日野宿本陣は都内に唯一残る江戸時代に建てられた本陣の建物だそうです。本陣とは、 江戸時代に宿場で大名や旗本、幕府役人、勅使などの宿泊所として指定された家です。
現存する日野宿本陣は、もともと本陣を補佐する脇本陣と定められていましたが幕末には本陣と呼ばれていたようです。
幕末、日野宿は名主の佐藤彦五郎が自宅兼本陣として使用していました。佐藤彦五郎は天然理心流の近藤周助に入門し、自宅に道場を開きます。その道場に入門してきたのが、近藤勇、沖田総司で、さらに近所に住んでいた土方歳三、井上源三郎を加え、後の新撰組の中心となる人物がここで育ったのです。
日野宿本陣の中は見学することが可能で、ガイドの方が案内してくださいます。
日野宿本陣の道路を挟んで反対側にある「ひの図書館」に「甲州街道日野宿問屋場・高札場」の碑があります。図書館にも新撰組関連資料や蔵書があり、展示してあります。また、数軒となりにある日野宿交流館も観光案内書および日野宿の歴史や文化を紹介する展示室となっていますので合わせてお寄りください。
日野宿本陣のすぐ近くに「佐藤彦五郎 新撰組資料館」があります。日野宿や佐藤彦五郎関連の資料を中心に、道場で育った新撰組の資料が展示されています。
こちらは佐藤家の子孫の方が住居の一部を資料館にされているので、開館日を確かめてからご訪問ください。
井上源三郎資料館も子孫の方による説明を聴きながら資料を見学できます。
井上源三郎の書簡類が多く展示してあります。
新撰組の文字である「誠」が堂々と描かれているので、まさに新撰組ゆかりの地といえます。
近くには井上家の菩提寺があり、井上源三郎のお墓もあります。
日野市は子孫の方が公開している施設が多く、直接案内をしてくださいます。全ての施設を同日に廻ることができるように、それぞれ開館日を合わせています。
館内は撮影禁止となっているため、館内の写真をご覧いただくことはできませんが、現地を訪れられてじっくりとご見学ください。
また以前に紹介させていただきました「新撰組ファン必訪!東京日野市、土方歳三の生地をめぐる」も併せてご覧下さい。
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(2024/4/26更新)
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