写真:瀧澤 信秋
地図を見る大森駅から徒歩2分、飲食店が建ち並ぶ繁華街の一角に、「HOTEL BAR」と書かれた印象的な建物が。スタイリッシュですがどこか温かい印象の外観です。エレベーターを2階で降りると正面にフロントがありますが、ここまでは一般的なビジネスホテルと変わらないでしょう。
ところが、奥に素敵なBARスペースが広がっているのです。これがホテル名の由来にもなっているBAR「バローダの月」です。暖炉がゆらめく幻想的な奥行きある空間。ビジネスホテルと思って入ってくると驚かされます。クオリティの高いオーセンティックバーの矜持と、大振りのソファが並ぶラウンジスタイルでゆったりと落ち着ける空間です。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る3階以上が客室フロアですが、全室レイアウトが異なるバラエティの豊かさが特徴です。例えば301号室のダブルルーム。ホテルとしては最も狭い客室ですが、約19平方mとシティホテルクラスの客室面積を確保しています。デスクの引き出しにはステーショナリーまで完備されており、ビジネスユースにも最適な客室でしょう。
また、和テイストの畳とマットレスが特徴の406号室は、外国人観光客に人気があるとのこと。こちらには、バスルームにもテレビが備えられています。ジェットバスまで完備。全客室の約半分にジェットバス、浴室テレビが備えられています。
写真:瀧澤 信秋
地図を見る6階602号室は一番広いツインルームです。テラスまで設けられた38平方mの空間です。日中は明るい光が差し込み、天然木の柱など、自然素材が多用されているのがよくわかります。夜は絶妙なライティングが情緒的な都会の隠れ家へと変貌を遂げます。こちらにもジェットバスなど充実設備の浴室が設けられています。湯上がりにテラスでビールなど最高ですね。
この客室に限らず、館内全体スタイリッシュなのにウッディな温かさを感じるのは、館内至る所で自然素材が用いているからだと感じました。デザイナーが、六本木の有名なアクアリウムレストランバー「DEEP BLUE東京」なども手がけているということで納得。デザイン性と自然が同居することによる癒し効果が随所で感じられます。
写真:瀧澤 信秋
地図を見るこのホテルが単なるビジネスホテルと一線を画すのが「ルームサービス」。実は、同ホテルの運営会社が、ホテル周辺で和食、洋食などの飲食店を展開していることから、ホテルの客室でルームサービスが楽しめるのです。イタリアンからなんとしゃぶしゃぶまで多彩なラインナップ。
高級ホテルでも簡易な内容のルームサービスを時々見かけますが、こちらは何とも本格的。「BAR」どころか、「食」までコンセプトにした宿泊特化型ホテルはみたことがありません。いずれにしても従来にはなかった、新たなコンセプトのホテルであることは間違いなさそうです。そして、翌朝の朝食までルームサービスです。
ビジネス・ファミリーユース、カップルでの利用、BAR、グルメと多彩な顔をもつホテルです。全17室というスモールホテルだからこそ実現できた新たなコンセプトホテル。みなさんもこんなホテルで癒しのホテルステイはいかがでしょうか?
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(2024/4/19更新)
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