沖縄本島の北部、「やんばる」と呼ばれる地域は亜熱帯地方ならではの豊かな緑が楽しめるエリア。そんな地域の最北端の辺戸岬を眺める事ができる山が今回の舞台である大石林山です。
琉球では太古の昔から聖なる地とされてきた場所であり、この山々は安須杜(アシムイ)と呼ばれています。山の中には巨石や奇岩などが点在し、それぞれの石や岩に名前や神話のストーリがあるのです。
また、伝説の残る岩や神がいる場所と言われる事もあり、琉球神話の杜と言われているのも納得のパワースポットです。
見た目はとても厳しそうな断崖絶壁の山々。しかし、一歩中に入ると、亜熱帯の大自然が優しい空気を醸し出しています。第六感が強い方が写真を撮るとたまに、とても綺麗な光が写り込むことも…。
大石林山の駐車場に車を停めると、係の方が案内してくれます。入り口のチケット売り場でチケットを購入後、10分ほどコースや所要時間、奇岩スポットの説明を受け出発。あとは、送迎バスに乗り込み各コースの入り口となっている「精気小屋(アシムイカフェ)」へ。そこから歩きたいコースを自由に散策する事が出来ます。大石林山のチケットは大人:820円、子供:520円となっており、団体割引もある様なので、大人数で行く場合は要チェックです。
歩くコースは全部で3コースあります。
●巨岩・石林感動コース ●美ら海感動コース ●バリアフリーコース
どのコースも獣道の様な道ですので、歩きやすい靴で行くのがBEST。ただし、バリアフリーコースは車椅子やベビーカーでも散策可能。小さなお子様やご高齢の方がいれば、こちらのコースをおすすめです。
大石林山のコースには実はある映画のロケ地になった場所があります。それは4つ目のコース「亜熱帯自然林コース」。映画「ゲゲゲの鬼太郎」の撮影が行われた場所としても知られていて、実際に映画で使われた木に触れる事も出来ます。
別名「ガジュマルロード」とも呼ばれ、神木とされているガジュマルの木を巡るのが特徴。ただ、こちらのロードはバスの送迎があるポイントを山道を歩いて下りるコースになっているので、上述した3つのコースを巡った後にこちらのコースを歩くと、体力と気力が必要になります。ガジュマルロードを歩きたい方は少し体力を温存しておくのが◎。
このコースに原生していガジュマルの木は「御祈(うがん)ガジュマル」と言われ、太古の昔から神が宿る木とされてきました。そして幸せを呼ぶ樹、多幸の樹とも言われています。
そんな自然のパワーが降り注ぐコースを下ると駐車場に辿り着きます。
これまでに紹介した大石林山のおすすめコース。いかがでしたでしょうか。
沖縄の亜熱帯自然林の中を散策すれば、きっとリフレッシュ効果がありますよ。しかし、沖縄は本州と違って夏の暑さや陽射しは半端ではありません。熱中症や熱射病を防ぐ為にも、水分補給はしっかりと行いましょう。各コースの入り口となっている「精気小屋(アシムイカフェ)」では、冷たいご当地食材のジュースやアイス、カキ氷などがたのしめます。また、お土産を購入出来るコーナーがあるので、立寄って少し涼んで行くといいかもしれません。
数ある沖縄のパワースポットの中でも山全体がパワースポットとなっている大石林山。山頂からは沖縄本島最北端の「辺戸岬」を眺める事ができます。
大自然の中のパワースポットに一度足を向けてみてはいかがでしょうか。
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