高い城壁に囲まれた旧市街は、プラツァ通りがメインロードとなっています。周辺には旅行会社、両替、アイスクリーム屋さんやお土産屋さんがたくさんあり、20年前に内戦があったとは思えないほど賑わっています。しかし、地面を注意深く見ると、砲弾のあとがあり、当時の内戦の影響が感じられます。
夜のライトアップされた旧市街もとてもきれいです。人通りも多く、カフェやレストランも開いています。ときにはギターを持ったミュージシャンがライブを行っており、日中とはまた違った雰囲気を味わうことができます。ただし、ホテルが密集した地区から旧市街へは、バスで行くことになるので、城壁のすぐ外にあるバス停で帰りの時刻をあらかじめ確かめておくことをおすすめします。
赤い屋根の街全体を堪能したい方は、20mもの高さがある城壁の遊歩道がおすすめです。全周は約2kmもあり、その間に撮影スポットがたくさんあります。城壁の南東では船が並んだ漁港を、北の一番高い場所では大聖堂や赤い屋根が並ぶ街を撮影することができます。
ドブロヴニクを観光する際には、インフォメーションセンターや旅行会社で売っているドブロヴニクカードがお得です。1日券、3日券、1週間券があり、城壁遊歩道、博物館や公共交通機関を割安で利用することができます。
メインロードのプラツァ通りや一歩裏に入った通りにはたくさんのお土産屋さんがあり、民芸品やお菓子などが売られています。中でも、鮮やかなベネチアングラスは地中海の太陽にまぶしく映え、とてもきれいです。その昔、ドブロヴニクはベネチア共和国の支配下にあり、その文化の影響を色濃く受けているのです。
また、聖母被昇天大聖堂の裏の広場では、青空市場が開かれています。名産のラベンダーオイルやハンドメイドのお土産の他、オレンジピールなどのお菓子も売られており、非常に活気があります。
スルジ山から旧市街全体を眺めること、これがドブロヴニク観光の最大の醍醐味といえるでしょう。約30分おきに来るロープウェイで登るスルジ山からは、海に構える要塞ドブロヴニクの姿を見ることができます。夜にライトアップされた旧市街もきれいで、アドリア海の真珠と呼ばれる由縁が分かるような気がします。
スルジ山の頂上には独立戦争展示館があり、当時の内戦の様子をせきららに伝えています。ビデオで当時の様子を流しているので、英語が分からない方でも十分にその恐ろしさを感じることができると思います。ほんの20年ほど前に爆撃されたドブロヴニクに今自分が立っていることが信じられないことでしょう。この展示館に行った後は、また違った視点でドブロヴニクを見ることができると思います。
いかがでしたでしょうか?
終戦からはや20年、ドブロヴニクは世界中からたくさんの観光客を呼び寄せるまでに復興しています。旧市街は見どころも多く、たくさんの人の活気で賑わっています。ぜひドブロヴニクの賑やかさと美しさを堪能してきてください!
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(2024/4/26更新)
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