お宝探しに出かけよう!小江戸川越、二大蚤の市とグッとくるアンティークな街めぐり

お宝探しに出かけよう!小江戸川越、二大蚤の市とグッとくるアンティークな街めぐり

更新日:2015/07/12 14:10

藤谷 愛のプロフィール写真 藤谷 愛 地方移住ブロガー
小江戸川越といえば「時の鐘」の存在や「蔵」の町並みとしてあまりにも有名な観光地。
江戸時代に江戸を守る要衝として、有力な大名が配置されるようになってから、この街の今に続く発展がはじまりました。
現在に至っても、100年以上の歴史を持つ商店などが普通にあり、まさに町自体が「アンティーク」の風格を備えています。

今回は、そんな川越のディープな「アンティーク・ワールド」をご紹介したいと思います。

川越最大の骨董市「川越成田不動尊の蚤の市」でお宝を狙え!

川越最大の骨董市「川越成田不動尊の蚤の市」でお宝を狙え!

写真:藤谷 愛

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毎月28日、会場である成田山川越別院の境内には、100以上の骨董ブースが所狭しと並び、賑やかに蚤の市が行われています。日本の骨董品が中心で、陶器や時代着物のほか、中には甲冑をドーンと飾っているブースも。欧米のアンティークやビンテージ品も時折並び、スージー・クーパーなど人気の陶器を扱っているブースもあるので、コレクターは見逃せません!

この日を狙ってきている常連さんもいれば、たまたまこの日に訪れていた観光客もいて、狭い通路はとにかく人でいっぱい。最近では外国人客もいますが、ほとんどが日本在住の人たち。「いい商品がお手頃でたくさんある」との感想なので、外国からのお客さんを案内するにもお勧めの場所です。

混雑を避けたいなら、とにかく朝早くに来場することをお勧めします。
蚤の市の開場は朝5時。まさに「早起きは三文の得」。お宝も早めにゲットしてしまいましょう!

庶民的な縁日と蚤の市が楽しめる「蓮馨寺の呑龍デー」

庶民的な縁日と蚤の市が楽しめる「蓮馨寺の呑龍デー」

写真:藤谷 愛

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蓮馨寺は450年以上の歴史をもつ浄土宗のお寺。こちらの蚤の市は、「呑龍デー」とも呼ばれます。この蚤の市の名前でもある呑龍上人は、飢餓などで苦しむ貧しい人たちを助けた僧として知られています。
そういった歴史もあるのか、蓮馨寺の蚤の市は庶民的で、出店者はプロの骨董屋ではなく、家の中に眠っていた着物や陶器などを売っている年配の方が多く見られます。また、使わなくなった着物や洋服の生地を再利用して作ったバッグや編み物品なども並びます。

参道にはプロの屋台が数軒並びますが、お漬物や海藻、竹かご屋さんの風景は「ザ・昭和」。懐かしい時間を過ごせること間違いなしです。

ビンテージ雑貨を眺め、ほっこりカフェタイム「CAFE1925」

ビンテージ雑貨を眺め、ほっこりカフェタイム「CAFE1925」

写真:藤谷 愛

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蓮馨寺の裏通りに位置する「CAFE 1925」。1925年築の建物を店舗にしているのが店名の由来です。建築当時はダンスホールとしてスタートしました。その後、店舗や倉庫、そして住居といろいろな変遷を辿り、現在のカフェレストランに至ります。

店内にはオーナーさんが収集した古道具がたくさん飾られています。皆さんが座ることになるカフェの椅子も含め、店舗内の家具や雑貨は全て販売可能!もし、お気に入りのものがあれば、店員さんに価格を尋ねてみてくださいね。また、カフェの隣にはアンティークショップ(定休日は日、月曜日)もあるので、そちらも必見ですよ。

ランチはパスタ中心のメインを選び、サラダ、デザート、飲み物が付く1,100円からのセットとなります。
ランチの時間帯以外ではケーキセットなどもあるので、街歩きの合間に一息つくにも最適の場所です。

【店舗情報】
「CAFE1925」
〒350-0066 埼玉県川越市連雀町32-1
営業時間:11:00〜16:30(ランチは11:30〜15:30まで)
定休日:月・木(祭日が重なった場合は営業し、翌日休み)

超希少な時代着物が揃う「日なた」

超希少な時代着物が揃う「日なた」

写真:藤谷 愛

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最近のハンドメイドブームに乗って和布のハギレや時代着物を販売するお店も増えてきましたが、上質の時代着物を大量に扱うお店はなかなかお目にかかれません。

「日なた」では帯や着物も1,000円程度のものから、高級品になると龍村平蔵の帯まであるという幅広い品揃えが特徴です。年代も古くは明治初期からあり、昔ながらの草木染めの着物など、見るだけでもうっとりするような色柄のものがズラリと並びます。

多くのお客さんが気に入った柄の着物でバッグを作ったり、吊るし雛を作ったりするそうですが、ワンピースなどに仕立て直しても素敵に映えるデザインが多いので、ここでお気に入りの生地を探し、世界で1着の洋服に変身させてみるのもいかが?

【店舗情報】
着物・古布・絣「日なた」
〒350-0057 埼玉県川越市大手町3-14
営業時間:10:00〜17:00
定休日:水曜日

その存在自体がもはやアンティーク!「川越スカラ座」

その存在自体がもはやアンティーク!「川越スカラ座」

写真:藤谷 愛

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2015年が開館110周年という川越スカラ座。明治38年当時は寄席としてスタートし、大正時代に演芸館、昭和15年には映画館となり、各時代のエンターテイメントの場として川越に根ざし営業してきました。
建物自体は何度か改修されていますが、館内のお菓子売り場やロビー、そして上映場は独特の世界を醸し出し、流れる空気感は昭和そのもの!

単館上映の映画館の為、古今東西を問わず、幅広い映画ファンの要望に沿えるような作品選びをしており、日本ではなかなか見られないようなマイナー作品の上映もしばしば。毎年秋には、年配者が列をなして鑑賞に訪れる「ナツカシ」と呼ばれるイベントがあり、昔懐かしい日本の名画を一気に上映します。趣向を凝らしたイベントがたくさんあるので、記事の最後にある「MEMO」のリンクから定期的にホームページをチェックすることをお勧めします。

川越観光の最後に昭和のノスタルジーに浸って映画鑑賞なんて、素敵な一時ですよ。

川越は、アンティークをテーマに1日過ごせる街

川越は古くから続く職人と商人の街。紹介したのはほんの一部で、まだまだ沢山のアンティーク関連のショップがあります。レトロな町並みの中での宝探しをぜひ楽しんで下さい!

掲載内容は執筆時点のものです。

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