神奈川県川崎市と千葉県木更津市を東京湾を横断して直通する高速道路、それが東京湾アクアラインです。そのほぼ中央に位置する海上に、パーキングエリアがあり、「海ほたる」と名付けられています。パーキングエリアとはいえ、規模は大きく単なる駐車場にとどまりません。食事、展望台をはじめとする様々なアミュ―ズメント施設が充実しているのが特徴で、休日はここを目的に訪れる観光客も多数いるほどです。
施設の充実ぶりは、キッズスペースを備えた展望施設、各種飲食店、土産物店、ゲームコーナー、さらには足湯まであるのです。
海ほたるでは、2013年に、これまで行われてきた施設のリニューアルが完成し、新しくなりました。もっとも変貌を遂げたのが4階にある室内展望デッキで、室内から東京湾の北側と南側を一望できる、眺望のよい場所になっています。広いスペースの窓側には、ゆったり座れるシートが多数設けられていて、コーヒーを片手に海を眺める穏やかなひとときを過ごすことができるのです。
このフロアには土産物屋があり、千葉県の名産品を数多く扱っているのが特徴になっています。人気商品の一位はいわしハンバーグ、鰯のすり身にタマネギ、ニンジンを混ぜて揚げたものです。それ以外にも千葉県産のお米、世界で唯一殻が青いという特徴があって、黄身が濃く卵かけごはんに最適なアロウカナ卵などの食品も取り扱っています。
海ほたるの周囲は360度海になっていて、東京から横浜、あるいは千葉県の工業地帯を遠くに見渡せる場所にあります。天気のよい日に訪れれば、昼間はもちろんのこと、夜も工場の照明が遠くに見える、幻想的な夜景に出会えます。ベストの時間帯は日の入り直前、比較的訪れやすい時間帯ということもあり、夕日をバックに記念撮影する人が絶えません。
海ほたるの場合、夕日は川崎の方向へ沈みます。季節と時間帯が最適なら、夕焼けをバックに写真を撮影すると、きれいな写真になります。場所は5階にある展望台です。川崎方向にカメラを向けるとよいですよ。
また、夜景は、木更津に向かってアクアブリッジを撮影するのが定番です。美しく写真を撮るのが目的であれば、三脚を用意することをお勧めします。上手く撮影できると、アクアブリッジを走る車のライトが光線状になり、遠くには京葉工業地帯の照明がちらちらと光っているという綺麗な写真になるでしょう。
なお、海ほたるには、幸福の鐘、各種表示板など、気になる被写体がところどころに見られるので、それを探して歩き回るのもよいでしょう。
飲食施設が充実しているのが海ほたるの魅力、場所にちなみ、シーフード系のレストランが目立ちますが、軽食、どんぶり、ラーメン、レストランと店舗は多数あります。
その中で、ノンアルコールビールやカクテルを出してくれるお店があります。「オーシャン・キッチン」というハワイアン料理の専門店です。ここでは、「当然」ノンアルコールのカクテル、ブルーハワイを注文してみることにしました。実は、海ほたるのノンアルコールビールやカクテル、今でこそ近所の酒屋でも売っているのですが、登場した当初は非常に珍しく、好奇心で飲む人も多かったそうです。ブルーハワイの味は甘口でちょっと炭酸の辛みがあるものでした。
ブルーハワイ:¥350
現在、東京湾アクアラインは、通行料金が800円と、過去に比べて大幅に安くなっています。川崎側、木更津側いずれも、この料金で往復することが可能なので、お財布にも優しい観光名所です。海の景色を楽しむのであれば晴天の日を狙うのが吉、ゆったりとくつろぐスペースが多いので、長時間滞在しても飽きない設備です。
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(2024/4/19更新)
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