世界一のデパートがイギリスに!セルフリッジズの魅力

世界一のデパートがイギリスに!セルフリッジズの魅力

更新日:2018/07/19 15:30

Akiko Nilsenのプロフィール写真 Akiko Nilsen 世界遺産検定2級
イギリスのロンドン、オックスフォードストリートに構えるデパート「セルフリッジズ」は洗練された上品な雰囲気と、常に流行の先端を追い求め、新しいスタイルを追求することからロンドンっ子に大人気のデパートです。

ロンドンと言えばハロッズが有名ですが、実は地元の人やオシャレな若者で賑わうのはこのセルフリッジズなのです。

今回はそんなセルフリッジズの魅力に迫ります。

セルフリッジズとは

セルフリッジズとは

写真:Akiko Nilsen

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セルフリッジズ(Selfridges)とは、アメリカ人の創設者Harry Gordon Selfridge氏が世界一のデパートを作る!という信念のもと、ロンドンの目抜き通りであるオックスフォードストリートにオープンさせたデパートです。1909年にオープンし、世界大戦や世界恐慌といった数々の苦難を強いられながらも現在まで100年以上にわたって、ロンドンの人々に愛されています。

セルフリッジズはイギリスが持つ伝統的で上品なスタイルに、海外のエッジの効いたデザインを取り入れた唯一無二のデパートです。

常に流行の最先端を追い求め、ロンドンのファッションをけん引するこのデパートは、なんと世界30か国、そして400近くもの、現在の商業界をリードする重要なリテイラー達から成る国際デパート協会から「世界で一番のデパート」という称号を世界で唯一、三度も取得しました。他のデパートに勝る世評の高さ、アイコンにもなっている黄色いショッピングバッグをはじめとしたブランド力が世界中の人々を惹きつけていること、そして品揃えの豊富さとセンスの良さ、顧客満足度の高さからその称号が与えられ、まさに世界一のデパートとして君臨しています。

あのデパートのシステムを作ったのもセルフリッジズ

あのデパートのシステムを作ったのもセルフリッジズ

写真:Akiko Nilsen

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現在どのデパートも、1階には化粧品売り場が並んでいます。これはいつから、どこから始まったのでしょうか。

実はこれ、このセルフリッジズが始めたものなのです。

今でこそ、化粧品をデパートで買うのは当たり前ですし化粧品売り場が1階にある理由として
購買層の多くを占める女性を惹きつけるためや、化粧品の匂いがこもるのを防ぐため、などと言われていますが100年ほど前は、化粧は男性や他の人に見られるべきものではない!と考えられていました。そのため、人前で堂々と化粧品を買うなどご法度だったのです。当時は化粧品売り場はデパートの一番目立たない奥にひっそりと設置されていました。

現在も時折警察の馬車が通るロンドンですが、当時のロンドンでは馬車が現在の車の代わり。馬車で困るのは・・・そう、馬のフンが道端に落ちること。当時はオックスフォードストリートも、馬のフンのニオイで充満していました。それに気づいたHarry氏が、そのニオイをデパート内に持ち込まないように消臭のために化粧品売り場、特に香水のエリアを入口に設けたのです。もちろん、最初は反発や驚きが大きかったものの、これを機に女性が堂々と化粧品を買うことが出来る風潮にもつながったのです。

現在のセルフリッジズも、入口を入ってすぐの場所は香水エリアとなっています。

イギリスでのウィンドウディスプレイの祖

イギリスでのウィンドウディスプレイの祖

写真:Akiko Nilsen

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季節によって様々に表情を変え、通る人々の心を満たしてくれるウィンドウディスプレイもイギリスではセルフリッジズが最先端です。当時、パリで人気のあったこのウィンドウディスプレイを積極的に取り入れたことで、このウィンドウはセルフリッジズの代名詞ともなるようになりました。

現在でも最も注力されているディスプレイは、基本的にシンプルでロンドンならではのコンテンポラリーなデザインが取り入れられています。そしてウィンドウに限らず、店内の至る所にオシャレな装飾がされているのもセルフリッジズの魅力です。

ロンドンに訪れた際は、例えお買い物の予定が無くても是非見に行ってほしい所のうちの一つです。

もちろん品揃えは文句無し

もちろん品揃えは文句無し

写真:Akiko Nilsen

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デパートとしての本質、品揃えに関してですがこちらももちろん文句無しです。デパートの1階には、CHANELやGUCCIをはじめとした世界の一流ブランドが揃っており、その奥にはTOPSHOPやH&Mなどのファストファッションが並びます。化粧品売り場にもトップブランドが並び、何でも揃っていますので、買い物に便利です。

また、奥に進むとチョコレートを中心としたエリアがあり、ロンドン発のブランドも多くありますので、お土産にも最適なチョコレート類が手に入ります。

更に奥のフードホールには、新鮮なベーカリーや、デコレーションが可愛いカップケーキ屋さんなどが並び、いわゆるデパ地下のようになっています。軽食や飲み物などもここで手に入りますので観光やショッピングの一休みにも使える便利なエリアです。

レストランも洗練された雰囲気に

レストランも洗練された雰囲気に

写真:Akiko Nilsen

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セルフリッジズには4th floor(日本でいう5階)にレストラン街があります。ロンドンで人気のチェーン店や、レバノン料理など日本ではあまり食べられないようなレストランが揃っています。街中にあるお店と同じチェーン店でも、セルフリッジズ用に特別な料理があったり、雰囲気が上品になっているので、手ごろな値段でリッチな雰囲気を感じられる穴場スポットです。

休憩に便利なスターバックスもありますし、のんびりと開放感あふれる席で観光やショッピングの疲れを癒しましょう。

まとめとして

セルフリッジズは、高級感がありながらも手軽に楽しめることが満載です。高級ブランドからお手頃な雑貨、ここでしか手に入らないスイーツなど何でも手に入るため、ここで丸一日過ごすことができます。是非、時間を取ってショッピングを楽しんでください!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/08 訪問

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