洞窟レストランも外せない「カッパドキア」で絶品トルコ料理!

洞窟レストランも外せない「カッパドキア」で絶品トルコ料理!

更新日:2018/10/26 11:39

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ レトロ建築探訪家、地域の魅力伝え人
カッパドキアといえば、自然が作りだした数々の奇岩の風景を楽しみに世界中から観光客がやってくるところですよね。

でも、楽しみは風景だけではありません。
カッパドキアがある中央アナトリアはトルコの中心部。世界三大料理といわれているトルコ料理の中で、豊かな自然の恵みを活かした郷土料理を楽しめるんです。しかも、カッパドキアの伝統的住まいも体感できる洞窟レストランなら、これは、行かないともったいない!

かなり昔にかえったみたいな、石のテーブルに石の椅子

かなり昔にかえったみたいな、石のテーブルに石の椅子

写真:万葉 りえ

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広域なカッパドキアには観光の拠点となる場所だけでも、ギョレメ、ウルギュップ、ウチヒサール、アヴァノス、ネヴシェヒルと5つの町があります。

郷土料理の代表的なものの一つに羊肉や野菜を素焼きの壺に入れて焼いたあと壺を目の前で割る実演をしてくれるテスティ・ケバブという料理があるのですが、その素焼きの壺ができるのは焼き物の元になる土があるから。アヴァノスの町では、町のわきを流れるクズル・ウルマック(赤い川)の底土を使って昔から焼き物が作られてきています。
このアヴァノスの町の近くに「BORA UNDERGROUND YERALTI KAYA」という洞窟レストランがあります。

岩山の横の扉から入ると細い通路があり、少し進むと広いホールへ出る造りになっています。そこでは石を削って掘り出されたテーブルとイスが、お腹をすかせた人々を待っていますよ。グループごとに丸く囲まれている作りもうれしいですね。

カッパドキアにある「ギョレメ野外博物館」では洞窟を利用して作られた古い教会を見学できます。いくつもある洞窟教会の一つでも、やはりこのように削りだした古い石のテーブルとイスを見ることができるんですよ。
洞窟の雰囲気を楽しんでくださいね。

「トルコで川マス?」と思っていたら

「トルコで川マス?」と思っていたら

写真:万葉 りえ

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トルコというと肉料理ばかりだと思いがちですが、現在のトルコでは鮮度が良くておいしい魚料理が見逃せなくなってきているんですよ。カッパドキアを流れる川や数々の池は、魚の恵みももたらせてくれるんです。

写真の料理は「アルバルック・タヴァ」。アルバルックとはマスのこと。
「トルコで魚料理だなんて…」と思われるかもしれませんが、、この川マス料理の美味しさには驚きますよ!臭みがなく香ばしい。しかも、シンプルな調理方法なので、魚そのものの美味しさがしっかり伝わってくるのです。

トルコの内陸部では魚料理の歴史が浅いそうですが、これを味わったら、グルメの国で魚料理が広まったことをうなづけるはずです。

食後にうれしい、あっさりスウィーツ

食後にうれしい、あっさりスウィーツ

写真:万葉 りえ

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トルコのスウィーツの中には甘すぎではないかと思うものもありますが、種類も多く、日本人になじみやすいものもたくさんあるんですよ。

写真のスウィーツは、トルコ風のライスプティング。
甘いカスタードで、米を煮て作られています。クリーミーなのに優しい甘さで、程よい米粒の感覚を残しながらもつるんと喉を通っていきます。トルコ風ライスプティング「ストゥラッチ」は日本人におすすめ!

アンズの花が咲き乱れる地は、ドライフルーツの宝庫

アンズの花が咲き乱れる地は、ドライフルーツの宝庫

写真:万葉 りえ

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春にカッパドキアを旅すると、あちこちでアンズの花が咲いているのを見かけます。まるで日本の桜の花のよう。食用にできるので昔から植えられてきたのでしょう。

干しアンズ以外にも、ピスタチオ、ヘーゼルナッツなど、トルコはドライフルーツやナッツ類がとても豊富な土地なんです。それらを使ったスウィーツもいいですね。

ホテルの朝食でも、観光地の露店でも、たくさんのドライフルーツやナッツが並んでいますよ。しかも日本よりかなり割安!1キログラム単位で売っていますが、半分の量でも売ってくれる店もあるので、ドライフルーツやナッツがお好きな方は忘れずに買って帰ってくださいね。

ブドウの産地はワインのふるさと

ブドウの産地はワインのふるさと

写真:万葉 りえ

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カッパドキア地方のお土産で人気が高いのが、この地方で作られるワインです。カッパドキアのワインについては、「鳩の谷を一望できる洞窟ホテル!『ウチヒサールカヤホテル』」のなかでふれているのでMEMOを参考にしてくださいね。

洞窟レストランでも、もちろんワインを楽しむことができます。お土産用に陶器のボトルに入ったワインもいかがでしょうか。カッパドキアの奇岩がデザインされているので、飲んだ後も思い出の品として残しておくことができるんです。

ウルギュップには老舗の大規模ワイナリーもあり、ウルギュップ観光案内所から歩いていける近さなので時間に余裕がある方は見学(有料)もいいかもしれませんね。

おわりに

洞窟ホテルに泊まる機会がなかったとしても、洞窟のレストランでこの地方の伝統的な洞窟の住まいがどのようなものだったのかを実感することができるのは嬉しいですね。

岩壁のごつごつした質感や外からの明かりが少ない様子などその雰囲気を楽しみながら、おいしい郷土料理もいただけるなんて一石二鳥。いえ、この辺りは陶磁器の産地なのでレストランの入り口にも皿などが飾られています。そんなアヴァノスならではの風景を味わえることも含めると三鳥かもしれませんね。

地図では「ALTINOCAK」という名のレストランで表示されています。入り口は別ですが、同じ岩山にあるのでご心配なく。
この土地ならではの洞窟の部屋と、おいしい郷土料理。ぜひとも洞窟レストランで、カッパドキアを満喫してきてください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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