神奈川特産トマトのジェラートを堪能!山北町「ヘルシー・ジェラート」

神奈川特産トマトのジェラートを堪能!山北町「ヘルシー・ジェラート」

更新日:2015/08/04 13:58

神奈川県に誕生したオリジナルのトマト「湘南ポモロン」。一般的なトマトと比較して栄養価が高く、生食・加熱調理両用の優秀トマトです。『ヒルナンデス』などメディアで紹介された注目の新ブランドですが、入手方法は県内の限られた場所。そんな希少トマトをなんとジェラートに使ったお店が山北町にあり、名前は「ヘルシー・ジェラート」。気になる調達ルーツや、他サラダ感覚のお野菜スイーツの魅力も合わせてご紹介します。

「湘南ポモロンの魅力」とは!?

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国産の大玉トマトは酸味や煮崩れを考えると主に生食に適し、一方、イタリアン等で使われる輸入トマトは調理に使いやすくても糖度と酸味の面から生食には不向き。そんな各トマトの相反する弱点に着目し、双方の短所が長所となるような新品種を目指し、県をあげて開発されたのが、平成25年に誕生した「湘南ポモロン」です(開発:神奈川県農業技術センター)。

「湘南ポモロン」の形状は果実の大きさは約80グラムで、形状はやや細長。果肉が厚いのに生でも美味しく、煮崩れしにくく水っぽくならない特徴をもっています。なお、夏季に限りその重さは30グラムが目安となり、夏場が最も美味しい季節とのこと。

種類は「レッド」と「ゴールド」の2通りあり、レッドは通常の大玉トマトと比較して、リコンが約1.5倍、アミノ酸は約1.2倍で、ゴールドはカロテノイドが豊富です。リコピンはビタミンEの抗酸化力の100倍ともいわれており、シミやシワといった美容に注目の成分。コラーゲン生成やダイエットにも良い話ばかりなので、女性には特に魅力的で、健康志向の人から期待されているのです!

「ヘルシー・ジェラート」で希少な新品種トマトを材料にできる理由。

「ヘルシー・ジェラート」で希少な新品種トマトを材料にできる理由。
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「湘南ポモロン」は平成24年から数少ない農家で試作がスタートし、平成27年においても一般家庭には種苗の販売はされておらず、普及は早くても平成31年と推定されています。よって、生産者の個人直売もしくは県内でも決して多くはない共同直売所や一部のスーパー等でしかお目にかかれない希少価値の高い存在です。

生産量が多くないため、このトマトをレシピに取り入れたいと入荷待ちするレストランもあるほどです。そんな中、「湘南ポモロン」をあえて“トマト料理”の枠からは遠い、ジェラートとしての材料に使えるというのはかなりの贅沢!

「ヘルシー・ジェラート」がこの貴重なトマトを調達できる理由は、店主の中戸川正義さんが「湘南ポモロン」の初期段階(平成13年)より開発に携わった人物であり、また県内で自家栽培している1人だからです。日々、独自の土デザインを研究するなど栽培にこだわり続ける中戸川さん。特徴を知り尽くしているからこそジェラートに期待が寄せられます!

なお店舗の場所は、東山北駅から徒歩5分ほどの住宅街、川沿いの小道を入ったところにあります。赤い色のぼり旗が目に留まるまでは、その先にお店があるとは少し想定外な場所なので、ちょっとした隠れ家的な存在です。店構えはまるで野に咲く花のような慎ましい雰囲気で、それは店主たちの純粋な心を表しているようですよ。

「トマトミルク」と「黄色トマトミルク」

「トマトミルク」と「黄色トマトミルク」
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「湘南ポモロン」のレッドで作ったジェラートが「トマトミルク」で、「黄色トマトミルク」はゴールドを使用。また独自の比率でそれぞれには、「もも太郎レッド」と「もも太郎ゴールド」がブレンドされています。

湘南ポモロンレッドを使った「トマトミルク」は、ほんのりと可愛らしいピンク色。ふんわりとした溶け心地が舌に心地よく、控えめな甘さの中にスッとしたほのかな酸味を見つけることができます。トマトの味は確かに存在し、新感覚のマッチング!ひと口進めるごとに舌が馴染んでくるため、面白い味のグラデーションを楽しむことができます。

「黄色トマトミルク」は、その見た目だけでは素材がトマトだと想像つかない色味です。ぱっと見は、まるでバニラのような色。口当たりはとてもなめらかでありながらもサッパリ!普段、進んでトマトを食さない人も、イケちゃう人も多いようです。

なお両方ともポモロンが皮ごと使用されており、栄養価と旨味が丸ごとギュギュッと込められた逸品!またトマトはジェラートづくり工程で加熱されるため、加熱・生食両用の「湘南ポモロン」の特徴がより活かせるというわけです。

ご試食&ダブルの味比べがおすすめ!

