幕末の要塞「品川第三台場」~お台場史跡巡りのススメ~

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幕末の要塞「品川第三台場」~お台場史跡巡りのススメ~

幕末の要塞「品川第三台場」~お台場史跡巡りのススメ~

更新日:2015/07/14 12:08

いなもと かおりのプロフィール写真 いなもと かおり 城マニア、観光ライター

多くの人で賑わう東京都港区台場、東京の観光名所として有名なレインボーブリッジの下にある「品川第三台場」という史跡をご存知でしょうか?江戸時代末期、外国船から日本を守るために砲台跡が築造されました。歴史好きにはたまらない!幕末の要塞を巡る旅にでかけてみましょう。

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広義の意味で、台場も「城」の仲間といわれています

広義の意味で、台場も「城」の仲間といわれています

写真:いなもと かおり

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1853年、ペリーの黒船来航に備え幕府はこの地に砲台を築きました。台場の数は、全国各地に約800基も存在するといわれています。

砲台の他に、土を高く盛った防御壁(土塁)や弾薬庫跡などがあります。史跡の名所は「品川第三台場」。なぜ、第三なのかというと、当初は第11基まで築造を予定されていましたが、計画途中での築造中止や、のちの撤去を経て、現在は「第三台場」と「第六台場」のみが残されています。

「第六台場」は立ち入り禁止となっていますが、「第三台場」は昭和3年に東京都によって整備され公園となり、貴重な台場跡地が見学できるようになっています。

ちなみに、台場とは広義の意味で「城」の一種とされています。「城」というと天守閣を想像すると思われますが、細かい定義はないものの、敵から守ることを目的とした防御施設を城と呼ぶため、台場も仲間に分類されます。

外国の脅威にも屈しない日本の強み

外国の脅威にも屈しない日本の強み

写真:いなもと かおり

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第三台場は、1辺が160メートル四方の石垣と土塁によって守られています。「土塁」とは外側の攻撃から守るために設けられた防御壁です。高さは5〜7メートル。その高さからも要塞の強さを感じ取ることができますね。中は窪地となっていて、戦が行われた時には中で火薬を詰めるなど戦うための準備などがされる場所となっていました。

開国を迫り、翌1854年黒船が来航しましたが、ペリーは品川沖までやってきたものの、横浜まで引き返します。もしかしたら、大砲の効果があったのかもしれないと言われているそうです。

砲台・弾薬庫跡・陣屋跡など…残された史跡

砲台・弾薬庫跡・陣屋跡など…残された史跡

写真:いなもと かおり

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公園には砲台跡が再現されています。台場の遺構は、弾薬庫跡が5カ所、かまど場跡、中央には守備兵が休憩する陣屋の礎石などが見学できます。立ち入り禁止の場所ではありますが、北側に石組みの船着き場跡も残されています。

ピクニックや散歩に来た家族連れやグループを多く見かけます。緑も多く、海や砂浜も目の前にあるため、地域の住民にも愛されている公園のようです。

アクセス:
◆ゆりかもめ(新橋〜豊洲)「お台場海浜公園」下車徒歩12分
◆りんかい線 「東京テレポート」下車徒歩15分
◆東京水辺ライン(両国・浜離宮・葛西臨海公園行)「お台場海浜公園」下船
◆都観光汽船(船の科学館ライン)「お台場海浜公園」下船

レインボーブリッジを歩いて渡ろう

レインボーブリッジを歩いて渡ろう

写真:いなもと かおり

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台場公園を探索する際は、是非レインボーブリッジの遊歩道もご利用下さい。

歩いて渡ると「第三台場」の全体を見渡すことができます。また台場北側にある船着き場跡を、橋から見学することもできます。さらには、立ち入り出来ない「第六台場」全体も見渡すことができ、幕末が生んだ台場の姿をあじわうことができます。

遊歩道の存在は意外と知られておりませんが、レインボーブリッジからの眺めは景色も良く、海風が心地よいです。散歩だけでも気分が高揚します。なお、自転車に乗って通行できないためご注意下さい。

レインボーブリッジ遊歩道
◆営業:9時〜21時(11月〜3月は10時〜18時)
◆休業:第3月休、定休が祝は翌休、悪天時は休
◆料金:無料
※詳しくはリンクしたサイトをご参照下さい。

幕末の要塞探索の締めくくりは美しい夜景

砲台場跡での史跡巡りはいかがだったでしょうか?

夜景を鑑賞するにはもってこいの場所、お台場。実は、ひっそり史跡が隠れていると知ったら、何倍も楽しめるかもしれません。この夏、家族で、友達と、一人でも楽しめるオススメの史跡観光スポットです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/01 訪問

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