鉱山で栄えた町!スロヴァキアの世界遺産「バンスカー・シュティアヴニツァ」

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鉱山で栄えた町!スロヴァキアの世界遺産「バンスカー・シュティアヴニツァ」

鉱山で栄えた町!スロヴァキアの世界遺産「バンスカー・シュティアヴニツァ」

更新日:2015/08/21 17:09

小谷 雅緒のプロフィール写真 小谷 雅緒 ツアーコーディネーター&ガイド

「バンスカー」とは現地の言葉で「鉱山」を意味します。地図を眺めると、スロヴァキア中央部には「バンスカーXXX」の地名が非常に多く、鉱山に由来していることが伺えます。中でもバンスカー・シュティアヴニツァは世界遺産に登録されるほど鉱山都市としての歴史が深く、また、かつて大繁栄した頃の美しい町並みが残っています。少々不便な場所にありますが、人気スロヴァキア観光地です。

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山の中にパッと現れる華やかな町並み

山の中にパッと現れる華やかな町並み

写真:小谷 雅緒

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旧共産圏の国々では、今も共産時代に建てられた味気ない建物が、山のように現役で存在します。ソ連崩壊から約30年、メンテナンスも不十分なこれらの建物は、ずばり、みすぼらしい姿。

スロヴァキアも然り。バンスカー・シュティアヴニツァやその周辺はすでに閉山した鉱山が多く、衰退した町の様子は、お世辞にも美しいとはいえません。バンスカー・シュティアヴニツァは、バスターミナルや駅がある新市街と見どころがある旧市街とは離れており、本当にここに目指す場所があるのか、心配してしまうほど。しかし、旧市街エリアに一歩踏み込むと、辺りの雰囲気はガラリと変わり、明るい観光地の雰囲気が漂い、内外からの観光客でにぎわっています。

*写真は街の中心部「聖三位一体広場[nám sv.Trojice]」。ツーリストインフォメーションもここにあります。

世界遺産に登録されたその偉大な歴史とは

世界遺産に登録されたその偉大な歴史とは

写真:小谷 雅緒

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バンスカー・シュティアヴニツァ[Banská Štiavnica]は、第一次世界大戦まではハンガリー王国領でした。中世から近代にかけては金・銀を産出する鉱山都市として、そしてオスマン帝国との戦いの最前線として栄えたのです。町は国を代表する稼ぎ頭であり、最大で4万人もの人口を抱えたほどの繁栄ぶりでしたが、今は人口1万人強の小さな町です。

オスマン帝国との戦いの様子は、町に残る「旧城」と「新城」が良い博物館的施設なのですが、見学はスロヴァキア語のツアーのみであるため、歴史好きでないと理解が難しいかもしれません。また、後述する鉱山博物館も含め、すべてガイドツアーのみ見学可能です。観光シーズン中でもツアーは毎正時出発であるため、限られた滞在時間で施設すべてを見学することは、極めて難しいといえます。

*写真は街のメインストリートの「Andreja Kmet’a通り」から聖カタリーナ教会[Kostol sv. Katariny]に向けて。ちょうどこの辺りからバロック様式の町並みが始まります。

観光ハイライトの鉱山博物館に行こう!

観光ハイライトの鉱山博物館に行こう!

写真:小谷 雅緒

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バンスカー・シュティアヴニツァの観光施設をどれかひとつ選ぶならば、迷わず「鉱山博物館」となるでしょう。博物館といっても、見学のメインは閉山した鉱山の坑道のひとつです。写真のように、ヘルメットにコート、1kg以上はある大型懐中電灯を携帯しての見学です。

鉱山博物館は旧市街から少々離れており、入り口は周辺の鉱山から移築した坑口建物がある野外博物館となっております。ツアー開始時間まで、これらの建物を見て待ちます。見学所要時間は90分以上となるため、ツアー開始までにお手洗いも済ませましょう。

けっこうしんどい坑道見学

けっこうしんどい坑道見学

写真:小谷 雅緒

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ツアーは最初、鉱山の歴史や採掘の仕組みを紹介する映像を見ます。ツアーはスロヴァキア語案内のみとなるため、英語字幕もある映像が見学の手掛かりとなります。ツアーガイドも英語や独語はできませんのでご注意を。

その後、装備を整え、いざ坑道見学です。夏でも寒い坑道ですが、コートを借りるので、薄着でも大丈夫でしょう。しかし、常に地下水が染み出る坑道内は、スニーカーがベストです。ツアーはヘルメットがなければ大けがするかもしれないような狭い道や低いところを進みます。アップダウンも多く、座るところは一切ない、1時間弱のウォーキングとなります。また、手には重たい懐中電灯を持っていることと、光が足りないことで、なかなかうまく写真が撮れません。

さて、坑道内では・・・。要所要所でガイドが非常に丁寧に説明してくれますが、スロヴァキア語オンリーですので、さっぱりわからないかも・・・。しかし、それを考慮した上でも、この見学はおもしろいでしょう。

おすすめレストラン

おすすめレストラン

写真:小谷 雅緒

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バンスカー・シュティアヴニツァ旧市街には、明るい雰囲気のレストランやカフェがたくさんあります。イマドキのインターナショナルな飲食店も多いですが、せっかくならスロヴァキアらしい味を楽しみたい!そんな人におすすめするのが「ERB」!町唯一、自家醸造ビールを売りにするビアレストランです。そう、スロヴァキアはビール文化圏です。

ERB店内に醸造施設があり、大きなタンクも見られます。ここではラガー、ダーク、小麦、フルーツと種類も豊富で、コーヒーよりも安い価格で楽しめます。料理はビールに合うものがメインですが、お酒の飲めない人でも楽しめるラインナップです。そもそも、ここに来る観光客の多くはマイカー訪問であるため、ハンドルキーパーは飲めませんから。

一般的に、スロヴァキア独自の料理はあまり存在しません。地理的にも歴史的にも関係が深いお隣のハンガリーやチェコの影響が強く、料理もそれらのものが多いです。ERBには少なからずもスロヴァキア料理があり、現地では一般的なハンガリー料理もおいしく食べられます。英語も通じ、サービスも良いです。

ツーリストインフォメーションで地図を入手しよう

聖三位一体広場にあるツーリストインフォメーションでは、無料の地図の他、さまざまな情報を提供してくれます。マイカー(レンタカー)でやってきた人は、まず聖三位一体広場に車を止め、ささっとここを訪問し、路上駐車券を購入すると良いでしょう。(1時間0.5ユーロ)

地図を見ると、バンスカー・シュティアヴニツァ周辺には、多くの「交叉ハンマー」印をを発見できます。これは鉱山の地図記号。すでに規模を小さくなっていますが、周辺の森林地帯をドライブすれば、昔ながらの鉱山や各町の鉱山博物館も多く見られます。

スロヴァキア国内の移動は、公共交通のみでは極めてたいへんです。バンスカー・シュティアヴニツァも各見どころ、そしてゲートウェイとなる駅やバスターミナルは少々離れており、かつ坂道だらけ。マイカー利用は時短となり、つまりは滞在コストや体力もセーブできます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/14 訪問

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