写真:ふるかわ かずみ
地図を見る博多駅から歩いて約10分の場所に住吉神社はあります。広大な敷地が広がる神社の入口は西門、南門、東口と3か所あります。本殿からまっすぐに伸びた西門(写真)が表参道になるので、できればここから入るといいでしょう。
鳥居をくぐるとまっすぐに伸びた参道は、緑豊かな木々に覆われ、鳥のさえずりを聞きながら歩くだけで癒されます。
この住吉神社は、全国に約2200社近くある住吉神社の中で一番古く、古書にも「住吉本社」と記載されてるそう。大阪の住吉大社、山口下関の住吉神社とあわせて、日本三大住吉となっています。
また古い地図によると、この辺り一帯は昔は海だったそうで、航海の神としても親しまれてきました。境内にはいくつか参拝スポットがありますが、まず本殿から参拝しましょう!
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るご祭神は底筒男神、中筒男神、表筒男神の住吉三神と、天照皇大神、神功皇后(じんぐうこうごう)の5柱あわせて、住吉五所大神と呼ばれています。古事記に登場する伊弉諾大神(イザナギノオオカミ)の禊祓(みそぎはらえ)によってこの住吉三神が生まれたことで、浄化の神として、私たちの心身の浄化と開運の恵みがご神徳とされています。
それに関連して祓えの神事では、6月と12月の末日には大祓式、7月30〜8月1日は「名越(夏越)大祓(なごしのおおはらえ)」があります。
人形の形をした紙に息をふきかけて、自分のけがれ(嘘や過ちなど)を人形に移して川に流すという神事「人形流し(ひとがたながし)」や、茅の輪(ちのわ)くぐりなどがあります。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る住吉神社は昔から相撲とも縁が深い神社。2013年には、横綱奉納土俵入りが日本相撲協会の公式行事に認定されたことを記念して、立派な古代力士像も建立されました。制作は日本を代表する人形師・彫刻家親子によって制作されたものだそう。
近づくと筋肉ムキムキの妙にリアルな力士像に圧倒されます。睨みをきかせて両手を広げてる姿は、今にも動き出しそうなほど。
よく見るとこちらの手のひらには「力」という字が彫ってあります。この力士の手と自分の手をあわせると、その力(パワー)がもらえるとか。せっかくなので、怖がらずソッと手を合わせてみては?
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る境内にはもう1つ、商売繁盛の神と知られるヱビス様が祀られた一角があります。南門近くにある「三日恵比須神社」です。
境内には、かわいらしい笑顔の恵比須大神(えびすのおおかみ)の像が祀られています。こちらのエビス様、それぞれの部位別に触ることで良いとされています。
●顔・・家内安全
●お腹・・病気退散
●鯛・・招運・商売繁盛
●腕・・交通安全・技能向上
満面の笑顔のエビス様を見るだけでもご利益ありそうです。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る最後に案内するのは住吉神社の中でも最も古いとされている神社です。西門を出て道路を挟んだ向かいに、これまで説明してきたイザナギノオオカミが禊払いをした池といわれてる「天竜池」があります。かつてこの地まで満潮時の海が押し寄せていたという言い伝えからきてるようです。
そしてアーチ型の小さい橋を渡るとその向こうに「天津神社(あまつじんじゃ)」がひっそりと佇んでます。見た目もかなり古そうな岩の祠で、創建の年代も不明とのこと。
こちらの天津神社にも時間があればぜひ散策してみは。
博多の街には神社が数多くありますが、住吉神社も古くからこの福岡の街を守護し、街の発展に貢献した神社として、そこに住まう人と共に現在に至ります。
博多駅からも徒歩圏内という好アクセスに、境内も広く、散策を楽しむだけでもいい気がもらえそうです。近くにはキャナルシティやバス1本で天神にも行けるので、お買いものの合間に憩いのオアシスとして立ち寄ってみてください。
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(2024/3/29更新)
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