蔵カフェに一点モノの工芸品探し!松本・中町通り散策ガイド

蔵カフェに一点モノの工芸品探し!松本・中町通り散策ガイド

更新日:2015/07/26 14:30

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター
信州・松本といえば「松本城」を思い浮かべる方が多いと思います。お城の周辺には城下町の風情を残した通りが残っており、観光がてら散策するにはぴったり。
今回ご紹介するのは「中町通り(中町商店街)」。ここは昔ながらの土蔵が並び、「松本らしさ」がぎゅっと詰まった場所。特徴的ななまこ壁の蔵を見学しながら、蔵カフェで休憩したり、一点モノの工芸品・民芸品を探したり。ぜひ、お時間を取って散策してみてくださいね。

蔵造りの建物が並ぶ「中町通り」

蔵造りの建物が並ぶ「中町通り」

写真:下川 尚子

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松本はコンパクトな街で、主要な見どころは徒歩や自転車で回ることができます。今回ご紹介する「中町通り」は、松本駅から徒歩で約10分。松本城までは、7〜8分程度の場所に位置します。市街地の中心部ですので、観光の際にはぜひ立ち寄ってみましょう。

中町通りは、もともとは酒造業や呉服問屋が集まって発展した通りです。ここで特徴的なのは、蔵造りの建物。白と黒が特徴的ななまこ壁の土蔵が、通りの両側に立ち並びます。通りの全長は、約380メートルほど。お店を冷かしながら、そぞろ歩きを楽しんでくださいね。

一休みに寄りたい!古い蔵を利用したカフェ

一休みに寄りたい!古い蔵を利用したカフェ

写真:下川 尚子

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レトロな風情ただよう建物は、それぞれ個性的なお店として営業しており、蔵を使ったカフェ、飲食店、民芸品や工芸品を扱うお店などが多く見られます。

中町通りを散策するなら、こうした古い建物を利用したお店に入ってみましょう。写真は、通りの中ほどに位置する「蔵シック館」。もともとは隣町にあった造り酒屋「大禮酒造」の母屋・土蔵・離れの3棟を移築した建物です。現在、土蔵はカフェとして利用されており、中町通りでお茶をするにはぴったりの場所です。

蔵シック館以外では「まるも」「サロン・アズ・サロン」なども人気。どちらも古い蔵を改装した建物で、情緒たっぷりのスポットです。

「蔵シック館」で和のレトロ感に浸る

「蔵シック館」で和のレトロ感に浸る

写真:下川 尚子

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それでは、蔵シック館の内部へ。こちらは土蔵を改修した建物で、内部はほどよく古さを残した落ち着ける空間です。椅子やテーブルに使われているのは、松本民芸家具。大きく取られた窓からは、美しい庭が見られます。

いただけるメニューは、日本茶と和菓子のセットや、珈琲、紅茶、ケーキセットなど。庭の景色を楽しみながら一休みしたいなら一階が良いですが、二階も「隠れ家」の風情があり、こちらもオススメです。レトロ感を満喫しながら、しばし休憩タイムをお楽しみください。

工芸品・民芸品・クラフトを扱うお店にも寄ろう

工芸品・民芸品・クラフトを扱うお店にも寄ろう

写真:下川 尚子

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松本はクラフトの街とも言われます。多くの工芸作家が集まり、街中にある雑貨屋やギャラリーでは、「一点モノ」の素敵な雑貨や工芸品に出会えることも。中町通りには、工芸品・民芸品を扱うお店が多くありますので、ここを歩くならぜひ、飲食店に立ち寄るだけでなく、「お気に入り」のクラフトを探して歩いてみましょう。

ご紹介したい人気店のひとつが「ちきりや工芸店」。松本の中でも、歴史ある代表的なお店のひとつです。こちらには日本全国から工芸品・民芸品が集まり、陶器やガラス器、染色布などさまざまな品が所せましと並びます。小さな陶工さんの作品や、アジアの染色布などバラエティ豊かな品がありますので、お店の方と話しながら、お気に入りを探すのも楽しいですよ。

このほか、雑貨・アクセサリー・木工・和小物など、扱っている品々は、お店によってさまざま。大量生産の品物にはない、「一期一会」の楽しさを味わいましょう。

夕暮れや夜の散策もオススメ

夕暮れや夜の散策もオススメ

写真:下川 尚子

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日中、賑わいを見せる中町通りですが、夜には閉まるお店も多く、夕方以降は比較的空いています。

ただ、夕暮れから夜にかけての情緒もまた素敵ですので、お時間のある方は散策に訪れてみてはいかがでしょうか。レトロな建物に明かりが灯り、あたたかな風情が感じられます。昼とはまた違った魅力で、旅の思い出を彩ってくれるでしょう。松本で「夕暮れ〜夜のお散歩」をするには、ぴったりの場所です。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

川を挟んで対岸「縄手通り」もあわせて散策を!

松本らしさがぎゅっとつまった「中町通り」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ここでは、代表的なお店として蔵カフェとクラフト店をご紹介しましたが、散策しているとさまざまなお店に出会えるはずです。

また、中町通り沿いを流れる「女鳥羽川」の対岸には、散策が楽しいもう一つの通り「縄手通り」があります。こちらは、長屋風の建物が立ち並び、どこか庶民的で、懐かしい雰囲気。中町通りから歩いてすぐですので、ぜひ、あわせて立ち寄ってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/19 訪問

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