時空を越えて愛される回遊式日本庭園!名古屋 「徳川園」

時空を越えて愛される回遊式日本庭園!名古屋 「徳川園」

更新日:2012/11/28 12:06

安藤 美紀のプロフィール写真 安藤 美紀 おこもり温泉宿探求家、おいしいもの探検家
名古屋城の東約3kmの場所にある「徳川園(とくがわえん)」。元々は、徳川家康の孫、光友が自分の隠居所として建てたお屋敷です。名古屋市がその後、改修整備を行い「徳川園」として一般解放しました。高低差のある地形や、生い茂る樹木、立体的な大きな岩組みが特徴。四季により咲く花や景色が変わります。滝から弾け飛ぶ水しぶきも涼やか。マイナスイオンをたっぷり浴びることが出来ますよ(^-^ )/

伝説に基づき作られた「龍門の滝」

伝説に基づき作られた「龍門の滝」

写真:安藤 美紀

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徳川園の入り口近くにある大きな滝が「龍門の滝」です。この滝は、鯉が滝を登り切って、竜になったという伝説(登竜門伝説)に基づき作られました。


徳川光友の屋敷で使われていた滝の岩を使用し、徳川園で再現しています。

この滝は30分に一度、一気に水流が増え勢いよく流れ出します。ザザザーという滝の音とともに、涼しい風が吹いていて、とても癒されます!

大空襲の焼失を免れた貴重な遺産「黒門」

大空襲の焼失を免れた貴重な遺産「黒門」

写真:安藤 美紀

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徳川園の入り口にあるのが、大きくて茶褐色の「黒門」です。昭和20年の大空襲で焼失の被害にあわなかった貴重な遺産として、人気の撮影スポットでもあります。
武家の面影を今でも伝えてくれる、黒門。歴史ロマンに浸ることが出来ますよ(^_^)

エメラルドグリーン色の湖と緑が美しい、龍仙湖

エメラルドグリーン色の湖と緑が美しい、龍仙湖

写真:安藤 美紀

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徳川園の中心的な存在が、この龍仙湖(りゅうせんこ)。海に見立てあり、黒松を背にして浮かぶ島々を岩で再現したり、舟小屋のある渡し場を巡ることが出来ます。

この水は、地下水を水源としていて、大きな鯉も泳いでいます。エメラルドグリーンの木々が反射する姿は、見応え十分!

ゴツゴツとした岩肌を流れる「虎の尾」

ゴツゴツとした岩肌を流れる「虎の尾」

写真:安藤 美紀

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徳川園では、下から岩が突き出た小川を、虎の尾(とらのお)と呼んでいます。この辺りは、秋になるともみじが美しく咲きますが、もみじが散り、水流に乗って龍仙湖へと注ぐ景色が“虎の尾”のようだとうことで名付けられました。

「虎の尾を踏んではいけない」ことから、「川に足を踏み入れてはいけない」とも言われています。

落差6m、大曽根の滝!

落差6m、大曽根の滝!

写真:安藤 美紀

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虎の尾を登り切ると、落差6mの滝が見えてきます。この滝が「大曽根の滝(おおぞねのたき)」。三段組になっているので、上・中・下と滝から流れ落ちる水しぶきが様々な表情を見せてくれます。龍仙湖の水面からの標高差は、11m。名古屋の中心地とは思えない、見事な滝を見ることが出来ます!


徳川園の入場料は300円。実は、名古屋城の入場券(500円)とセットで買うと640円になるので、どちらも見たい方は最初にセットで買うとお得になります。(後から買うと安くならないので、注意してくださいね。)

また、名古屋へご旅行の際には、名古屋市が運営している“メーグル”というバスを使うと便利。1ルート200円で、1日乗車券だと500円。観光地のすぐ前まで連れていってくれますよ(^○^)


徳川園は、江戸時代の風流を感じる事ができる、全国でも珍しい観光スポット。同じ敷地内には、徳川家秘蔵の品が展示してある「徳川美術館」もあるので、歴史好きの方は、訪れてみてはいかがでしょうか。歴男・歴女は必見ですよ(^-^)

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/08/25 訪問

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