ご試食&ダブルの味比べがおすすめ!
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ジェラートの価格設定は、シングルで350円、一般だとダブルで500円です。ただし学生以下に限りダブルが400円と、たった50円増しで2種味わうことができます。よって、「トマトミルク」と「黄色トマトミルク」をダブルにすれば、味の食べ比べをすることができますし、ミックスした風味を独自で楽しむいただき方もお勧め。なおオーナーさんのお勧めコーディネイトは、「トマトミルク×バジルクリーム」、「黄色トマトミルク×キウイヴィネガー」とのことですよ!

また、「ヘルシージェラート」では、ありがたいことにご試食の提案をしてくれることが多々。トマトの少し苦手な人や小さな子供でも、食べらるか否かの判断や好みのチェックができるのが嬉しいですね。

ちなみに、子連れの場合には、ダブルの注文方法にちょっとした裏技(?)が!小さな子供2人連れを例にすると、本来なら子供分で700円ですが、ダブルのオーダーでひとつにまとめれば、子供2人で400円で済み、しかも仲良く2種類の味が楽しめるという嬉しいシステムなのです!!

なお、このように学生以下に格安の提案をしている事は、オーナーの信念あってのことです。子供の味覚について懸念されている近年。そういった現代習慣の緩和となる一助となればと、学生や小さい子供に食べてもらえるようにとの思いから、安値で提供しているとのことです。

「これ、本当にお野菜!?」美味しくて子供もにっこり!

「これ、本当にお野菜!?」美味しくて子供もにっこり!

提供元:ヘルシー・ジェラート

http://www.healthy-gelato.com/

「湘南ポモロン」の他、同店ではお野菜を使ったサラダ感覚のジェラートが提案されています。素材となるのは自家製の安心野菜や、農家ならではの目利きの活きたフルーツなど。そして、より素材の特徴を知り尽くしたプロだからこそ濃厚かつ絶妙なうまみを作り、香りも純粋なままに閉じ込めることができるのです。

メニューは、時期や日によって異なり、店頭に並んでいるのは10種類前後ですが、実はラインナップとして存在するメニューは総勢50種類以上!その一例を紹介すると、「バジル&レモン」、「ルッコラとクリームチーズ」地元山北名産のキウイを使った「キウイビネガー」など。

小さい子供にとって、ルッコラやバジルは少し大人っぽい野菜のイメージですが、例えばルッコラはコクのあるチーズケーキのようで野菜だと疑うことなく“スイーツ”として食べてくれます!またバジルに関してはさっぱりとした爽快さが印象的で、舌の上に溶けてなくなったくらいのタイミングで、「バジル!」との主張が追いかけてきます。

お野菜以外にも、京都の厳選宇治抹茶を取り寄せて作った旨味とコクの「抹茶」も人気で、「チョコミント」や「へーゼルナッツ」も売れ筋。桜の花びらとダージリンティーの隠し風味がエレガントな「なでしこJAPAN」。旬によって違うフレーバーに出逢えるので、通いたくなってしまいますね。

ジェラートを堪能がてら、ぶらり散策も

「ヘルシー・ジェラート」のある神奈川県足柄上郡山北町は、日本の滝100選のひとつである「酒水の滝」や丹沢湖、美しい渓谷にキャンプ場、中川温泉などもあるエリアです。自然に恵まれているので、周辺の散策やハイキング、カヌーに渓流釣り、マスの掴みどりなどいろいろ!

“ジェラートがてら”の散策でも良いですし、アクティブに動いた後にジェラートでクールダウンといったプランニングも素敵ですよ!

また、新品種のトマト「湘南ポモロン」は事前に電話予約で購入できるチャンス!

★「湘南ポモロン」を使ったジェラートの登場期間は、目安として2月〜10月末。希少価値の高いトマトですので、その時その時の生産状況に応じで臨機応変となるようです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/12−2015/08/03 訪問

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