写真：安藤 美紀
地図を見るせっかくの東京滞在。浅草や秋葉原など人気の観光スポットにしっかりお金をかけて、その分宿泊代は安くしたい！という方向けなのが「カンガルーホテル」です。
「カンガルーホテル」のオーナー小菅さんは、元々25年ほどグラフィックデザインのデザイナーをしていたそう。その時に勉強したものや見てきたものが、ホテルのデザインにしっかりにじみ出ています。
壁は基本的にコンクリート打ちっぱなし。ロビーの部分は、木目が出ている杉板をコンクリートに転写させているので、コンクリート？木？どっちなんだろう…。という斬新でスタイリッシュな造りになっています。
2011年には、グッドデザイン賞を受賞。デザインや建築面から見ても、“おっ…、これはカッコイイ！”という構造的な仕掛けがいっぱいあるのです。
「カンガルーホテル」１Fのロビーラウンジにはギターやボンゴ、電子パーカッションなど色々な楽器が置かれていますが、時々オーナーやスタッフの方が演奏することもあるとか。この楽器は自由に使えますので、音楽がお好きな方にもぴったりです。
写真：安藤 美紀
地図を見るガイドブックに出ているような情報も大切ですが、住民目線の“このお店が美味しいよ！”という生の声が聞けると、ありがたいですよね。
「カンガルーホテル」１Fにある大型ボードには、オーナーやスタッフが書いた観光に役立つ情報がいっぱい。台東区や墨田区など、近隣の主要なイベント情報も載っているので、好きなイベントがあればチェックして、写メを撮ってお出かけすると便利でしょう。
さらに、スタッフ手書きのカンガルー新聞も必見！
カンガルー新聞には、ホテルでおきた色々な出来事がユーモラスに書かれていたり、旅のノウハウがギュッとつまっています。
例えば『富士山にのぼる前に伝えたいことランキング』を紹介した回では、富士山の頂上はとてつもなく寒いから毛布を持っていったほうがいい、塩キャラメルは糖分と塩分が同時にとれる優れものだ、というようなお役立ち情報も。観光する前にチェックしておくと、旅のサポートをしてくれるかもしれません。
写真：安藤 美紀
地図を見る「カンガルーホテル」は、どの部屋も完全に個室。カプセルホテルと違って、鍵付きだから一人旅や女性の利用も安心です。有線LANとテレビ、冷蔵庫、エアコン、タオル、ドライヤー、Wi-Fiが飛んでいるのが基本セット。ルームウェアはありませんので、着替えを持っていくといいでしょう。
ランドリーとシャワールーム、バスルーム、トイレは共用ですが、24時間いつでも利用できます。コインシャワーではないので、宿泊代以上にお金がかからないのも大きな魅力の一つ。
友達同士や家族旅行でオススメなのが、ロフト付きの２ベッドルームと４ベッドルーム。こちらもドミトリーではないので、プライベート空間がしっかり確保できます。
和室以外の床材は、ホテルで使われることが少ない無垢の木を使用。無垢の木は、素足で踏んでも柔らかくて心地良い！シンプルで心地良い場所になっています。
写真：安藤 美紀
地図を見る「カンガルーホテル」の部屋数は、全部で18室。部屋のタイプは、和室と洋室・2ベッドルーム・4ベッドルームがあります。
■シングル（和室・洋室）１部屋3,600円
■ツイン（和室・洋室）1部屋5,500円
■2ベッドルーム 1部屋5,500円
■4ベッドルーム 1部屋10,000円
すべて1部屋の価格設定なので、ツインや2ベッドルームを2人で利用すれば1人あたり2,750円に。4ベッドルームを4人で利用すれば、なんと1人あたり2,500円になります。この価格なら、賢くお得に東京滞在できますね。
写真：安藤 美紀
地図を見る「カンガルーホテル」へのアクセスは、南千住駅から徒歩10分。
南千住駅は、地下鉄（日比谷線）・つくばエクスプレス・JRと3線が乗り入れているという好立地です。特に外国人から人気が高い、築地や秋葉原、上野に出るのに、日比谷線を利用すれば乗り換えいらず。２km圏内にはスカイツリーや浅草もあり、ちょっと頑張れば歩いていける距離です。
また、「カンガルーホテル」はレンタサイクルもやっていて、ホテルの入口には赤い自転車が停めてあります。台東区はわりと高低差がないエリア。自転車で走りやすく、レンタサイクルを利用すれば、上野や秋葉原も30分ほどで到着しますよ！
料金もリーズナブルで、24時間500円。東京観光のちょっとした移動に利用すると便利です。
「カンガルーホテル」は、外国人観光客やバックパッカーの利用も多く、ただ寝るだけの場所にあまりお金をかけたくない…。という時、大いに役立つ格安ホテルです。ホテルは2ヶ月前から予約可能。部屋数が少ないので、早めの予約がおすすめです。
「カンガルーホテル」の向かいには、２号店「カンガルーホテル SideｰB」が2015年秋頃オープンする予定。東京都内を観光の拠点に決めたら、お得度満点の「カンガルーホテル」を利用してみてはいかがでしょうか？
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(2024/4/24更新)
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