル。
一方には高くそびえる山々とその麓に広がるオレンジ屋根の美しい中世の建物、もう一方には紺碧のアドリア海がなす景色は、世界のセレブが別荘地として選ぶのも納得の美しさです。
写真:坂元 美鈴
地図を見るそびえたつ山頂に古城を擁し、その麓の城壁と要塞に囲まれた街がコトルの旧市街です。城壁のなかへ一歩踏み入れればそこは中世ヨーロッパ。歩いて回っても1時間ほどあれば足りるほどの小さな街ですが、教会や時計台などの建築物の間に、中世の家屋をそのまま利用したショップやレストランが軒を連ね、見所満載です。
まずは入口すぐの時計台からスタートし、街の中枢をなすローマ・カトリックの「聖トリンプ大聖堂」へ。コトルを代表するこの教会は塔以外の外観は1160年の創建当時の姿をとどめています。
一方、聖ニコラ広場に進むと見えてくるのが「聖ルカ教会」で、こちらはセルビア正教会に属しています。2つの宗派が存在するのはコトルが双方の境界にあるがゆえ。世界史の面白さをこんなところで実感できます。雰囲気の違いにも注目してみてくださいね。
さて、これらを制覇したら気の向くままに街歩きを。可愛らしいショップの軒先には伝統工芸品の美しい絵皿や、レモンリキュールやラベンダーサシェなどの特産品などが所狭しと並べられ、そぞろ歩くだけでも楽しいですし、食べ歩きがお約束のアイスクリームスタンドや名物のスイーツを食べさせる店もひしめきあっています。
写真:坂元 美鈴
地図を見るアドリア海を臨むコトルは新鮮なシーフードの宝庫。獲れたてイカやムール貝、エビなどをから揚げやグリルにした料理が名物で、旧市街のレストランでは必ず置いている定番メニューです。いずれもオリーブオイルとガーリック、塩こしょうなどで調理した至ってシンプルなものですが、それだけに鮮度と質が命。素材本来のおいしさを堪能できる美食揃いです。
一方、肥沃な土地も有するこのエリアでは、ハムやチーズ作りも盛ん。お腹に余裕があれば地元産のワイン、クラフトビアとともにコトルの海の幸・山の幸、両方堪能してくださいね。
写真:坂元 美鈴
地図を見る旧市街の背後にそびえる山の中腹にある「救世聖女教会」と山頂近くに建つ古城跡。元気があればお城を目指しましょう。お城までは山道をゆっくり登って約40分程度。原形をとどめながらも城跡となっていますが、息を切らして登る価値のある絶景が眼下に広がっています。
中間地点にある教会からも充分すばらしい風景が望めるので、ここまではぜひ頑張りたいところです!
複雑な海岸線と険しい山々に囲まれた立地で、かつて要塞都市、貿易都市として栄えた歴史に、キリスト教の2つの宗派を擁する独特の文化が絡み合い、独自の魅力を醸している中世の街、コトル。
わざわざ日本から行くにはアクセスのハードルが高いけれど、クロアチア・ドブロヴニクを訪れた際にはぜひ足を延ばしてみてくださいね。
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(2024/4/27更新)
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